竜姫アーニャ
龍公主 安妮
0% |
やっと解放されたんですね!ありがとう、王子さま……! 您終於解放人家了!謝謝您,王子殿下……! |
15% |
もう竜人族と人間が爭う必要なんてないんですよね? 龍人族和人類已經沒必要再有紛爭了對吧? |
30% |
これからは恩返しとして、王子の為に頑張りますね! 人家之後會為了王子努力,當作報恩! |
50% |
醜いときのあたしを、王子さまは側に置いてくれた……。 我以前那麼醜陋,王子殿下還願意讓我在您身邊…… |
60% |
これからは共に共存できる世界になりますよね? 世界之後會變得彼此都能共存對吧? |
80% |
あたしが王子さまの子供を産んで、その子を懸け橋にします! 人家要為王子殿下生個孩子,把他當成兩個種族交流的橋樑! |
100% |
もう決めたんです!だから逃げないでくださいね、王子さま! 人家已經決定了!所以請您不要逃跑喔,王子殿下! |
副官 | 待っていましたよ、王子さま! 今日は何をする予定ですか? 王子殿下,我等您好久了!今天您有什麼行程嗎? |
事件一
聽見有人開心哼著歌,我循聲找人,
發現是安妮在邁著跳步。
ご機嫌な鼻歌が耳に入り、その先を辿っていくと
アーニャがスキップしながら歩いていた。
「哼——哼哼——? ……啊!王子殿下!」
「ふーんふんふーん?……あ! 王子さま!」
我一問她「心情還真好啊?」
安妮便露出滿面笑容點點頭。
隨分とご機嫌だな? と聞くと、アーニャは満面の笑みを
浮かべて頷いた。
「詛咒解除了,我也自由了!
心情真的很高興……」
「呪いが解かれて自由になったんです!
なんだかそれが嬉しくって……」
本來她一直是龍的樣子,現在封印解除,
從德拉尼亞變回了安妮。
對她而言,被封印那時應該相當艱辛吧。
ずっと竜の姿のままだった彼女は封印が解かれ、
今ではドラニアから竜姫アーニャとして生きている。
彼女にとって、その時の姿は辛いものがあったのだろう。
「今後我就能對王子報恩……
沒有比這更令人感到幸福了!」
「これから王子さまにちゃんと恩返しもできるし……、
これほど幸せなことってないです!」
安妮笑得天真無邪的樣子很是可愛,讓我不禁想抱緊她。
受到照映天空的藍眸吸引,
我自己也感覺像是被安妮給牢牢抓住。
無邪気に笑う彼女が愛らしく、思わず抱きしめたくなる。
空を映したようなブルーに吸い寄せられるように、
俺自身アーニャに囚われているような感覚になる。
「要是和王子殿下一起,不管哪裡我都會跟過去了!
我的心意,和以前模樣時一模一樣。」
「王子さまと一緒なら、どこにだってついていきますから!
その気持ちは、前の姿の時と同じです」
完全沒有別開視線,安妮直勾勾地看著我,說得很堅定。
雖然樣子不同,但是充滿決心的眼瞳和先前的樣子一模一樣。
視線をそらすことなく、アーニャが俺を見據えて言い放つ。
姿は違うものの、決意のこもったその瞳は前の姿と同じだった。
我感到很開心,對著在面前露出微笑的安妮回以笑容。
それが嬉しく、俺は目の前で笑いかける彼女に
笑みを浮かべた。
事件二
安妮的求愛行為,似乎是一天比一天激烈。
アーニャの求愛行動は、日を追うごとに
激しくなっていってる気がする。
是不會覺得厭惡,但偶爾會覺得自己的體力有點吃不消。
嫌ではないが、たまに自分の體力が持つかどうか
心配だ。
「王、子、殿、下!」
「お?う?じ?さ?ま!」
正當我還在想時,安妮就隨著輕快的腳步聲,
從後面把我從背後抱得老緊。
そう思っていると、軽快な足音と共にアーニャが
後ろから抱きついてきた。
她人抱著我,吊在我背後對我說道:
それを抱き留めつつ、彼女がその後ろにぶら下がった
狀態のまま話しかける。
「抓到王子囉!我找您好久了喔?」
「捕まえましたよ! 探したんですからね?」
我一問「是不是有什麼事情?」
安妮便有些驚訝地回答「沒有啊?」
なにか用でもあったのか? と聞くと、アーニャは
きょとんとした顔で、いいえ? と答えた。
「我只是想見見王子呀!這樣子不行嗎?」
「ただ王子さまに會いたくて! それじゃだめですか?」
安妮直來直往的回答,讓我露出苦笑。
「這樣不行啦。」我回覆道。
安妮笑臉盈盈,非常開心。
ストレートな彼女の答えに、俺は苦笑を浮かべる。
駄目じゃない。と返すと、アーニャは目に見えて嬉しそうに
笑った。
她的笑臉讓我完全忘記自己想要講些什麼了。
回過神來,心想說不定在我心中,安妮的存在很大。
我拿安妮沒轍,嘆了口氣。
その笑顔に、思わず言おうとした言葉を忘れてしまう。
気付けば自分の中で、アーニャの存在は大きいのかもしれない。
と、俺はやれやれとため息をついた。
「我和王子殿下可是創造未來的關鍵呢。
您當然會陪我的對吧?」
「私と王子さまは未來を創る鍵になるんですから。
もちろん付き合ってくれますよね?」
就算我有所回覆也沒什麼意義吧,
因為在她心中早就有答案了。
どうせ返事を聞いたところで、彼女の中で答えは
決まっているのだから意味ないだろう。
我緊緊抱住安妮,
像是要回應注視著燦爛未來的她。
俺はこの先の明るい未來を見據えた彼女に、
応えるようにアーニャを抱きしめた。