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Muv Luv Alternative - Next Answer 主線 (61-End)

作者:WitchFive│2017-10-28 13:03:39│巴幣:0│人氣:345
061 - 中東?イスマイリヤ前線基地

OP
=========
千堂柚香
「合同演習(xí)、お疲れ様でした。砂上戦は私もまだまだ不慣れでとても勉強(qiáng)になります」
「ツェルベルスの皆さんは一人一人が一騎當(dāng)千。模擬戦で、こんなに敗北感を味わうのは初めてです」

イルフリーデ
「私も千堂少尉から學(xué)ぶ事は沢山ありました。なにせ今度の作戦はフェイズ5ハイヴの攻略…」
「お互い學(xué)べる事は學(xué)び盡くして赴かなくては。攻略はおろか、きっと生還も難しいでしょう」
「ですが、南アフリカでの戦いと、コンゴハイヴ攻略は置いてきぼりだったので腕が鳴りますけど!」

千堂柚香
「頼もしいです。でも南アフリカが安定して戻った矢先にハイヴ戦。ツェルベルスの皆さんは大変…」

イルフリーデ
「みんな本當(dāng)に頑張ってるなぁ。でも私達(dá)も激戦を終えたばかり。頑張りじゃ負(fù)けてませんっ!」
「それに私とベスターナッハ中尉が原隊(duì)復(fù)帰したわけですし、ツェルベルス全員集合ですっ」
「ツェルベルス全隊(duì)と、千堂少尉達(dá)ウォードッグ中隊(duì)、そして大尉!全員の力があれば…………」

『誰』
「…?全員の力があればどうした、フォイルナー少尉…」

イルフリーデ
「あの不自然な砂煙……。やっぱりBETA!砂中からBETA多數(shù)出現(xiàn)!大尉!」

『誰』
「振動(dòng)センサーが通用しない砂漠。急な接近を許すのが本當(dāng)に厄介だ。全機(jī)応戦!演習(xí)の締めにする!」

ED
=========
イルフリーデ
「全BETAの撃破を確認(rèn)。不意を突かれましたが、友軍に被害はありません」

『誰』
「合同演習(xí)の締めに丁度いい実戦訓(xùn)練になったな。警戒解除!各隊(duì)、基地に帰投する!」
「そして、フォイルナー少尉にベスターナッハ中尉。前作戦では世話になったな。感謝する」

ブリギッテ
「いえ。こちらこそ大尉の指揮下で戦えて光栄でした!」

イルフリーデ
「私と中尉がローテ中隊(duì)に戻っても次は共同作戦です。また同じ戦場(chǎng)で戦えますね、大尉」

『誰』
「ああ。またよろしく頼む。…次はフェイズ5のハイヴ攻略か。楽ではないと思うが最善を盡そう」

ブリギッテ
「了解。それにしても腕が鳴るな。フェイズ5、アンバールハイヴか」

イルフリーデ
「1984年から存在しているハイヴ。當(dāng)時(shí)の中東戦線に大きな打撃を與えたと聞いています」

『誰』
「アンバールハイヴ…甲9號(hào)目標(biāo)。こいつを攻略できれば人類にとって大きな一歩には違いない」
「よし基地に帰投後、作戦開始まで各員は全力で休むように!疲れは殘すな!」
「ツェルベルス大隊(duì)と歐州連合軍。そして歐州派遣軍に俺達(dá)…。これほどの大部隊(duì)は久しぶりだ」
「そう言えば神宮司少佐は戻っているのだろうか?帰投したら訊ねてみる事にしよう」



062 - 中東?イスマイリヤ東砂漠地帯1

OP
==========
千堂柚香
「イラクのアンバールハイヴに向けて前線基地を出て2日ですが、中々過酷な旅になりそうです」

龍浪響
「イスマイリヤ前線基地から、イラクのアンバールまで直線でおおよそ1000kmだ」
「BETAとの交戦を避けて、蛇行してれば更に距離は増える。飛行できれば楽なんだけどな」

千堂柚香
「フェイズ5のハイヴに向かうので光線級(jí)は當(dāng)然、存在しているはず。飛ぶわけにはいきませんね…」

龍浪響
「それでもここは完全にBETAの勢(shì)力圏內(nèi)のはずなのに、遭遇する數(shù)が少ないのが幸いだぜ…」

『誰』
「ハイヴと前線の丁度中間にある、例の研究施設(shè)にBETAが集結(jié)していたからだな」
「分散していたBETAを叩く事ができたおかげで、多少はハイヴ攻略も楽になるかもしれないな」

