帝國軍師レオナ
帝國軍師 里歐娜
0% |
……力は貸そう。だが、私の白の帝國への忠心は変わらない。 ……我會幫助你的。但是,我對白色帝國的忠心不會改變。 |
15% |
貴様の力は認めている。その甘さだけは解せんがな。 我承認你很有實力。不過你的天真,我就不懂。 |
30% |
……貴様と居ると調子が狂う。 ……我人只要和你一起,步調就會大亂。 |
50% |
それが貴様の覚悟だと? 私には納得しかねるな。 你說那就是你的覺悟?我無法茍同。 |
60% |
……ほう、イザベルよ。そんな表情もできるのだな。 ……看看妳,伊莎貝爾;妳也能做出那種表情啊。 |
80% |
リーゼロッテまで……。成る程、あの男の影響なのだな。 連莉潔洛特都……原來如此,是他的緣故對吧。 |
100% |
貴様の行く末を見屆けてやろう。……あくまで帝國の為、だからな。 我就看看你的下場是個什麼樣子。……畢竟這可是為了帝國。 |
副官 |
帝國の為に協力してやるだけだ。分かったら、さっさと指示を出せ。 我只是為了帝國,才好意協助你的。知道的話,就快點給指示。 |
事件一
「……搞不懂。
我是完全不知道你腦子裡在想什麼啊,王子!」
「……解せん。
全く以て理解に苦しむぞ、王子!」
有事情而來了一趟王城的里歐娜,
草草結束掉安娜的導覽,便來到我的房間,
而且還是一來就拉高音調,唐突地說出前面那句話。
訳あって王城に來訪していたレオナは、
アンナによる王城の案內もそこそこに俺の部屋にやってくると、
聲を荒げながら唐突にそんなことを言った。
「你的戰力……我是見識到你和那群同伴有多厲害了。
原來如此,很難說你有做好集團統帥,
不過個別成員的能力讓人相當驚訝。」
「貴様の戦力……仲間とやらの力は見せてもらった。
成る程、集団としての統率が取れているとは言い難いが
個々の能力には目を見張るものがある」
「兵將的實力,也能直接算做你自身的力量。
看來你們不像是個小國,還算有兩把刷子。」
「兵の力は、そのまま貴様自身の力でもある。
小國だてらに少しはやるようだな」
「不過還搆不著我們帝國的腳底就是。」補上這一句,
里歐娜又繼續說道:
まあ我が帝國の足元にも及ばぬが、と付け足して、
レオナはさらに言葉を続ける。
「但是為什麼?
你有那麼強大的力量,
為什麼不向世界誇耀?」
「だが何故だ?
貴様は斯様な力を持ちながら、
どうしてそれを世界に誇示しない?」
「擊退魔物後支配世界的,是白色帝國。」
“魔物を退けた後の世界を支配するのは、白の帝國だ”
……我想起過去彼此敵對時,
里歐娜是那麼說的。
……かつて敵として相見えた際、
レオナがそう口にしていたのを思い出した。
「只要掌握世界的霸權,就不會被任何人剝奪……
要守護你珍重的同伴也將會是件雞毛蒜皮的小事。」
「世界の覇権を握れば、何者にも奪われることはない……。
貴様の大事な仲間を護ることだって容易い些末事となる」
「既然如此,為什麼你卻不那麼做?
你應該不是不懂我在說什麼吧?」
「だというのに、何故貴様はそうしない?
