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[新聞]<機動戦士ガンダムUC>気鋭の作家が挑む 宇宙世紀の新ガンダム

Leyair | 2007-12-08 18:37:49 | 巴幣 0 | 人氣 760

12月8日12時11分配信 毎日新聞


「亡國のイージス」「終戦のローレライ」などのベストセラーを生んだ福井晴敏さん2作目の“ガンダム小説”となる「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」が、角川書店「ガンダムエース」で連載されている。アムロとシャアの最後の戦いを描いた劇場版アニメ「逆襲のシャア」から3年後の宇宙世紀(UC)0096年を舞臺に、全く新しい「ガンダム」が描かれる。

 16歳の工専生、バナージ?リンクスは、死んだと聞かされていた父に誘われ、工業用コロニー「インダストリアル7」にやってくる。不慮の戦闘に巻き込まれる中、宇宙世紀元年に起きたコロニー爆発事件に絡み、謎の力を持つとされる「ラプラスの箱」を巡る陰謀にかかわっていた父と再會を果たす。だが、父は何者かに撃たれ、最後の力を振り絞り、新型モビルスーツ「ユニコーンガンダム」を我が子に託して息絶える。バナージは、謎の少女オードリーを救うため、新型のガンダムに乗り込み、フル?フロンタル率いるネオ?ジオン軍と地球連邦軍との戦いに巻き込まれていく……という物語だ。

 “シャアの再來”と呼ばれるフロンタルは、仮面に金髪、深紅のモビルスーツを駆る「赤い彗星」の異名もすべて受け継いでいる。メカ好きの少年で、父からガンダムを託されるバナージは、「機動戦士ガンダム」の主人公アムロそのもの。経験豊富な軍人で作戦を陣頭指揮するスベロア?ジンネマンはランバ?ラルを思い起こさせる。

 設定だけではなく、表紙と挿絵、キャラクターデザインは、ファーストガンダムを手がけ、「機動戦士ガンダム ジ?オリジン」を連載している安彥良和さんだ。モビルスーツなどのメカデザインも「機動戦士ガンダムZZ」からほぼすべてのガンダムにかかわっているメカデザイナーのカトキハジメさんが擔當。まさに“正統ガンダム”の布陣だ。いずれも福井さんのたっての希望で、「やはりガンダムはこの人たちでないと」と福井さん自身が“お百度參り”をして口説いたという。

 モビルスーツのデザインでは、福井さんが「モビルスーツ開発史」を設定し、宇宙世紀96年という時代背景などを加味して決定された。最新型の「ユニコーンガンダム」はもちろんだが、フロンタルが操縦する「シナンジュ」が、「逆襲のシャア」でシャアが搭乗した「サザビー」の後継機という設定も話題となっている。


 福井さんが、ストーリー、キャラ、モビルスーツともに、「宇宙世紀のガンダム」にこだわったのは「完全に30~40歳代向けに作っているから」という。ガンダムも、特に「SEED」シリーズ以降、女性ファンが急激に増えているが、福井さんは「30年間ガンダムを支えてきたのはガンプラを買うために並んでいた男子。この人たちが引きつけるには、やっぱり安彥さんの絵が一番響く」と語る。ファーストガンダムの流れをくむ宇宙世紀で、これまでほとんど描かれてこなかった「逆襲のシャア」直後の物語に挑戦したのも、「ガンダムからZ、ZZとあって、『逆襲のシャア』までは30、40代は丸ごと何となく知っている。今回はそうした過去の遺産を利用させてもらおうと思った」という。

 発売記念サイン會には、約300人が集まったが、狙い通りほとんどが20代以上の男性だった。「男女比率は98%ぐらい。史上最高ですね。今は映畫も小説も女性を主體にしたフォーマットになっているんだけど、今回はどしっとした男の子向けコンテンツでヒットさせられた。ちょっと“反撃ののろし”を上げられたかな」と手応えを感じている。

 福井さんは現在、ほとんどの仕事をストップさせて毎月の連載に集中しているといい、「ガンダムは僕らにとって最高の遊び場。やっと帰ってきました」とますます意欲を燃やす。

◇「大人だから言えることを」 作者の福井晴敏さん

 「?(ターンエー)ガンダム」の小説版を書いて、安彥良和さんと対談をしたとき、「ガンダムエース」の編集長から執筆を依頼されました。本格的な小説は難しいと思ったので、「ギャグ短篇みたいなのはどうですか」と言ったのですが、「大河な感じで」と何の目算もなく始まりました。ガンダム市場を支えてきた30~40代の人たちのために、「やっぱり宇宙世紀の話だよね」ということになったんです。

 一番「やった」と思っているのは、「ユニコーン」というタイトルです。ガンダムの一本角が二つに割れて変身する!というアイデアを最初に思い付いたのですが、いままでの「正伝ガンダム」は、必ず新しいモビルスーツのパターンを生み出している。変形、合體、小型化……。これに匹敵する何かを思いつかねば先へ進めなかったので、考えに考えて、浮かんだのが“変身”でした。

 これまでのガンダムが「大人なんて」という論拠から成り立っていたとしたら、「UC」では、大人たちが何をやって何をやらなかったのかを見つめ、大人になったからこそ言えることを、きちんと見せよう、と考えて書いています。

最終更新:12月8日12時11分

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