千堂柚香
「あの時(shí)の被害は甚大でしたが、ハイヴ攻略を2回に分けて行えたと考えれば報(bào)われる…のかしら」

龍浪響
「その通りだ。もっとも楽観できる狀況じゃ全然ないけどな。油斷は一切できない」

『誰』
「ああ、奴らの物量はそんな物じゃ…と、噂をすればBETAだ。各自!油斷するな!突破する!」

ED
==========
千堂柚香
「BETAの全滅を確認(rèn)。今回も友軍に被害はありません」

『誰』
「よし、後続と合流後、物資を補(bǔ)給………なんだ、あれは?地上を這う入道雲(yún)か?」

千堂柚香
「……あれは!砂嵐です!」

神宮司まりも
「『誰』大尉、龍浪!一端退け!砂嵐の中では圧倒的にBETAが有利だ!」
「もたもたしていると跳躍ユニットに砂が入り込んで動(dòng)けなくなる!」

『誰』
「…確かにまずい。全機(jī)撤退!駄目か、振り切れん…!」

千堂柚香
「きゃっ…!すごいノイズ…!耳が痛かったです…」

神宮司まりも
「通信機(jī)器に悪影響は出るが會(huì)話が出來ない程でもない!それより視界だ、問題は!」
「補(bǔ)給前に厄介な事になったな…。各機(jī)、弾薬のチェックを怠るな!遭遇戦を警戒しろ!」

一同
「「了解!」」



063 - 中東?イスマイリヤ東砂漠地帯2

OP
==========
龍浪響
「想像してたより、砂嵐の中でも視界は悪くないな…。全く周りが見えなくなるのかと思ったぜ」

神宮司まりも
「外部カメラでの視界確保は肉眼よりも優(yōu)れている。それでも、精々見えて數(shù)十メートル先だ」

龍浪響
「確かに霧の中にいるみたいだ…。突撃級(jí)にでも襲われたら厄介…」
「……ッ!?危ねぇ…!?何かが俺の機(jī)をかすめてったぞ…!?」

神宮司まりも
「…レーザーだ!よりによって、この視界が不明瞭な時(shí)に何発も…!各機(jī)、亂數(shù)回避!」

龍浪響
「いや、かえって好都合だぜ!奴らにとっても視界は遮られてるはず!!そして――」
「光線級(jí)は味方を撃たねえ!つまりこれだけ撃ってくるってことは射線上に他のBETAはいない!」
「大尉、突撃のチャンスだ!射線を追って、光線級(jí)を駆除しましょう!」

『誰』
「根拠の薄い推測(cè)だが、このまま防戦一方では消耗するばかりだな。危険極まりないが支持します」

神宮司まりも
「撤退にするにも、どちらに行けば砂嵐が晴れるのか分からん。光線級(jí)を駆除しつつ前進(jìn)する!」

ED
========
龍浪響
「視界が不明瞭で確かではないが、周囲の殘存BETAの全滅を確認(rèn)し……」

『誰』
「油斷するな!中尉、後ろだ!この化物が!沈め!」

龍浪響
「…要撃級(jí)!?まだ生き殘りがいたのか。助かりました大尉…。感謝します」

神宮司まりも
「私指揮下の人類防衛(wèi)機(jī)構(gòu)軍と歐州派遣軍、それからツェルベルス大隊(duì)の一部が砂嵐の中だ」
「アイヒベルガー少佐とは通信途絶しているが前進(jìn)を続けている筈だ」
「合流までは全機(jī)私の指示に従え。もうすぐ砂嵐を抜ける。視界が晴れても油斷はするなよ!」

『誰』
「了解!そろそろ抜けられそうだな…」



064 - 中東?アンバールハイヴ1

OP
=========
『誰』
「あれがフェイズ5ハイヴか。フェイズ4のコンゴハイヴの二倍近い規(guī)模があるぞ…」

ルナテレジア
「地表の高度は約600m。地平の先に立つ、その姿。まるで悪魔の棲む巨城ですわね」

イルフリーデ
「うわぁ、凄いBETAの數(shù)。みてみて、ルナ。こんなの本當(dāng)に攻略できるのかしら…」

ルナテレジア
「そうですわね、やってみなければ分かりませんとしか…。私達(dá)に出來る事を頑張りましょう」

イルフリーデ
「そうよね。やれるだけの事をやるだけよね…」

ルナテレジア
「數(shù)は多いけれど、BETA達(dá)はコンゴハイヴ同様、地ならしやハイヴ建造に精を出しています」
「つけいる隙はある。そうですわね『誰』大尉」