私の言うことが理解できない訳ではないだろう?」
里歐娜不知道為何,看起來很火大。
レオナは何故か、怒っているようだった。
——帝國的作法和我合不來。
我只回了這麼一句,
里歐娜眼中的怒火就燒得更旺了。
——帝國のやり方は俺には合わない。
ただそれだけの言葉を返すと、
レオナは更にその瞳を怒気に染めた。
「所以你才廢得一無是處……
擁有力量,卻不足以當個霸者……
可惡……我怎麼會這麼煩躁啊!」
「だから貴様では駄目なのだ……。
力を持ちながら、覇者としての器には足らない……。
くそ……なぜこんなにも苛立つのだ、私は!」
里歐娜有意識地深呼吸,
想要平靜下這股無以言形的猛烈情緒。
得體の知れない感情の猛りを
彼女は意識的な深呼吸によって何とか
鎮めようとしていた。
些微的沉默佇立在我們中間,
里歐娜再度發言,將其趕散。
少しの沈黙が俺達の間にたたずんだが、
再びレオナの言葉がそれを追い払った。
「……我和你欠了幾次人情。」
「……貴様にはいくつか借りがある」
「之前,你爽快接納離開帝國的伊莎貝爾,
我到現在還是相當感謝。」
「かつて、帝國より離れていったイザベルを
快く迎え入れてくれたことを、私は今でも感謝している」
里歐娜說完,單手撫在自己的胸口上。
那應該是她在表達敬意。
レオナはそう言って、自分の胸元に片手を添えた。
それは彼女なりの敬意なのだろう。
「……所以這個提案,也是我最低限的溫情。
現在我再問你一次,王子……」
「だからこれは、私からのせめてもの溫情だ。
今一度問うぞ、王子よ……」
「……和你的屬下一同,降伏於我白色帝國。」
「……臣下と共に、我が白の帝國に降れ」
里歐娜直挺挺地定睛凝視我的雙眼,斷言說道。
レオナは俺の目を真っ直ぐ見據えて、そう言い放った。
「我不會像之前要你交出首級。
我會向皇帝陛下進言,讓你們有後路可退。
所以……」
「前のように首を差し出せとは言わん。
皇帝陛下には私から進言し、諸々を取り計らうつもりだ。
だから……」
為了制止里歐娜繼續發言,我搖了搖頭。
さらに言葉を続けようとするレオナを制するように、
俺は首を橫に振った。
「……這樣啊。
並非支配或者隸屬,只是希望同心協力是吧。
那就是你所做出的覺悟嘛……」
「……そうか。
支配や隷屬でなく、あくまで共闘を願うのだな。
それが貴様なりの覚悟だというわけか……」
里歐娜看來有些遺憾地微微低下臉,
但她隨即稍稍搖頭,再度擺出凜然表情,
將閃耀堅強意志的美麗深紫色雙眼對向了我。
レオナは殘念そうに僅かに顔を伏せたが、
小さく頭を振ると、表情を凜然としたものに改めて
意思の強さに輝いた美しい深紫の両眼を向けてきた。
「……我就暫先作罷,我們帝國是寬大為懷的。
要是你改變意思了,可以隨時找我。」
「……まあいい、我が帝國は寛容だ。
もし気が変わったら、いつでも私を呼ぶといい」
里歐娜離開了房間。
レオナは部屋を去っていった。
語氣雖然嚴厲,但我感覺她字裡行間,
有加了點體諒我的情緒進去。
口調は厳しかったが、彼女の言葉には、
どこか俺を思いやるような気持ちが
わずかに込められていたような気がした。
帝國的美麗軍師里歐娜。
我感覺自己稍微了解她一點了。
帝國の美しき軍師レオナ。
彼女のことが、少しだけ分かったような気がした。
事件二
「……打擾了,王子。」
「……失禮するぞ、王子」
當我正在思索今後和白色帝國的折衝,
里歐娜突然就過來了。
白の帝國との今後の折衝について思案していると、
突然レオナが訪ねてきた。
「沒什麼大不了的事情。
是想說偶而跟你聊聊天而已。
也是好久沒這樣慢慢聊了。」
「なに、大した用ではない。
たまには貴様と世間話でも、と思ってな。
こうしてゆっくり話すのも久しぶりだ」
「之前和你談過以後,
我心裡是試著想了不少……」
「前に貴様と話してから、
私の中でいろいろと考えてみたのだ……」
然後,里歐娜一臉爽快地告訴我:
そして、レオナは涼やかな顔でこう告げた。
「……我還是不能同意你的想法。」
「……やはり、貴様の考えは私には納得できない」
我感覺不到那句話裡,
有著像是上次那樣的騰騰怒氣。
その言葉には、
前回のような荒々しい怒気は感じられなかった。
