竜巫女エキドナ
龍巫女 堊希娜
0% |
王子、これからよろしくお願いいたします。 王子您好,今後還請多多指教。 |
15% |
王子には、竜人が珍しいかもしれませんね。 對王子來說,龍人或許很少見也說不定。 |
30% |
私は人間の男性もいいと思いますよ。 我覺得人類的男性也不錯喔。 |
50% |
王子は、種族など関係ないほうですか……? 王子認為,種族不是問題,是嗎……? |
60% |
男は成長と共に竜に近づきますが、女性はそのままなんです。 男性會隨成長而接近龍形,不過女性會保持原樣。 |
80% |
こうしていると、昔爭っていたことが噓のようですね……。 我們現在這個樣子,以前的紛爭就好像從沒發生過…… |
100% |
人間と竜人の平和は、王子と私で証明していきましょう。 人類和龍人的和平,就由王子和我來證明吧。 |
副官 | 人間と竜人の平和の為に、今日も頑張りましょうね、王子。 為了人類和龍人的和平,我們今天也要好好打拼喔,王子。 |
事件一
當我在走路散心時,在樹蔭下發現了堊希娜的身影。
散歩がてらに歩いていると、木の陰にエキドナの
姿を見つけた。
風吹拂過她亞麻色的秀髮,
令她迷人的身姿更引人注目。
その見とれるほどの姿を引き立たせるように、
風がエキドナの亜麻色の髪をなびかせる。
「……王子?」
「……王子?」
堊希娜注意到了我,
一邊訝異地看著,一邊慢慢站起朝我走來。
一雙眼眸美麗得有如大海般湛藍。
俺に気づいたエキドナは、こちらを不思議そうに見つめながら
ゆっくりと立ち上がり、海のように綺麗な青の瞳をこちらに
向け歩み寄ってきた。
「呵呵,我的樣子就這麼稀奇嗎?」
「ふふ、そんなに私の姿は珍しいですか?」
看著呆立不動的我,
堊希娜笑聲呵呵地說道。
立ち盡くしたままの俺を見ながら、エキドナがくすくす
と笑いつつ話しかけた。
的確,她身上長著龍人族特有的犄角和翅膀,
但我還是被她的美麗奪去了目光。
確かに彼女からは竜人族特有の角や羽が生えているが、
それより俺は、彼女の美しさに目を奪われていた。
「您這樣看我,我會很不好意思的。」
「そんなに見られると、なんだか恥ずかしいですね」
堊希娜傷腦筋地笑了笑,我不禁脫口說了一句「好漂亮」。
她聽到了,便紅著臉移開視線。
困ったように笑うエキドナに、綺麗だ。と気づけば口から
零れていた。
それを聞いたエキドナが、顔を赤らめ視線をそらす。
「呃、那個……非常、謝謝您。
我,呃、也覺得王子……您很帥。」
「あの、その……。ありがとう、ございます。
私は、王子も、その……、素敵な方だと思います」
把手蓋在嘴上,像是要隱藏害羞的樣子,堊希娜低語道。
那樣子實在太引人憐愛,讓我起了一股想要抱緊她的衝動。
手を口に添えながら、照れを隠すようにエキドナが呟く。
その姿があまりに愛おしくて、抱きしめたい衝動に駆られる。
「不好意思……感覺有點害羞。」
「すみません……。なんだか照れます」
像是要回應露出苦笑的堊希娜,我露出微笑。
苦笑を浮かべるエキドナに返事をするように、
俺は微笑み返した。
事件二
和堊希娜說話時,她突然有一瞬間低下了目光。
我問了問理由,而她則搖了搖頭。
エキドナと話しているとき、彼女がふと一瞬目を伏せた。
理由を尋ねてみると、エキドナが首を振った。
「啊、沒有。我是想,要是這種時候可以一直持續下去就好了。
現在魔物依然橫行,假如又和龍人族之間出了什麼爭執,
一想到這裡我就……」
「あ、いえ。この時間がずっと続けばいいのに、と思って。
まだ魔物もいて、もしまた竜人族との間にいさかいが
起こってしまったらと思うと……」
就算和龍人族的問題解決了,還是有為數甚多的魔物。
兩方也很有可能會以這個問題作導火線而再次開戰。
竜人族との問題が解決したとはいえ、魔物がまだ數多くいる。
それがきっかけでまた戦爭が起こることも、必ず無いとは
言い切れない。
「我在未來,想要和人類在一起過生活。
王子和我……」
「私はこれから、人間の方とも付き合って生きて
いきたいのです。
王子とも私は……」
話沒聽到最後,我便把堊希娜拉到身邊,緊緊抱住了她。
一股飄盪的花香讓我瞇起雙眼,
我感覺到堊希娜的一顆心正在怦怦地跳。
最後まで聞かずにエキドナを引き寄せ、強く彼女を抱きしめた。
漂う花の香りに俺は目を細め、エキドナの鼓動が
早く脈打つのがわかる。
「王子……如果是和王子,我不管什麼地方都會去。
就讓王子和我,來證明龍人族的和平吧。」
「王子……。王子となら、私はどこにだっていきます。
王子と私で、竜人族の平和を証明しましょう」