『誰』
「その通り。神宮司少佐!道を切り拓くため奮迅している先行部隊(duì)に続きハイヴへ向かいましょう!」

ED
=========
ブリギッテ
「ハイヴまで目前ですが、BETA、尚も多數(shù)!」
「突入予定ポイントまでの距離、殘り僅かなのに、この數(shù)…」

『誰』
「…総力戦の様相を呈してきたな」

神宮司まりも
「ローテ中隊(duì)、ハイヴ突入に備え、各員機(jī)體の損傷及び殘弾のチェックを怠るな!」

『誰』
「そう言えば、ローテ中隊(duì)の指揮はベスターナッハ中尉が取っているようだが……」
「ララーシュタイン大尉は本作戦に參加していないようだな。どうしたんだ?」

ブリギッテ
「アフリカでの戦闘で中破し、ララーシュタイン機(jī)は現(xiàn)在修理中、私が中隊(duì)長(zhǎng)代行を務(wù)めています」

『誰』
「あの森林火災(zāi)の時(shí)か。大尉の獅子奮迅の活躍には救われたぞ」

ブリギッテ
「はっ!ララーシュタイン大尉が欠けている戦力低下分は、私が補(bǔ)ってみせます!」

神宮司まりも
「心強(qiáng)いぞ、中尉!ローテ中隊(duì)に後れを取らないよう、我々も連戦に備えるぞ!」

『誰』
「了解!」



065 - 中東?アンバールハイヴ2

OP
=========
龍浪響
「門が見えてるのに、近づけねえ!なんてBETAの數(shù)だ…!」

ヴォルフガング
「どいてろ、小僧!ビビってるなら俺が前に出る!カバー頼むぜ!」

龍浪響
「だ、誰が小僧だ、お前…!くっ……援護(hù)してやるよ!」

ヴォルフガング
「お前ッて言うんじゃねえよ!俺はウォルフガング?ブラウアーだ!ローテ11!階級(jí)は少尉!」
「コンゴハイヴじゃ目立った戦績(jī)を殘せなかったからな!ここで少しは活躍させてもらう!」

龍浪響
「おい、俺の方が上官じゃねえか!俺は中尉だぞ、口を弁えろ…!」

ヴォルフガング
「悪ぃ、あんた良い腕してるぜ、ちっこい中尉!小僧と呼んだのは謝罪させてもおうか!」

龍浪響
「おう、ありがとうな。…いや、ちっこい中尉言うな…!…それより突撃するなら今だぜ、大尉!」

『誰』
「よし、俺達(dá)もウォードッグとローテ11に続け!突入ポイントを確保する!」

ED
=========
千堂柚香
「ハイヴ內(nèi)に到達(dá)。突入部隊(duì)に被害はありません。…內(nèi)部は外に比べてBETA數(shù)が少なく見えますね」
「やはり研究施設(shè)の存在がBETAを分散していたと見て間違い無さそうですね」

『誰』
「加えて今はハイヴ建造に勤しんでいるんだろう。融合世界の影響でこのハイヴも恐らく常態(tài)にない」
「橫坑の殆どは埋まり寸斷されているはず。少佐!偵察部隊(duì)を出しましょう!」
「俺達(dá)と各突入部隊(duì)は、このまま前進(jìn)し、橋頭堡の確保を――ッ!?戦車級(jí)!?千堂少尉、危ない!」

千堂柚香
「きゃっ…!?」

龍浪響
「千堂少尉…!こいつ、柚香に乗っかってるんじゃねえよ…!」

千堂柚香
「だ、大丈夫です。伸し掛かられて下敷きになってしまいましたけど。戦車級(jí)、沈黙。撃破しました」

龍浪響
「心配かけやがって。倒されながら仕留めるなんて、やるじゃないか。化物をどかして今、自由にし…」

『誰』
「…ッ!今すぐ少尉から離れろ、龍浪中尉!」

龍浪響
「…た、大尉、何言って……」

『誰』
「…見ろ!天井が崩落する!全機(jī)、退避だ!急げ…!」



066 - 中東?アンバールハイヴ內(nèi)