語調輕鬆得,就像是她說的那樣只是聊天,
里歐娜繼續說道:
本當に、彼女が言ったような、
世間話でもするかのような軽やかさで彼女は言葉を続けた。
「制衡世界的國家只要有白色帝國一個就行了。
不如說我們才不可能會和其他國家聯手。
頂多就是會為一些無聊的政治鬥爭,從內部崩壞罷了。」
「世界を制する國家は白の帝國一つのみでいい。
むしろ他の國家と手を組むことこそありえん。
くだらん政略爭いで、內部から崩壊するのが関の山だろう」
果然,要和她們攜手合作
不過是癡人說夢而已嗎……
やはり、彼女たちと手を取り合うことなど
夢物語にすぎないのだろうか……。
如此想法略過腦海時,
里歐娜忽然故意清了清喉嚨。
そんな考えが脳裏に掠めた時、
レオナは突然、わざとらしい咳払いをした。
「……的確,你的想法我是不能同意。
是不能夠同意……不過如果只有一小部分,
我是會有所理解的。」
「……確かに、貴様の考えは納得できん。
納得はできんが……少しだけなら、
理解してやろうとも思う」
看上去有些害臊,里歐娜說道。
少し照れくさそうに、レオナは言った。
「最近我才注意到的。
伊莎貝爾的表情,比起以前要稍微柔和了一點。
我還真不知道那個死腦筋,會笑得那麼溫柔。」
「最近になって気付いたのだ。
イザベルの表情が、以前よりも少し柔らかいものになっていた。
あの堅物が、あんなにも優しい顔で笑うとは知らなかったよ」
里歐娜的口氣和表情,
見到老朋友不為所知的一面,她臉上洋溢喜悅。
レオナのその口ぶりと表情は、
舊友の知らなかった一面を見た喜びに染まっていた。
「還不只是這樣,莉潔洛特也是。
她看上去是那個樣子,個性又很認真麻利,
沒想到會對外人那麼敞開心房!」
「それだけじゃないぞ、リーゼロッテもだ。
彼女はああ見えて甲斐甲斐しい性格だったが、
まさかあそこまで他人に心を開くとはな!」
的確,伊莎貝爾等前任帝國軍人,
剛開始是有些不自在,但也漸漸放下心防,
現在已經是無可取代的好夥伴。
確かに、イザベルたち元帝國軍人は
始めこそぎこちなかったが、徐々に心を開いてくれて、
今ではかけがえのない仲間となってくれている。
「她們的感情表現也整個變了。
變得更豐沛、更溫柔……然後,變得更堅強。
我已經沒辦法否定理由了……就是你。」
「彼女たちの心の在りようはすっかり変わった。
より豊かに、優しく……そして、強くなった。
理由はもう、否定しようがない……貴様だ」
里歐娜指著我,如此斷言。
レオナは俺を指差して、そう言い放った。
「在我們帝國沒辦法得到的燦爛,
你居然這麼輕易地就給了她們……」
「我が帝國では得られなかった輝きを、
貴様はこうも容易く彼女たちに
與えてしまうとはな……」
「不要誤會了。
我剛才說的並不是要貶損帝國。
國家的優劣並非問題所在,這點我還知道。」
「誤解するな。
今の私の言葉が帝國をおとしめるようなことはない。
國の優劣が問題でないことくらい私にもわかる」
「但是,你給予她們的東西,它實際上是什麼,
現在的我應該是既沒辦法理解,也沒辦法茍同。
所以……」
「だが、貴様が彼女たちに與えたモノの正體は、
今の私には理解も納得もできないのだろうな。
だから……」
里歐娜故作威嚴地不接著說下去,
然後露出堅確的微笑,好像心意已決;她又說道:
レオナは勿體ぶるように言葉を切ると、
意を決したような確かな微笑をたたえながらこう語った。
「所以,我會再待在你這邊一陣子。
直到我得到,我能夠信服的答案為止……」
「だから、もう暫く貴様の側に置かせてもらおう。
納得できる答えを私が獲得する、その時まで……な」
里歐娜說完便摘下手套,
自行把右手遞向我。
レオナはそう言って手袋を外すと、
自ら右手を差し出してきた。
看到她的樣子,我的心裡
有股莫名的熱意不斷湧上。
その姿を見て、俺の心に、
ふつふつと熱い何かがこみあげてきた。
「哼、哼。你可別誤會了。我這可是
知曉敵國狀況的特殊任務,也就是為了帝國才有的行動!
所以,我才不是覺得你這家伙人很好……」
「ふ、ふん。勘違いされては困る。これは敵國の実態を
知るための特殊任務であり、ひいては帝國のための行動なのだ!
