不從政治立場來說,這首歌倒是滿好聽的,但我只有看到一個影片是唱「全番」(六段)的,而我自己另行整理的歌詞(後述),歷史假名遣的標示也是參考這部影片的:(不過沒有完全使用該影片所標的字就是了,因為有些字不符原文)
其實,原本的歌詞是漢字+片假名的體裁,而且是沒有濁點的(對,就跟教育敕語是一樣的體裁),現在在維基百科上的歌詞已經是現代假名遣了;日本自衛隊現在也有唱這首歌,但貌似只唱前兩段...
《拔刀隊》(明治18年、1885年)
作詞:外山正一
作曲:Charles Edouard Gabriel Leroux
1.
我(われ)は官軍(くわんぐん)我(わ)が敵(てき)は
天地(てんち)容(い)れざる朝敵(てうてき)ぞ
敵(てき)の大將(たいしやう)たる者(もの)は
古今無雙(ここんむさう)の英雄(えいゆう)で
之(これ)に從(したが)ふ兵(つはもの)は
共(とも)に慓悍(へうかん)決死(けつし)の士(し)
鬼神(きしん)に恥(はぢ)ぬ勇(ゆう)あるも
天(てん)の許(ゆる)さぬ反逆(はんぎやく)を
起(おこ)しし者(もの)は昔(むかし)より
栄(さか)えし例(ためし)有(あ)らざるぞ
敵(てき)の亡(ほろ)ぶる夫迄(それまで)は
進(すす)めや進(すす)め諸共(もろとも)に
玉(たま)散(ち)る劔(つるぎ)拔(ぬ)き連(つ)れて
死(し)ぬる覺悟(かくご)で進(すす)むべし
2.
皇國(みくに)の風(ふう)と武士(もののふ)の
其(そ)の身(み)を護(まも)る靈(たましひ)の
維新(ゐしん)此(こ)の方(かた)廢(すた)れたる
日本刀(やまとがたな)の今更(いまさら)に
又(また)世(よ)に出(い)づる身(み)の譽(ほまれ)
敵(てき)も身方(みかた)も諸共(もろとも)に
刃(やいば)の下(した)に死(し)ぬべきぞ
大和魂(やまとだましひ)有(あ)る者(もの)の
死(し)ぬべき時(とき)は今(いま)なるぞ
人(ひと)に後(おく)れて恥(はぢ)搔(か)くな
敵(てき)の亡(ほろ)ぶる夫迄(それまで)は
進(すす)めや進(すす)め諸共(もろとも)に
玉(たま)散(ち)る劔(つるぎ)拔(ぬ)き連(つ)れて
死(し)ぬる覺悟(かくご)で進(すす)むべし
3.
前(まへ)を望(のぞ)めば劔(つるぎ)なり
右(みぎ)も左(ひだり)も皆劔(みなつるぎ)
劔(つるぎ)の山(やま)に登(のぼ)らんは
未來(みらい)の事(こと)と聞(き)きつるに
此(こ)の世(よ)に於(おい)て目(ま)の當(あ)たり
劔(つるぎ)の山(やま)に登(のぼ)るのも
我(わ)が身(み)の為(な)せる罪業(ざいごふ)を
滅(ほろ)ぼす為(ため)に非(あら)ずして
賊(ぞく)を征伐(せいばつ)するが為(ため)
劔(つるぎ)の山(やま)も何(なん)の其(そ)の
敵(てき)の亡(ほろ)ぶる夫迄(それまで)は
進(すす)めや進(すす)め諸共(もろとも)に
玉(たま)散(ち)る劔(つるぎ)拔(ぬ)き連(つ)れて
死(し)ぬる覺悟(かくご)で進(すす)むべし
4.
劔(つるぎ)の光(ひかり)閃(ひらめ)くは
雲間(くもま)に見(み)ゆる稻妻(いなづま)か
四方(よも)に打出(うちだ)す砲聲(はうせい)は
天(てん)に轟(とどろ)く雷(いかづち)か
敵(てき)の刃(やいば)に伏(ふ)す者(もの)や
丸(たま)に碎(くだ)けて玉(たま)の緒(を)の
絶(た)へて墓無(はかな)く失(う)する身(み)の
屍(かばね)は積(つ)みて山(やま)を成(な)し
其(そ)の血(ち)は流(なが)れて川(かは)を成(な)す
死地(しち)に入(い)るのも君(きみ)が為(ため)
敵(てき)の亡(ほろ)ぶる夫迄(それまで)は
進(すす)めや進(すす)め諸共(もろとも)に
玉(たま)散(ち)る劔(つるぎ)拔(ぬ)き連(つ)れて
死(し)ぬる覺悟(かくご)で進(すす)むべし
5.
彈丸雨飛(だんぐわんうひ)の間(あひだ)にも
二(ふた)つ無(な)き身(み)を惜(をし)まずに
進(すす)む我(わ)が身(み)は野嵐(のあらし)に
吹(ふ)かれて消(き)ゆる白露(しらつゆ)の
墓無(はかな)き最期(さいご)遂(と)ぐるとも
忠義(ちゆうぎ)の為(ため)に死(し)ぬる身(み)の
死(し)して甲斐(かひ)有(あ)るものならば
死(し)ぬるも更(さら)に怨(うら)み無(な)し
我(われ)と思(おも)はん人達(ひとたち)は
一歩(いつぽ)も後(あと)へ引(ひ)く勿(なか)れ
敵(てき)の亡(ほろ)ぶる夫迄(それまで)は
進(すす)めや進(すす)め諸共(もろとも)に
玉(たま)散(ち)る劔(つるぎ)拔(ぬ)き連(つ)れて
死(し)ぬる覺悟(かくご)で進(すす)むべし
6.
我(われ)今茲(いまここ)に死(し)なむ身(み)は
君(きみ)の為(ため)なり國(くに)の為(ため)
捨(す)つべき物(もの)は命(いのち)なり
假令(たと)へ屍(かばね)は朽(く)ちぬとも
忠義(ちゆうぎ)の為(ため)に捨(す)つる身(み)の
名(な)は芳(かんば)しく後(のち)の世(よ)に
永(なが)く傳(つた)へて殘(のこ)るらむ
武士(ぶし)と生(う)まれし甲斐(かひ)も無(な)く
義(ぎ)も無(な)き狗(いぬ)と云(い)はるるな
卑怯者(ひけふもの)とな謗(そし)られそ
敵(てき)の亡(ほろ)ぶる夫迄(それまで)は
進(すす)めや進(すす)め諸共(もろとも)に
玉(たま)散(ち)る劔(つるぎ)拔(ぬ)き連(つ)れて
死(し)ぬる覺悟(かくご)で進(すす)むべし