ポトリポトリポトリと雨のように　降り注ぐカタツムリ
夏のような日差しと　虹の中
discが戻された　記憶の戻るウェザー
復讐をはたそうと　私を追う

友人に尋ねてみた　天國はあるのかと
どうすればいけるのかと
友人は答えた　「私の能力（ちから）と
約束の地へ行くこと」

「私はそこへ行く　どんな手段を使ったとしても」
そう　告げて　この地を去る
彼が　死んでしまったと知ったのは
今更に　なって　だった

私は　天國へ行かなければ　人はなぜ出會うのか
その答えを知るため　産まれたと
そうだと信じて生きてきた　恐怖と絶望に満ちた
この世界へ　生れ落ちて來たのは

神父が依頼に込めた　その本當の意味を
ついに誰も知ることはない
そう　それは妹を　傷つけぬように
行った　手段だと

もし　これが運命（さだめ）なら　なんてひどいすとーりーだろう
妹は　湖へ落ちる
彼にまだ息があることも気付かないで

神よ　あなたは何故　私のみ　生き殘らせたのだ
罰を受けるべきは　私だろう
弟はここに來る　無念を晴らすために
記憶を抜いて　私は　この地を去る

約束の場所へとたどり著いた　世界が一巡（ひとまわり）した
皆が　覚悟をできる　世界へと
ただ　そこに　一人殘った　少年を　追い詰めて
最後の因縁を　斷ち切らねば

神へと　なった　つもりだった　皆が幸福（しあわせ）になれる
世界を　作り上げて　いたのだと
小僧　貴様に　何がわかる！　ただ　絶望のみに満ちた
覚悟さえも出來ない苦しみが