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【翻譯】千年戰爭AIGIS角色好感事件——ちびラピス

一騎 | 2019-01-28 13:37:45 | 巴幣 14 | 人氣 524

ちびラピス
小小拉碧斯




事件一



——方才拉碧斯大人自討伐魔物的遠征歸來了!

——先程、ラピス様が魔物討伐の遠征から帰還されました!



臣下這麼告訴我,
於是我便造訪她的房間慰勞幾句——

臣下にそう告げられ、
労いの言葉を掛けに彼女の部屋を訪れると——



「……………………」

「……………………」



沒想到在眼前的,是在椅子上縮成一團的,變小的拉碧斯。

なんとそこには、椅子の上にちょこんと座る、
小さくなったラピスの姿があったのだ。



前往討伐時大小還和平常沒有兩樣,
現在不知道為什麼,卻縮成像是小孩子一樣……

討伐に向かう際は普段と変わらなかった背丈が、
何故、幼子のように縮んでしまっているのか……。



「……幹嘛王子。」

「……なんだ王子」



眼神還是一樣沒有感情,
不過截至目前,還沒看過她情緒這麼糟。

無感情な瞳は相変わらずだが、
ここまで機嫌が悪そうな彼女は未だかつてない。



我理解不了眼前的情況,
試著向拉碧斯詢問原由。

目の前の狀況が呑み込めず、
ラピスに事情を尋ねてみる。



「你問我……為什麼變小了?」

「どうして小さくなっているのか……だと?」



「……你在說什麼東西?我才沒有變小啊。」

「……何を言っている?
わたしは別に小さくなってなどないぞ」



拉碧斯粗倔地否定,
但是和平常時她的身高一比,是一目瞭然地小。

ラピスはぶっきらぼうな態度で否定するが、
普段の彼女の背格好と比べて小さいのは一目瞭然だ。



「可是,」正當我想要反對,
非人少女就皺起眉頭。

だがな、と反論しようとすると、
人ならざる少女の眉間に皺が寄る。



「閉嘴……」

「黙れ……」



「我人沒有變小……」

「わたしは小さくなってなどいない……」



不知道為什麼,拉碧斯就是不肯承認自己變小。

未だに自身が小さくなったことを、
何故だか認めようとしないラピス。



我對她一個一個表示了好幾處證據。

そんな彼女に俺は様々な証拠を突き付けていった。



於是乎,拉碧斯便像是小動物一樣膨脹臉頰,
眉頭愈皺愈深,心情變得更加糟糕。

すると、ラピスは小動物のように頬を膨らませ、
眉間の皺が増えていき、より一層不機嫌になる。



「……煩透了。」

「……しつこい」



「再說我宰了你。」

「これ以上言うと殺すぞ」



我就只是說實話而已……

ただ真実を言っただけだというのに……。



但是,從她不斷否定到如此地步的樣子來看,
應該是在討伐時從魔物中了什麼法術。

だが、ここまで否定し続ける彼女の様子から察するに、
討伐の際に魔物から受けた魔術か何かが原因だろう。



想想拉碧斯傲慢的性格,
也就能理解她堅決不承認。

ラピスの高慢な性格を考えてみれば、
頑なに認めようとしないのも頷ける。



「這還滿可愛的呀,真意外。」我心想著,微微笑了一下。
小小的少女「嗖」地從椅子上站起。

案外可愛いところがあるのだな、と笑みを零すと、
小さな少女はスクッと椅子から立ち上がった。



「王子……我沒有變小。對吧?」

「王子……わたしは小さくなどなっていない。そうだな?」



拉碧斯眼光銳利地瞪著我。

こちらを鋭く眼光で睨むラピス。



變小的少女背後看得見
一股黑壓壓的威迫感,讓我不禁退縮。

小さくなった少女の背から見える
どす黒い威圧感に、思わずたじろいでしまう。



被人說中又還被人笑,
看來拉碧斯的憤怒是到達極點了。

図星を突かれた上に笑われたことで、
どうやらラピスの怒りは頂點に達したようだった。



「我拉碧斯小姐是一個又大,又強,又聰明,
又美麗的大惡魔召喚士。沒有錯吧,王子?」

「このラピス様は大きく、強く、賢く、
美しい大悪魔召喚士。そうだな、王子?」



我受到拉碧斯的壓力而失去冷靜,
不小心給了那個問題曖昧的回覆。
於是乎,她便開始展示詭異的動作。

彼女の圧に気が動転した俺は、
うかつにもその問いに曖昧な返答をしてしまう。
すると、ラピスは何やら怪しげなそぶりを見せ始めた。



「……………………」

「……………………」



拉碧斯對著我張開雙手,
開始詠唱怪異的咒語。

俺に向かって手をかざし、
怪しげな呪文の詠唱を開始したラピス。



這樣下去真的有可能會被她殺死。
為了平息憤怒,我覆誦她的話。

このままでは本當に殺されかねない。
怒りを鎮めるため、彼女の言葉を復唱する。



「……聽不見。」

「……聞こえんな」



——拉碧斯,又大,又強,又聰明,又美麗。

——ラピスハ、オオキク、ツヨク、カシコク、ウツクシイ。



「沒有抑揚頓挫。」

「感情がこもっていない」



——拉碧斯是一個又大,又強,又聰明,又美麗的大惡魔召喚士。

——ラピスは大きく、強く、賢く、美しい大悪魔召喚士。



「加敬稱。」

「様を付けろ」



——尊貴的拉碧斯小姐是一個又大,又強,又聰明,又美麗的大惡魔召喚士!

——ラピス様は大きく、強く、賢く、美しい大悪魔召喚士です!