OP
========
龍浪響
「…ちくしょう…!柚香が、土砂の下敷きに……!返事をしろよ、少尉…!」

神宮司まりも
「落ち著け、龍波中尉。バイタルに異常は出ているものの、千堂機(jī)は健在。無事だ」

『誰』
「救助は後続に任せて、俺達(dá)は前進(jìn)するぞ!もたもたしていては背中を守っている連中の負(fù)擔(dān)になる!」

龍浪響
「こんな、いつどこからBETAが出てくるか分からねえ所に少尉を置いていくって言うんですか?」
「何とか…救助を優(yōu)先する事はできませんか!?」

神宮司まりも
「軍務(wù)に私情を挾むな。今は橋頭堡の確保が最優(yōu)先だ。貴様も部隊(duì)を預(yù)かる者だろう?冷靜になれ」

龍浪響
「し、しかし…!!」

神宮司まりも
「とは言っても、その橋頭堡、確保するにはここが最良だと見受けられるな。どうだ大尉?」

『誰』
「同感です。では部隊(duì)を分けて救助作業(yè)と同時(shí)並行しましょう」

龍浪響
「少佐、大尉…感謝します!」

神宮司まりも
「貴様?shù)取长咏筏皮い耄蝾^堡確保のため、殲滅しろ!ここで抜かるなよ、龍浪!」

龍浪響
「了解!任せてください!!」

ED
========
イルフリーデ
「周囲のBETA、全て沈黙です!ふぅ、しばらくは落ち著けるかな」

ブリギッテ
「それにしても、ハイヴの構(gòu)造は頑強(qiáng)そのものと聞いていたのだが。まさか天井が崩落するとは…」

イルフリーデ
「融合世界の影響で脆くなっていたのかもしれませんね。様々な地形が混ざりこんでいるようですし」

ブリギッテ
「戦車級(jí)を倒れながら撃っていた千堂機(jī)の流れ弾が當(dāng)たった程度で崩れたようだからな。一理ある」

『誰』
「こちら『誰』、そちらの様子はどうか?崩落はかなり大規(guī)模だった様子だが…」

ブリギッテ
「殿を務(wù)めていたので巻き込まれはしましたが無事です。ですが、分?jǐn)啶丹欷皮筏蓼い蓼筏郡汀?br>
『誰』
「復(fù)舊に全力を向けている。ところでそちら側(cè)の橫坑の狀況はどうだ?」

ブリギッテ
「音波による簡(jiǎn)易調(diào)査ではかなり脆いですね。それが暫く続いていると思われます」

イルフリーデ
「大尉のいる地點(diǎn)は元來の頑強(qiáng)な構(gòu)造を保っているようです。その點(diǎn)からも橋頭堡として適切です」

『誰』
「了解。通路が繋がり次第後を追う。そちらは注意しつつ先に進(jìn)んでくれ」

一同
「「了解!」」



067 - 中東?アンバールハイヴ3

OP
=========
ブリギッテ
「殘り數(shù)分で主縦坑の底だな。最深部まで2000kmの縦穴か。戻れるのか不安になるが」

ブリギッテ
「大尉、一ついいですか。本當(dāng)にウォードッグ中隊(duì)を後方支援に回して良かったのですか?」

『誰』
「龍浪中尉は仲間がどんな狀態(tài)にあっても戦意を失わない強(qiáng)さがあると信じて疑わないが――」
「危険な場(chǎng)所で救出が難航している部下を置いていけるほど冷酷にはなれないさ」
「誰かが助けなきゃいけないなら、中尉にやらせた方がいい。神宮司少佐もそう考えたんだ」

ブリギッテ
「なるほど。しかし僭越ながらこの局面でその判斷はいささか少佐も甘いと思えてしまいます」

ジークリンデ
「あら?少佐は甘くないわよ、ベスターナッハ中尉。代わりに私達(dá)を引っ張り出してきたもの」
「冷靜に考えれば、この方がむしろ戦力的には充実しています。適切な差配だったと思いますよ」
「であればこそ、アイヒベルガー少佐も賛同したのでしょう。…さて、それよりも」

