容易讀錯的漢字 03
當て字
壱
こちとら嫡々(ちゃきちゃき、=生粋)の江戸っ子でぇ
いい歳して蒲魚(かまとと)ぶるな
お俠(おきゃん、=おてんば)な娘に育っちまって
不束(ふつつか、=行き屆かないさま)な娘ですが末長く
気障(きざ)な奴だが憎めない
自惚れ(うぬぼれ)るのもいい加減にしろ
不貞不貞しい(ふてぶてしい、=ずうずうしい)態度
無慘に散った果かない(はかない、=確かでない、あっけない)夢
老眼で足元が覚束ない(おぼつかない、=はっきりしない、心細い、不安だ)
そんな篦棒(べらぼう、=ばかばかしい、でたらめなさま、はなはだしいさま)な話、信じられん
豬口才な(ちょこざいな、=小生意気な)、手向かいいたすか
お前の聲は五月蠅い(うるさい、=わずらわしい、さわがしい)
弐
大雨で交通が寸々(ずたずた、=きれぎれになったさま)になった
態態(わざわざ、=わざと、特別に、ことさら)出かけたのに留守だった
素見し(ひやかし、=買う気もないのに、面白半分にからかう)のつもりが買っちゃった
あのヤロー巫山戯(ふざけ)やがって
晝も夜も我武者羅(がむしゃら、=血気にはやり、向こうみずなこと)に働く
小忠実(こまめ、=まめまめしい、ちょこちょこよく動く)にメールを返信する
失敗を有耶無耶(うやむや、=いい加減、あいまい)にする
二進も三進も(にっちもさっちも、=どうにもこうにも)いかない
腹癒(はらいせ、=怒りや恨みを他のことではらすこと)に仕返しした
吉報に思わず北叟笑む(ほくそえむ、=してやったりと笑う)
伸びるか反るか(のるかそるか、=一か八か)やってみよう
継接(つぎはぎ、=継ぎ合わせ、接ぎ合わせ)だらけの服
どうでっか?まあ點々(ぼちぼち、=ぼつぼつ)ですわ
參
心寂しい(うらさびしい、=何となく寂しい)秋の夕暮れ
徒や疎か(あだやおろそか、=いい加減、なおざり)にできない
吃驚(びっくり)したなあ、もう
そんな心算(つもり)じゃなかった
手薬煉(てぐすね、=用意をととのえて機會を待つこと)ひいて待ってるゾ
只管(ひたすら、=いちずに)頑張るしかない
幼気(いたいけ、=幼くて可愛いさま)な子を虐待する事件が
正面(まとも、=真面)にぶつかったところで
瓦落多(がらくた、=我楽多)ばっかり集めて
その日は生憎(あいにく)と都合が悪くて
負けたら竹箆(しっぺ、=指で打つこと、しっぺい)だよ
肆
きみも沒分暁漢(わからずや、=分からず屋)だな
固唾(かたず)をのんで見守る
突慳貪(つっけんどん、=とげとげしく無愛想なさま)な返答にムッとした
宿酔(ふつかよい、=二日酔い)で頭が痛い
囈言(うわごと、=譫言)で違う女の名を……
驀地(まっしぐら、=一目散 いちもくさん)に突き進む
鯔背(いなせ、=粋で威勢のいいこと)な姿に男も惚れる
転寢(うたたね、=まどろむこと、仮睡)をして風邪をひいた
阿婆擦れ(あばずれ、=ずうずうしい、品行の悪い女)だが可愛い面も
悄悄(すごすご、=がっかりして立ち去るさま、悄然)引きさがるしかなかった
可惜(あたち、=惜しいことに)いいチャンスを逃した
翻筋斗(もんどり、=宙返り、とんぼ返り)うって倒れた
伍
おいしいものを鱈腹(たらふく、=腹いっぱい)食べた
うたたねをして盜汗(ねあせ、=寢汗)をかいた
こら、余所見(よそみ)をするな
ここで怖気(おじけ、=おそろしいとひるむ気持ち)づいたら男がすたる
思ったより呆気なかった(あっけなかった、=はりあいがない)
この木偶坊(でくのぼう、=気のきかない人)め、しっかりやれ
身の毛が彌立つ(よだつ、=寒さ、怖さで身の毛が立つ)思いをした
なんとも胡散臭い(うさんくさい、=油斷できない)やつだ
外連(けれん、=ごまかし、はったり)みのないビッチング
満員電車で押合い圧合い(おしあいへしあい)
形(なり、=からだつき、身なり)は大きいが、肝っ玉が……
若気た(にやけた、=男が著飾ったり、化粧したりする)若者が増えてるよね
陸
ギャンブルでスって素寒貧(すかんぴん、=一文なし)
今シーズンは最下位の為體(ていたらく、=様子、ありさま)
溫和な為人(ひととなり、=生まれつきの性質、人柄)を見込んで
盛り場の路地で強請られ(ゆすられ、=おどして金品をまきあげる)
灑落臭い(しゃらくさい、=生意気だ、こしゃくだ)!ほっといてくれ
不成者(ならずもの、=ころつき、破落戸)にからまれた
こんなに梃子摺る(てこずる、=もてあます、手古摺る)とは
お二人の首途(かどで、=旅立ち、新しい生活を始めること、門出)を祝して乾杯
その考えは淺墓(あさはか、=考えが足りないさま)だね
依怙地(いこじ、=意地っ張り、えこじ)になって完成させた
正月の準備で大童(おおわらわ、=なりふりかまわず大奮闘するさま)なんです
ごめん、仕事に雁字搦め(がんじがらめ、=精神的に縛られて、自由に動けなくなること)でさ
情報元
読めそうで読めない間違いやすい漢字