「……哼。」

「……ふむ」



拉碧斯停止念咒,
一臉滿意地點頭,出聲表示可以。

ラピスは呪文を唱えるのを止め、
満足そうにうんうんと頷く。



「王子。這樣子你就瞭解了吧?」

「王子。これで理解しただろう?」



「說我很小隻,是你眼前的錯覺。」

「わたしが小さいというのは貴様の目の錯覚」



「所以,我和平常沒有兩樣——知道了嘛?」

「故に、わたしは普段と何も変わらない——とな?」



大概只超過我膝蓋一點點的小小少女,
露出自鳴得意的表情。

俺の膝上くらいまでしかない小さな少女は、
どうだと言わんばかりのしたり顔を浮かべる。



人變小了,還是既傲慢又小孩子氣,
拉碧斯在這地方一如既往。

小さくなっても高慢で子供っぽいところは、
相変わらずのラピスなのであった。




事件二



某個晴天午後,
我正準備前往和白色帝國的皇帝會面。

ある晴れた日の午後、
俺は白の帝國皇帝との會合に向けて、準備を進めていた。



帶什麼禮物,談什麼話題,找什麼人陪同。
正當我喃喃自語著在思考時——

土産はどうするか、何を話すか、付き人は誰にするか。
そんなことを呟きながら考えていると——



「那你就帶我過去。」

「ならば、わたしを連れて行け」



小小的拉碧斯從書桌旁邊「咻」地探出臉來。

小さなラピスが機の橫から
ひょっこりと顔を覗かせた。



因為我大概知道她會想要去白色帝國的理由,
就隨便應付她說,這會談是講認真的,玩笑只留給頭身就行了。

彼女が白の帝國へ向かいたがる理由は見當がついていた為、
真面目な會合だ、冗談は頭身だけにしろ、等と適當にあしらう。



「……膽子真大。」

「……良い度胸だ」



拉碧斯邪邪地拉起嘴角,
沒有一絲猶豫就對我施放魔法。

ラピスはニヤリと口角を上げると、
何の躊躇もなくこちらに魔法を放った。



全身一陣劇痛,
我馬上就宣告投降。

體中に激痛が走り、
俺はすぐさま降參を宣言する。



「……哼。」

「……ふん」



好像是不生氣了,拉碧斯停止念咒,
擺出高傲的姿態,就像個任性的小女孩。

怒りが収まったのか、ラピスは詠唱を止め、
我儘な童女のようにふんぞり返る。



「那麼王子,剛才的會面,你要帶我過去。」

「さて王子。先程の件だが、わたしを連れて行くのだ」



「……什麼?你拒絕……?」

「……なに? 斷る、だと……?」



「……因為我整個人一定會飄到
帝國的神官戰士身上……?」

「……わたしが帝國の神官戦士に
うつつを抜かすに決まっているから……?」



「……………………」

「……………………」



「……才不會。」

「……そんなことはない」



拉碧斯別開目光。

目をそらすラピス。



怎麼看都是讓我說中了。

どう見ても図星だった。



「說到底,是有比我更適合的人選嗎?」

「そもそも、わたしほどの適任者が他にいるだろうか?」



「我來到物質界之後,
大概把這邊的禮儀禮節學過了。」

「わたしは物質界に來てから、
こちらの流儀をおおかた學んだ」



「……現在的話,我會用餐刀和餐叉。」

「……今では、ナイフとフォークも扱える」



「而且,我也會用湯匙。」

「それに、スプーンだって使えるぞ」



「所以……」

「だから……」



「你大可放心。

「もう何も不安になる事はない」



的確,拉碧斯比起過去,
可以說是習得了不少禮儀禮節的作法。

確かに、かつての彼女からすれば、
禮儀作法はかなり身についたと言える。



那麼,禮物的部分要怎麼辦?我問道。

ならば、手土産の方はどうする?
と俺は問い掛けた。



於是乎——

すると——



「……拉碧斯小姐特製潘凱克餅。」

「……ラピス様特製パンケーキ」



她立馬回答。

と彼女は即答した。



我的腦袋運作趕不上這超乎預期的答案,
又回問了拉碧斯一遍。

予想外の答えに脳の処理が追い付かず、
もう一度ラピスに聞き返す。



「我說拉碧斯小姐特製潘凱克餅!」