ブリギッテ
「著地予想地點(diǎn)に多數(shù)の敵影!盛大なお出迎えが待っているようですね」

ジークリンデ
「まるで巣を突かれて兇暴化した毒蜂の群れね。害蟲は駆除してあげましょうか、大尉」

『誰』
「了解!各機(jī)、著地予想點(diǎn)のBETAを殲滅する!!」

ED
=========
ジークリンデ
「主縦坑、最下層を確保」

アイヒベルガー
「後続、続け」

『誰』
「あれだけいたBETAを、こんな短時(shí)間で平らげてしまうなんて。さすがのおふたりだ…」

ジークリンデ
「ご謙遜でしょう。大尉こそ鬼神の如き奮戦だったではありませんか」

アイヒベルガー
「大尉のくぐり抜けてきた死線は常に極限だった。己の力量には胸を張っていい」
「大広間まではあと僅かだ。ついてこい、『誰』大尉。新たな死線を共に越えるぞ」

『誰』
「了解!」



068 - 中東?アンバールハイヴ大広間

OP
=========
ヘルガローゼ
「こちらローテ6!ツェルベルス第一中隊(duì)、第二中隊(duì)共に、大広間へ突入!」

イルフリーデ
「大広間內(nèi)部にはBETA多數(shù)!ヘルガ、凄いわね、ハイヴって!BETAの腸詰めみたい!」

ヘルガローゼ
「ここまで密集されているとそんな発想にも頷けるが、BETAは食えん!」

イルフリーデ
「生きて帰って、本物の腸詰めで素?cái)长蕰姴亭驑Sしみましょう!」

ヘルガローゼ
「大広間戦の撃破スコアで負(fù)けた方が勝者へ素?cái)长蕰姴亭蛴Y走する。乗るか?イルフィ」

イルフリーデ
「面白いじゃない、ヘルガ。私、奢りなら全力で食べるわよ!」

『誰』
「その賭け、俺も參加させて頂こうか!補(bǔ)給完了!これより、俺達(dá)も大広間へ突入する!」

ED
=========
ヘルガローゼ
「大広間のBETA殲滅を確認(rèn)!スコアは私が3人の中でトップだ!どうだイルフィ!」

『誰』
「悔しいが、負(fù)けは負(fù)けだな。帰投したら好きな物を好きなだけ奢らせて頂こう」

ジークリンデ
「あら、喜んでいる所を申し訳ないけれど、大広間戦のトップスコアは私よ、少尉」

ヘルガローゼ
「え!?中尉、いつの間に賭けに參加されていたのですか…!?」

ジークリンデ
「私も食べる時(shí)は食べるわよー?覚悟してね、ふふ」

ヘルガローゼ
「全力で奢らせて頂きます…!」

ジークリンデ
「大尉、S-11によるハイヴの完全破壊は第三中隊(duì)『ブラウ』と私達(dá)、第1中隊(duì)で行います」
「大尉はローテ中隊(duì)と共に撤退経路の確保をお願(yuàn)いしてもよろしいでしょうか?」

