復讐者ヴィンセント
復仇者 文森
0% | 全ての吸血鬼を滅ぼすまで俺の復讐は終わらない…… 直到消滅所有吸血鬼為止,我的復仇不會結束…… |
15% |
俺の殘りの人生は奴らとの戦いがすべてだ。 我的全部餘生,就是和那些東西,拚個你死我活。 |
30% |
こんな夜は……嫌なことを思い出す。 這樣的夜晚……會讓我想起那討厭的過往。 |
50% |
しばらくはあんたらに付き合ってやるよ。 就再多陪你們一陣子吧。 |
60% |
あんたらが羨ましかったよ。 真的好羨慕你們啊。 |
80% |
俺も自分の目的の為あんたに力を貸してやる。 我也是出於自己的目的才幫你。 |
100% |
こんな俺でも守れるものがあるのか……。 我這個樣子,還能夠守住點什麼嗎…… |
副官 | 俺の復讐はまだ終わってはいない。王子、早く指示を出してくれ。 我的復仇可還沒結束。王子,你快點下令吧。 |
好感事件1
「在這種時候,幹嘛。」 . |
「こんな時間にどうしたんだ」 |
說了找人來的理由,文森就皺起了眉頭。 . |
呼んだ理由を話すと、ヴィンセントは眉間に しわを寄せた。 |
「還不知道什麼時候會發生戰鬥啊。 不趁現在休息,是要怎樣。」 . |
「いつまた戦いがあるかわからないんだ。今のうちに 休んでおかないでどうする」 |
文森他之前說過他不斷將吸血鬼排除於人世; 可能也是因為今天滿月,他的心情是愈加糟糕。 . |
この世から吸血鬼を排除し続ける、と以前話していたヴィンセントは 今日が満月なせいでもあるのか、ますます機嫌を悪した。 |
「這種夜晚它們很容易出來作亂啊。我才沒那閒時間……」 . |
「こんな夜はアイツらが騒ぎやすいんだ。俺は悠長に酒なんか……」 |
他話還沒說完,我就在文森的玻璃杯裡倒了酒。 . |
言い終わらないうちに、俺はヴィンセントのグラスに酒を注いだ。 |
或許是看到我絲毫沒有動靜而放棄,他心不甘情不願地就了座。 文森一邊嘆息又靠在椅子上,一口乾杯。 . |
俺が微動だにしないのをみて諦めたのか、彼は渋々席についた。 ため息をつきながら椅子にもたれかかったヴィンセントは、酒をぐいっと 流し込んだ。 |
「……我是有多久,沒像這樣子喝酒啦。」 . |
「……こんな風に酒を飲むのはどれくらい振りだろうな」 |
安靜空間裡,文森小聲吐露話語。 我一言不發,倒酒在他空了的杯子。 . |
靜かな空間に、ヴィンセントが小さく言葉を吐いた。 俺は何も言わず、空になった彼のグラスに酒を注いだ。 |
好感事件2
「我追殺吸血鬼的理由?」 . |
「俺がヴァンパイアを追ってる理由?」 |
我一直很在意,為什麼文森要吸血鬼死,要得這麼拼命。 . |
俺は、なぜ彼がここまで必死にヴァンパイアを倒そうと しているのか気になっていた。 |
他對著我的問題,一瞬間露出了猶豫的表情, 但最後還是緩緩道起。 . |
俺の問いに一瞬ためらいの表情を見せたヴィンセントだが、 やがてゆっくりと話し始めた。 |
「……我曾經有個珍愛的妻子和女兒。那些怪物,奪走了我的家人。」 . |
「……俺には大事な妻と娘がいた。あいつらは、俺の家族を奪ったのさ」 |
我知道文森他一邊說,一邊漸漸在手上用力。 說出「曾經有」的他,吐出一口氣,繼續說道: . |
話しながら、ヴィンセントの手に力がこもっていくのがわかった。 “いた”と話した彼は、一つ息を吐くと話をつづける。 |
「某天,我結束工作回家,就看到妻女受到吸血鬼襲擊,遭到啃咬。」 . |
「ある日、俺が仕事から家に帰って見たものは、ヴァンパイアに 襲撃され、噛まれた妻と娘だった。」 |
文森用力閉上眼睛,然後緊握雙手,想要壓抑憤怒。 雖然因為憤怒而顫抖,他還是說,即使妻女被咬, 他依然決心和兩人一同度日。 . |
ヴィンセントは強く目をつむり、怒りを抑えようと手を握り締める。 怒りに震えながら、彼はそれでも二人とも生きようと 決意したことを話した。 |
「但是,兩人的吸血鬼化不見好轉……我也漸漸束手無策。 ……已經無法阻止了。 ……我自己親手,將兩人從吸血鬼化的通苦中解放出來。」 . |
「だが、二人のヴァンパイア化は進み……俺でも抑えきれなく、 なっていった。……もう止められなかったんだ。 ……俺は自分の手で、二人をヴァンパイア化の苦しみから解放した」 |
「我看到你們,為了一個小姑娘,是那麼地拼命, 老實說我真夠羨慕的……」 . |
「あんたらが、たった一人の娘の為に必死になっているのを見て、 正直羨ましかったよ……」 |
(*譯註)
「這說不定,是我對拯救不了的家人,所做的補償。 可是,我不能夠在這裡停滯不前。」 . |
「これは、救えなかった家族への償いかもしれん。 だが、俺がここで立ち止まるわけにはいかない」 |
好似對某人發誓一般,文森告知得很是清楚。 我則說,我自己也是為國奮戰,並且期盼他能夠助一臂之力。 . |
まるで誰かに誓うように、ヴィンセントがはっきりと告げた。 俺は自身も國の為に戦うこと、そして、力を貸してくれることを 望んでいる。と話した。 |
「哼、一不做,二不休。而且我也有自己的目的。 假如在你未來的路上,能讓我達成它,那我就為你效力吧。」 . |
「ふん、乗りかかった船だ。俺にも目的がある。あんたの進む先に それがあるなら、最後まで力を貸してやるさ」 |
文森面露笑容;他看起來頗為高興,但是心中蘊含的決心,依然不變。 . |
ヴィンセントはどこか嬉しそうに、しかし秘めた決意はそのままに、 その顔に笑みを浮かべていた。 |
譯註:文中提到的「那個小姑娘」,是活動〈吸血鬼の花嫁(吸血鬼的新娘)〉當中的
活動角色 婕摩(カルマ)。我入坑時剛好活動開第一次復刻。