だから、別に貴様に心を開いた訳では……」
可能是有些不好意思,
里歐娜慌慌張張地想要遮掩;
我將雙手都放在她的手上,牢牢握住。
少し恥ずかしかったのか、
あたふたと取り繕おうとするレオナの手を、
俺は両手を添えて、しっかりと握った。
里歐娜一瞬間畏縮般地僵直了手,
但最後用了相當程度的力道回握了我的手。
レオナは一瞬ひるんだように手を強張らせたが、
やがて程よい強さで俺の手を握り返してきた。
——像這個樣子,總有一天我們就能和白色帝國攜手……
里歐娜手上的微溫,
讓我夢想到那般燦爛的未來。
——こんなふうに、いつか白の帝國と手を取り合える日が……。
彼女の手のほのかな溫かさは、
俺に、そんな輝かしい未來の姿を夢想させた。
事件三
「……話又說回來,
沒想到有一天能夠和你這樣放寬心說話。」
「……それにしても、
このように貴様と寛いで話せる日が來るとはな」
里歐娜放下斜拿的茶杯,
對著坐在對面的我擺出柔和的微笑。
傾けていたカップを置いたレオナは、
対面に座る俺に柔らかな微笑を向けた。
「要是還像以前那樣敵對的話,
應該是根本不會想到要企劃聯合演習吧。」
「以前のように敵対していたままであれば、
合同演習を企畫することすら
思いつかなかっただろう」
「雖然說是順水推舟而成,
能夠和貴國像這樣建立起合作關係,
身為白色帝國的一位軍師,現在我感到十分榮幸。」
「成り行き上のこととはいえ、
貴國とこうして協力関係に至れたこと、
今では白の帝國の一軍師として幸甚に思う」
措辭很是謙和,
但是里歐娜說話的語氣也相當平穩。
言葉遣いこそ謹厚ながら、
そう言うレオナの語気はあくまでも穏やかだ。
為了準備即將開辦的帝國和王國的聯合軍事演習,
直到剛才為止兩邊都還在唇槍舌劍地爭論著,
到了休息片刻的時候就能夠像這樣平穩地對話。
來たる帝國と王國との合同軍事演習の開催に向け、
先刻までは互いに激しく議論を戦わせていたのだが、
小休止となればこうして穏やかに対話ができる。
我任由自己的臉頰放緩,
為自己能夠和她建立出如此關係感到開心。
そのような関係を彼女との間に築けたことが嬉しくて、
俺は己の頬を緩むに任せる。
「——呵。什麼啊,一臉沒緊張感的樣子。」
「——ふッ。なんだ、その緊張感のない顔は」
不管自己人也很放鬆,
里歐娜對我的表情開玩笑。
己のことは棚に上げて、
レオナが俺の表情をからかう。
「你果然看不出來有資格當霸者。
在和他國使者會談當中,
居然會露出那種蠢樣讓人看見。」
「やはり貴様は覇者の器には見えんな。
他國の使者との會談中に、
そのように間の抜けた表情を曬しているようでは」
「和皇帝陛下真是差得遠了……呵呵」
「皇帝陛下とは大違いだ……ふふつ」
里歐娜笑出聲來,
但是感覺不出嘲諷。
笑聲をこぼすレオナだが、
そこに、あざけりを示すものは窺えない。
「……不過,貴國的政務官實在是位有能的人才。」
「……だが、貴國の政務官は実に有能な人材だな」
「特別是在外交折衝的手腕,非常了得。
在我國和貴國發生問題時,她一定會提出一個
雙方的利害都一致的絕妙結論。」
「特に外交折衝における手腕は大したものだ。
我が國と貴國の間に問題が生じた際、彼女は必ず
雙方の利害が一致する絶妙な落し所を提案してくれる」
一旦知道受到稱讚的是安娜,
我的臉頰也和緩到最高潮。
賞賛を受けているのがアンナだと判ると、
俺の頬の緩みは最高潮に達した。
我挺胸表示「那是當然」,
為了隱藏露骨的笑容而將紅茶茶杯拿到嘴邊;
這時里歐娜輕輕地苦笑了一聲:
そうだろうと俺は胸を張り、