『誰』
「了解した。財(cái)布の紐を緩めておくので、油斷無きよう、中尉」

ジークリンデ
「ええ、『誰』大尉。貴方も御武運(yùn)を」



069 - 中東?アンバールハイヴ4

OP
=========
イルフリーデ
「アンバールハイヴ、撤退経路の確保に成功、進(jìn)路上のBETAはほぼ殲滅しました!」

ブリギッテ
「作戦もいよいよ大詰めと言った所か。ローテ中隊(duì)、空を拝めたからと油斷はするなよ!」

イルフリーデ
「了解、周囲は以前BETAが多數(shù)存在しています!各部隊(duì)の皆さん、警戒を厳にして下さい!」

ブリギッテ
「後方支援の歐州派遣軍も合流し、撤退経路の確保も萬全だな。ジーク様もお喜びになるだろう」

イルフリーデ
「ジークリンデ様には、私とヘルガそして大尉は、今夜、夕食を御馳走する事になっていますね」

ブリギッテ
「…いきなり何の話だ。それより…私は招かれていないのだが……」

イルフリーデ
「えっ!?スコアで負(fù)けたら夕食を奢るという賭けをしていたので。中尉もいらっしゃいます…?」

ブリギッテ
「まあ…部下だけに出費(fèi)を強(qiáng)いるのはいささか問題があるからな――……なんだあのデカ物は」

イルフリーデ
「友軍3機(jī)のシグナルロスト!全長(zhǎng)60mオーバー、要塞級(jí)です!弾薬推進(jìn)剤共に僅かというのに…」

『誰』
「ここまで來て戦意を失うな!」

イルフリーデ
「…大尉!了解ですっ!ハイヴ內(nèi)に殘っている友軍機(jī)とあんな化物を遭遇させるわけにはいかない!」

ブリギッテ
「その意気だ!ジーク様がお戻りになられる前に、奴を始末する!」

『誰』
「まずは要塞級(jí)に接近するため進(jìn)路上のBETAを駆逐する!ここまで來て死ぬなよ!」

一同
「「了解!」」

ED
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『誰』
「く……ローテと俺達(dá)を除き、ほぼ全滅か…!要塞級(jí)め!機(jī)體、衛(wèi)士共に疲弊している時(shí)に…」
「ハイヴ戦を終えて生還の喜びに浸たる虛を突く禍々しい巨體。戦意を失っているのか皆、動(dòng)きが…」
「…クソッ、ここまでか…!」

龍浪響
「諦めるんじゃねえ!!!」

『誰』
「援軍…!?ハイヴ內(nèi)から!?ウォードッグ中隊(duì)か!」

龍浪響
「散々、世話だけしておいて、借りを返す前にくたばっちまうとか悪い冗談ですよ、大尉!」

千堂柚香
「中尉の言うとおりです。命の恩人達(dá)に恩を返す前に死なれては困ります」

『誰』
「無事だったか、千堂少尉…」

千堂柚香
「お陰様で無事発掘されました!」

『誰』
「発掘って……。くく…ははは。そうだな。諦めたらそこで何もかも終わりだ」

龍浪響
「それじゃ、『誰』大尉。あのデカ物、黙らせてやりましょう!!」

『誰』
「了解ッ!!」



070 - 中東?アンバールハイヴ5

OP
=========
ブリギッテ
「敵、要塞級(jí)!胎內(nèi)より光線級(jí)を展開!信じられん…ハイヴの中で撃つつもりなのかっ!?」

龍浪響
「そんな馬鹿な!ハイヴを破壊する事を自らやるなんて――」

『誰』
「元々奴らはこの穴を掘るためにいるって話もあるし、味方撃ちさえなきゃ何でもやるかもな…」
「それに、この不完全なハイヴを奴らが守るべき巣だと思っているかどうか怪しい」

龍浪響
「と、とにかく!周囲の雑魚共は俺達(dá)に任せてください!大尉達(dá)は要塞級(jí)をッ!!」

『誰』
「よし!このデカいのを倒して甲9號(hào)作戦の成功を共に祝おう!行くぞ、吶喊ッ!」

ED
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ブリギッテ
「私の眼から逃れられると思うな!そこだぁッ!光線級(jí)全て駆逐!大尉今だ!要塞級(jí)にとどめを!」

『誰』
「了解!…くっ、弾切れか!!だったら!くらええええええっっっ!!」

ブリギッテ
「ちょ、長(zhǎng)刀を投げただと…!?……要塞級(jí)、沈黙!やったぞ…!『誰』大尉…!」

『誰』
「まだだ、周囲の殘存BETAは!皆は無事か!?」

ジークリンデ
「心配要りません。周囲500m內(nèi)全てのBETAはあなた方が倒しました」

ブリギッテ
「中尉、ご無事でしたか!」

ジークリンデ
「大尉やあなたが撤退経路を確保していたお陰で弾薬が盡きていた私達(dá)も無事撤退できました」
「もう少し早く出てこられたら、要塞級(jí)撃破の手助けができたのに。ごめんなさいね」

『誰』
「ファーレンホルスト中尉もハイヴ最深部へ向かい、S-11を設(shè)置する危険な任務(wù)だったろう」
「無事で何よりだ。それでS-11は?」

ジークリンデ
「設(shè)置は完了。起爆予定まで殘り數(shù)分です」

『誰』
「とうとうか。とうとう、あのアンバールハイヴを。甲9號(hào)目標(biāo)を俺達(dá)の手で……」

ジークリンデ
「ええ。お疲れ様です、英雄さん」

『誰』
「え、英雄は止めてください。七英雄にそんなことを言われると恐縮してしまう…」

ジークリンデ
「さあでは撤退しましょう。ハイヴを出るまでは油斷は禁物です」

『誰』
「了解!」



071 - エジプト?カイロ基地周辺1

OP
========
――エジプト?カイロ基地
ツェルベルス大隊(duì)、歐州派遣部隊(duì)、そして『誰』は、一端カイロ基地へと後退していた。その後…
ツェルベルス大隊(duì)と歐州派遣部隊(duì)は休息もそこそこに、別任のため基地を離れたのであった。

