他人に無い不思議な能力　宿して參られた
素晴らしい貴方の望み　何でも葉えませう

Alf Layla wa Layla　御伽の語り
女達(dá)の喘ぎ　奇態(tài)な裸體

其膚に纏わん　觸れる吐息は繻子
口唇は緋の天鵞絨　我が名は”悪”

心も軀も蕩かす私に　溺れきらぬ者は無い
命の焔は邪悪に燃すもの　微笑に酔いしれ
ああ恍惚と
その生枯れ滅ぶまで

それでも優(yōu)れぬ御顔　胸中の空洞
埋まらぬ虛空の苦痛　塞いで進(jìn)ぜませう

Iftah Ya Simsim　呪文を唱え
止まれよ時間　揺蕩う帳

甘露へと誘う　爪先には珊瑚
橫たわる褥は絹　我が名は“富”

邪悪な瞬き目映い私に　目が眩まぬ者は無い
王者も額づく　この綺羅めきは　此世の何より
ああ美しや
金で奪えぬ物はなし

『自ら首を刎ねるとは　…嬉しいぞ…
　死ぬ必要はない　わたしの血で　甦るが良い…』

Alf Layla wa Layla　恐怖感じたら
許し請うがいいだろう　禁斷の眸

今眼窩見つめよ　驪の鬣
降り立つ漆黒の翼　我が名は“DIO”

渾てを抱き取る私の深さに　抗える者などない
そこへと注げば　愛の美酒となり
狼狽えた眸　我の血が差す

ABRACADABRA　私は何時でも
あなたに寄り添った影
夢さえ愚となる　悪は神となる
此世の懈怠を犯すものなり

さあさ魂をこちらに