「ラピス様特製パンケーキだと言っている!」



「這樣一來露琪……不對,
皇帝也一定會覺得好吃到整個人都要升天。」

「これならルチ……ではない、
皇帝のほっぺたも天界まで吹っ飛ぶはずだ」



又在講些有的沒的……

またふざけたことを……。



非人少女的回答讓我很頭痛,
但是過了一會,我靈光一閃,重新思量了一番。

人ならざる少女の答えに頭を抱えるが、
暫くして、待てよ、と考えを改め直す。



送那個皇帝甜點——是嗎。

あの皇帝に甘味——か。



——有意思。
接受下拉碧斯的提案,還有她的熱心,
我命她作我的隨從。

——面白い。
ラピスの提案と、その熱意を受けて、
俺は彼女に付添を命じることにした。



「……嗯。」

「……うむ」



拉碧斯點了點頭,應該是很滿意。

ラピスは満足したように頷いた。



然後,不知道她是想到什麼,
邁著小孩子一樣的步伐走到了房間角落,

そして、彼女は何を思ったのか、
とてとてと部屋の隅へと歩いて行くと、



「嘿咻……」

「よいしょっ……と」



然後便將她小小的身體
整個塞進放在地上的牛皮包,

置かれていた牛革の鞄の中に、
すっぽりとその小さな身體を収め、



只露出她秀麗的臉龐直視著我。

その秀麗な顔だけを出して俺を見據えた。



「…………」

「…………」



難道,
她是要我就那樣帶她過去嗎。

まさか、
その狀態で俺に運んでもらおうとでもいうのだろうか。



「正是如此……」

「そのまさかだ……」



「……這也能夠當作一點餘興吧。」

「……ちょっとした座興にもなろう」



「我來為這場無聊的會面,添上幾朵驚喜的鮮花。」

「わたしが、退屈な會合に驚きの花を添えてやる」



「……你可要心存感激哪,王子。」

「……有難く思うのだな、王子」



少女無表情的眼眸中,
看起來好像熠熠生輝。

少女の無感情な瞳の中に、
心なしか煌びやかな光が見えた気がした。



看她的樣子,
應該是很想要盡早前往帝國吧。

彼女の様子から察するに、
一刻も早く帝國に向かいたいのだろう。



別太亂來喔,我對拉碧斯說。
她小小地哼了一聲。

あまり無茶をするなよ、と伝えると、
ラピスはフンと小さく鼻を鳴らした。



「不用你說我也知道。」

「言われなくとも分かっている」



「…………」

「…………」



「…………王子,」

「…………王子」



「等出發的時候到了,就叫我起來……」

「出発の時が來たら、起こせ……」



「……在那之前,我要在這裡睡一下。」

「……それまでわたしは、ここで眠る」



「聽好囉……?」

「いいか……?」



「絕對不能丟下我喔?」

「絶対に置いていくなよ?」



強烈的懇求之情明明白白地,
寄宿在她美麗的左右雙眸。

切なる懇願の気色がありありと、
その美麗な左右の瞳に宿っている。



對著那樣子的拉碧斯,
我回以一個確切的頷首。

そんなラピスに、
俺が確かな頷きを返すと、



「…………哼。」

「…………ふん」



轉瞬間——拉碧斯端正的面龐
恰似流過一抹淡淡微笑。

転瞬——微笑の欠片めいたものが、
その端正な顔に流れたように見えた。



「………………」

「………………」



然後,
拉碧斯便直接鑽進皮包裏頭,

そして、
ラピスはそのまま鞄の中に潛り込むと、



發出小小的呼聲,
獨自在夢中盼望即將到來的
出發時刻。

小さな寢息を立てて、
來たるべき出発の時をひとり、
夢の中で待ち望むのであった。




關於為什麼要把「鬆餅」譯成「潘凱克餅」,在料理事件 拉碧斯的餅 裡我有說明。


創作回應

儚き花に祈るのは
送皇帝甜點(超猛毒)
2019-01-28 13:51:01
一騎
真的照字面升天(X
2019-01-28 13:54:26
貓翠石
好可愛啊~~~~
2019-01-28 15:23:52

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