篁唯依
「『誰』大尉!ご無事で何よりでした!」

『誰』
「篁中尉久しぶりだな。また共に戦えると聞いて心強(qiáng)いよ。病み上がりで悪いが頑張ってくれ」

崔亦菲
「ちょっと大尉、私もいるんですけど~~」

『誰』
「分かってるよ、崔中尉。中尉もまたよろしく」

篁唯依
「それより大尉、外をご覧になりましたか?シャトル発射場(chǎng)にHSSTが搬入されています」

崔亦菲
「しかもあれだけの數(shù)…。きっと軌道降下するつもりなんですよ。でも一體誰が、どこに…」

『誰』
「薄々感づいてはいただろ?勿論俺と君達(dá)だ。あれは俺が香月司令に進(jìn)言したものなんだ」

篁唯依
「私達(dá)が…?どういう事かお聞きしてもよろしいですか?」

『誰』
「後ほどブリーフィングでな。今は連攜の再確認(rèn)を兼ねて、BETAの迎撃を行う」

崔亦菲
「そうね、アンバールハイヴが墮ちたせいか、最近野良BETAが多くて。一石二鳥ね」

篁唯依
「うん。では『誰』大尉、參りましょう。久しぶりの連攜、腕が鳴ります」

ED
========
『誰』
「…以上の事から、香月司令はオリジナルハイヴへの再突入を決斷し、その任務(wù)を我々が拝命した」

篁唯依
「大尉の脳裏に突然浮かんだ、世界融合の原因と思しきビジョン…ですか」

『誰』
「そうだ。俺は単なる思いつきとは思えない。記憶は曖昧だけど、多分真実なんだと思ったんだ」
「俺達(dá)はこれまでに、何度も世界を移動(dòng)するという不思議な経験を重ねてきただろう?」
「そしてその時(shí)の記憶は今でも鮮明に殘っている。だが、そんな経験は俺達(dá)だけのものだろうか?」

崔亦菲
「別世界に住む私達(dá)も同じような経験をしている可能性は十分にあるわよね」

篁唯依
「つまり大尉は、別世界の自分の記憶が他の世界の自分と共有されていると言いたいのですね?」

『誰』
「ああ。香月司令も夢(mèng)の一部は共有された記憶である可能性を指摘している。そして今回は――」
「オリジナルハイヴが再活性化しているという観測(cè)結(jié)果もあり、俺の言葉が決斷を後押しした…」

篁唯依
「それにしても冒険よね。その仮説だけで今の疲弊した人類を喀什に再突入させようってんだから」

『誰』
「あの人は元來物理學(xué)者だ。司令の提唱する因果律量子論は、世界の現(xiàn)狀と完全に合致するらしいぞ」

崔亦菲
「ふうん…私には正直難しい話ね。でも単なる思いつきでないのならいいわ。無駄死には嫌だもの」

篁唯依
「念のための確認(rèn)ですが…。桜花作戦は間違いなく成功した…んですよね?」

『誰』
「ああ、それは間違いない。常識(shí)的に考えれば、再活性化はあり得ない」

篁唯依
「委細(xì)承知しました。その大役、必ずまっとうして見せます」

崔亦菲
「そうね、腕が鳴るわ」

『誰』
「決行日等の詳細(xì)は決まり次第伝達(dá)する。それまで俺達(dá)は野良BETAの掃討だ」
「HSSTに萬が一の事が起きないよう、心して任務(wù)にあたってくれ」