當て字
壱
こちとら嫡々(ちゃきちゃき、=生粋)の江戸っ子でぇ
いい歳して蒲魚(かまとと)ぶるな
お俠(おきゃん、=おてんば)な娘に育っちまって
不束(ふつつか、=行き屆かないさま)な娘ですが末長く
気障(きざ)な奴だが憎めない
自惚れ(うぬぼれ)るのもいい加減にしろ
不貞不貞しい(ふてぶてしい、=ずうずうしい)態度
無慘に散った果かない(はかない、=確かでない、あっけない)夢
老眼で足元が覚束ない(おぼつかない、=はっきりしない、心細い、不安だ)
そんな篦棒(べらぼう、=ばかばかしい、でたらめなさま、はなはだしいさま)な話、信じられん
豬口才な(ちょこざいな、=小生意気な)、手向かいいたすか
お前の聲は五月蠅い(うるさい、=わずらわしい、さわがしい)
弐
大雨で交通が寸々(ずたずた、=きれぎれになったさま)になった
態態(わざわざ、=わざと、特別に、ことさら)出かけたのに留守だった
素見し(ひやかし、=買う気もないのに、面白半分にからかう)のつもりが買っちゃった
あのヤロー巫山戯(ふざけ)やがって
晝も夜も我武者羅(がむしゃら、=血気にはやり、向こうみずなこと)に働く
小忠実(こまめ、=まめまめしい、ちょこちょこよく動く)にメールを返信する
失敗を有耶無耶(うやむや、=いい加減、あいまい)にする
二進も三進も(にっちもさっちも、=どうにもこうにも)いかない
腹癒(はらいせ、=怒りや恨みを他のことではらすこと)に仕返しした
吉報に思わず北叟笑む(ほくそえむ、=してやったりと笑う)
伸びるか反るか(のるかそるか、=一か八か)やってみよう
継接(つぎはぎ、=継ぎ合わせ、接ぎ合わせ)だらけの服
どうでっか?まあ點々(ぼちぼち、=ぼつぼつ)ですわ
參
心寂しい(うらさびしい、=何となく寂しい)秋の夕暮れ
徒や疎か(あだやおろそか、=いい加減、なおざり)にできない
吃驚(びっくり)したなあ、もう
そんな心算(つもり)じゃなかった
手薬煉(てぐすね、=用意をととのえて機會を待つこと)ひいて待ってるゾ
只管(ひたすら、=いちずに)頑張るしかない
幼気(いたいけ、=幼くて可愛いさま)な子を虐待する事件が
正面(まとも、=真面)にぶつかったところで
瓦落多(がらくた、=我楽多)ばっかり集めて
その日は生憎(あいにく)と都合が悪くて
負けたら竹箆(しっぺ、=指で打つこと、しっぺい)だよ
肆
きみも沒分暁漢(わからずや、=分からず屋)だな
固唾(かたず)をのんで見守る
突慳貪(つっけんどん、=とげとげしく無愛想なさま)な返答にムッとした
宿酔(ふつかよい、=二日酔い)で頭が痛い
囈言(うわごと、=譫言)で違う女の名を……
驀地(まっしぐら、=一目散 いちもくさん)に突き進む
鯔背(いなせ、=粋で威勢のいいこと)な姿に男も惚れる
転寢(うたたね、=まどろむこと、仮睡)をして風邪をひいた
阿婆擦れ(あばずれ、=ずうずうしい、品行の悪い女)だが可愛い面も
悄悄(すごすご、=がっかりして立ち去るさま、悄然)引きさがるしかなかった
可惜(あたち、=惜しいことに)いいチャンスを逃した
翻筋斗(もんどり、=宙返り、とんぼ返り)うって倒れた
伍
おいしいものを鱈腹(たらふく、=腹いっぱい)食べた
うたたねをして盜汗(ねあせ、=寢汗)をかいた
こら、余所見(よそみ)をするな
ここで怖気(おじけ、=おそろしいとひるむ気持ち)づいたら男がすたる
思ったより呆気なかった(あっけなかった、=はりあいがない)
この木偶坊(でくのぼう、=気のきかない人)め、しっかりやれ
身の毛が彌立つ(よだつ、=寒さ、怖さで身の毛が立つ)思いをした
なんとも胡散臭い(うさんくさい、=油斷できない)やつだ
外連(けれん、=ごまかし、はったり)みのないビッチング
満員電車で押合い圧合い(おしあいへしあい)
形(なり、=からだつき、身なり)は大きいが、肝っ玉が……
若気た(にやけた、=男が著飾ったり、化粧したりする)若者が増えてるよね
陸
ギャンブルでスって素寒貧(すかんぴん、=一文なし)
今シーズンは最下位の為體(ていたらく、=様子、ありさま)
溫和な為人(ひととなり、=生まれつきの性質、人柄)を見込んで
盛り場の路地で強請られ(ゆすられ、=おどして金品をまきあげる)
灑落臭い(しゃらくさい、=生意気だ、こしゃくだ)!ほっといてくれ
不成者(ならずもの、=ころつき、破落戸)にからまれた
こんなに梃子摺る(てこずる、=もてあます、手古摺る)とは
お二人の首途(かどで、=旅立ち、新しい生活を始めること、門出)を祝して乾杯
その考えは淺墓(あさはか、=考えが足りないさま)だね
依怙地(いこじ、=意地っ張り、えこじ)になって完成させた
正月の準備で大童(おおわらわ、=なりふりかまわず大奮闘するさま)なんです
ごめん、仕事に雁字搦め(がんじがらめ、=精神的に縛られて、自由に動けなくなること)でさ
情報元
読めそうで読めない間違いやすい漢字