堊希娜的心跳韻律令人愜意,我傾聽她的言語,
頷首同意。
エキドナの鼓動が心地よく、俺は彼女の言葉に耳を向け
頷いた。
「那個,能不能夠……再稍微待久一點?」
「あの、もうしばらく……、このままでもいいですか?」
當作對那句話的回應,我加強了手臂的力道。
その言葉に俺は返事をする代わりに、腕に力を込めた。
事件三
結束軍事會議後回到執務室,
就看到書桌上裝飾著一朵花。
軍議を終えて執務室に戻ると
機の上に一輪の花が飾られていた。
最近常常有人送花過來,
但我不知道是誰在做的。
ここ最近こういうことが多いのだが、
誰がやっているのかは分からない。
不過,只要看著這朵花,人就會自然感覺很安穩。
でも、この花を眺めていると自然と心が安らいだ。
「……王子。」
「……王子」
忽然,門打開出現堊希娜的身姿。
她一副很害羞的樣子往我靠近。
ふいに、扉が開いてエキドナが姿を現すと、
何やら恥ずかしそうな様子で俺へと近づいてきた。
「呃、那個……那個花,是不是煩到您了呢?」
「あ、あの……その花、ご迷惑だったでしょうか?」
那一句話,讓我知道是送我花的人是誰。
その言葉で、この花の贈り主が誰であるかを知る。
不可能會覺得煩的。
我對堊希娜的好意表達感謝。
迷惑だなどと思うわけがない。
俺は、エキドナの優しさに対して感謝の言葉を伝えた。
「如果王子開心,我……也很高興。」
「王子が喜んでくださっていたなら、
私も……嬉しいです」
或許是放了心,一改先前不安的表情,
如花朵盛開般美麗的笑容點綴堊希娜端正的臉龐。
安心したのか、先ほどまでの不安げな表情から一転して、
咲き誇るような美しい笑みがエキドナの端正な顔を飾る。
受到她的美麗所吸引,
我來到她的身邊,慢慢地抱住了她。
そんな彼女の美しさに惹かれるようにして、
俺は彼女の傍に寄り、ゆっくりと抱き締めた。
「像這樣子待著,就覺得王子的心意傳到我這裡來……」
「こうしていると、王子の想いが伝わってくるようです……」
「王子您一直都好像很忙碌,
所以我也不太能夠找您講講話……」
「王子は、いつもお忙しい様子ですから、
なかなか話しかけられなくて……」
「所以,我只能像夠這樣送您一點花……」
「だから、こうして花を贈ることしか出來ずにいたのです……」
「……要傳達心意,真的好困難呢。」
「……想いを伝えることって、難しいものですね」
更何況,我和堊希娜的種族並不相同。
我忙著處理愈加激烈的戰鬥,
彼此也變得愈來愈難找時間聚一聚。
ましてや、俺とエキドナは種族が違う。
激化する戦いの対処に追われ、
お互いにすれ違うことが多くなってきてしまっている。
即使如此,我心中對堊希娜的愛情,
還是期望能夠回應她的心意。
それでも、俺の中にある彼女に向いた情愛が、
エキドナの想いに応えたいと願う。
「……是的。
我也想要一直像這樣和王子在一起。」
「……はい。
私も、王子とずっとこうしていたいです」
「畢竟在作戰時,就沒有辦法
和您像這樣慢慢聊了呢……」
「戦っているときは、こんなふうに、
ゆっくりと話すこともできませんからね……」
我抱著她纖細的軀體,沉醉在飄盪的香氣裡。
彼女の細い體を抱き寄せ、漂う香りに酔いしれる。
「我……常常會想,」
「私……よく思うことがあるんです」
「我透過王子慢慢接觸各種各樣的人之後,
就覺得,哇,我對這個世界……
對人類,真是沒多少認識呢。」
「王子を通じて色んな人に関わっていくと、
あぁ、本當に私って世の中を……
人間を知らなかったんだなぁって」
「這也是一件,我不碰到王子,就不會知道的事情……」
「これは、王子と出會わなければわからなかったことの一つです……」
「在往後的未來,我也一定會在王子身邊,
一點一點學習各種大小事情。」
「きっとこれからも、私は王子のお側で、
多くのことを學んでいくでしょうね」
露出笑容的堊希娜令我的雙頰和緩。
笑みを浮かべる彼女につられるようにして、自分も頬がゆるむ。
「等到這場戰爭結束後,過了不久的將來。
說不定會有更多像我們這樣的人呢。」
「この戦いが終わって、そう遠くない未來。
私たちのような者たちが多くなるかも知れませんね」
那就太好了,我回應堊希娜的話語和心意,
同時也和她相互想像,那個幸福美滿的未來。
そうなるといいな、と彼女の言葉と想いに応えながら、
いつか來る幸せな未來へと、互いに思いを馳せるのだった。
真.抱緊處理
堊希娜的事件文章裡有不少表現到了中文都必須重組才通順,感覺滿難翻的。
翻完之後也再次讓我認識到我為什麼非常討厭機翻,之後會再發篇文章整理一下吧。