露骨な笑みを隠すために紅茶のカップを口へ運ぶと、
レオナは軽く苦笑して、
「真是的。真希望讓她來帝國呢。」
「全くだ。帝國に欲しいくらいだな」
那一句話,
讓我差點就要把剛送進口中的紅茶噴出來。
その一言に、
思わず俺は飲みかけの紅茶を吹き出しそうになった。
慌張放下杯子,
我要里歐娜千萬別把安娜挖走。
慌ててカップを置き、
アンナを引き抜くのだけはやめてくれと訴える。
「……我當然是在開玩笑的好不好?」
「……冗談に決まっているだろう?」
里歐娜馬上就像是受不了我一樣,瞇細了眼睛。
するとレオナは呆れたように眼を細めた。
「首先,安娜根本就不可能會答應他國挖角,
這點你應該是最清楚的吧?」
「第一、アンナが他國の引き抜けに応じる筈がないことは、
貴様が一番よく理解しているのではないのか?」
我稍微思考了一下,
結果還是摸不清里歐娜那番話的真義,聳了聳肩。
俺は少しのあいだ思案してみたが、
結局レオナの言葉の真意を汲み取れず、肩をすくめた。
「……呵,不知道就算了。」
「……ふっ、解らんならそれでいい」
稍微哼聲笑了笑我,
里歐娜動作典雅地拿起紅茶茶杯。
軽く鼻を鳴らすと、
レオナは典雅な所作で紅茶のカップをつまみあげる。
心裡總覺得不能釋懷,稍微望著里歐娜,
我忽然起了個念頭,想試著把以前對她的印象
說出來讓她聽聽。
その様子をどこか釈然としない気分で眺めているうちに、
俺はふと、以前から彼女について抱いていた印象を
伝えてみようという気になった。
「———噗!?」
「————ぶッ!?」
剎時間,里歐娜還在飲用的紅茶,茶面上湧起了一道水柱。
瞬刻、レオナが口にしていた紅茶の水面に水柱が上がる。
「你……你說皇帝陛下和我,
關係看起來超乎君主和軍師……?」
「こ……皇帝陛下と私が、
君主と軍師という関係以上の仲に見える……だと?」
里歐娜拿著杯子的手在打顫。
カップを持つレオナの手がわなわなと震える。
白而秀麗的臉龐,開始慢慢染紅。
白く秀麗な相貌が、徐々に赤みを帯び始めた。
「我、我……身為一介軍師,對陛下盡忠盡誠,
但是我絕對對陛下沒有個人感情……」
「わ、私は……一軍師として陛下に忠誠を盡くしてはいるが、
決して陛下に個人的な感情を抱いたことなどは……」
里歐娜低下頭扭扭捏捏地低語道。
她的聲音愈變愈小。
俯いてもじもじと呟くレオナ。
その聲が徐々に小さくなっていく。
我歪著頭,問她在說些什麼。
俺は首を傾げ、お前は何を言っているんだと訊ねた。
「什……! 你、你這傢伙問我……
還不是你說得我好像很仰慕很傾心陛下……」
「なッ……! き、貴様が私に……、
私が陛下をお慕いしているというようなことを言うから……」
實際上不就是為他傾倒嘛。我這麼一問,
里歐娜的相貌瞬間紅到了耳根子。
実際に慕っているのではないのか、と俺が聞くと、
レオナの相貌は瞬時に耳まで紅潮した。
「呃……閉嘴! 聊天聊夠了!
快點回來做聯合演習的計畫!」
「え……ええい! この話はもう終わりだ!
さっさと合同演習の計畫に戻るぞ!」
剛大聲斷言完,
里歐娜就放下茶杯站起,
頭也不回地朝向放著聯合演習的資料的桌子走去。
大聲でそう言い放つなり、
レオナはカップを置いて立ち上がり、
脇目も振らずに合同演習の資料が置かれた卓へと向かっていった。
※事件中出現的帝國角色
伊莎貝爾 (イザベル) = 帝國天馬騎士 伊莎貝爾 |
莉潔洛特 (リーゼロッテ) = 帝國兵長 莉潔洛特 |
話說三個人是好朋友喔。三個人個性都算嚴肅的組合還蠻少見的,
該不會里歐娜一直都是吐槽役或是苦勞役吧?