一同
「「了解!!」」



072 - エジプト?カイロ基地周辺2

OP
========
崔亦菲
「…あれから數(shù)日かあ。連日連夜スタッフは頑張ってるけど、いつになったら上に行けるのかしら」

篁唯依
「発射場(chǎng)の修復(fù)、シャトルの搬入…部隊(duì)規(guī)模もそれなりだし、そう簡(jiǎn)単にはいかないだろうな」

崔亦菲
「けど、こうしている間にもオリジナルハイヴには何かが起きている訳よね?じれったいわ…」

篁唯依
「気持ちはわかるが、気を引き締めてくれ崔中尉。BETA掃討任務(wù)で油斷し怪我でもされては困る」

崔亦菲
「分かってるわよ!そういうあんたこそ、気負(fù)い過ぎて変なミスしないでよね」

『誰』
「ふたりともここにいたのか。そろそろ恒例のBETA掃討の時(shí)間だぞ」

崔亦菲
「え…もうそんな時(shí)間ですか!?でも、呼び出しの放送流れなかったような…」

『誰』
「最近、電気系統(tǒng)のトラブルが多いようだな。発射場(chǎng)に電力を回す為の工事が原因らしいが…」

篁唯依
「しかし、自分が弛緩していたのも確かです。中尉を律する前に、まず自分の事でした…」

崔亦菲
「堅(jiān)苦しい事はいいから、早く行きましょう」

ED
========
崔亦菲
「ところで大尉。こうやって私達(dá)の連攜が深まるのはそれでいいんですけど…」
「そもそも、オリジナルハイヴに軌道降下するのは私達(dá)だけですか?増?jiān)悉胜い螭扦工俊?br>
篁唯依
「実は私も気になっていました。工事の規(guī)模からすると、かなり大規(guī)模な気がするのですが」

『誰』
「俺達(dá)だけでないことは確かだ。だがそれがどこの部隊(duì)なのか、詳細(xì)は俺にもわからない」
「もしかしたら、まだ調(diào)整に難航しているのかもしれないな」

篁唯依
「確かにどこも、自國(guó)の立て直しで手一杯でしょう。日本も主導(dǎo)権を握れたのはたまたまです」

『誰』
「香月司令がいたから…この異常が桜花作戦直後に起きたから、だ。でなきゃ既に滅びていたかもな」

篁唯依
「他國(guó)がどうなっているのか、狀況は未だ正確に伝わってきません。世界はどうなっているのか…」

崔亦菲
「特に米國(guó)が出しゃばって來ないのが不気味よね。一體あの國(guó)は今どういう狀況にあるのかしら」

『誰』
「さすがにこれだけ時(shí)間が経てば、南極基地ならある程度の情報(bào)を摑んでいるだろう」
「そのあたりは、香月司令にお任せする他ないな。まあとにかく――」
「どの國(guó)のどの部隊(duì)が同行するとしても、俺達(dá)が主力なんだ。気を引き締めてかかろう」

一同
「「了解!」」

『誰』
「それじゃ、帰投するとしよう」



073 - エジプト?カイロ基地周辺3

OP
========
――ヴィーッ!ヴィーッ!!

篁唯依
「ファング中隊(duì)集合しました!」

崔亦菲
「暴風(fēng)中隊(duì)全員集合!大尉、この非常警報(bào)は一體――」

『誰』
「旅団規(guī)模のBETA群が當(dāng)基地に向けて接近中だ。このままでは30分後に基地は飲み込まれる」

篁唯依
「な…!?ど、どうしてそれほどまでに接近を許したのですか!?」

『誰』
「電気系統(tǒng)の不調(diào)で、基地の機(jī)能が一部死んでいた。もちろん予備電源も働いていなかったそうだ」

崔亦菲
「まったく…けど、それにしても尋常じゃない數(shù)だわ。今までのは何だったのよ!」

『誰』
「アンバールハイヴの殘黨のごく一部だったんだろう。本流はマシュハドハイヴに逃げ込んだんだ」
「マシュハドには恐らくオリジナルハイヴの殘黨も退避していた筈だ。そのせいで飽和狀態(tài)になった…」
「こいつらを叩かなければ、安定を取り戻したアフリカに再びハイヴが建設(shè)されてしまうだろう」
「既に基地主力部隊(duì)が出撃した。だがそれだけでは戦力不足だ。俺達(dá)も出ることにする」
「この戦いで我々に萬が一の事があれば、降下作戦に大きな影響が出る事は承知している。だが…」
「このままでは降下作戦は致命的ダメージを受けるだろう。選ぶ道はひとつしかない」

篁唯依
「…苦渋の決斷だったと言う事ですね。仰りたい事はわかります。必ず生還します!」

崔亦菲
「機(jī)體も、できるだけ傷つけないようにしなくちゃね!」

『誰』
「そういう事だ。よし、出撃だ!」

一同
「「――了解!!」」

ED
========
篁唯依
「『誰』大尉!左翼に展開していた基地主力部隊(duì)が全滅との報(bào)が入っています!」

崔亦菲
「光線級(jí)の存在は確認(rèn)できない!どうして爆撃機(jī)を出さないのよ!」

『誰』
「それが今の人類の現(xiàn)狀だ!恨み言は程々にしとけ!篁中尉、移動(dòng)するぞ!フォローに回る!」
「ファング中隊(duì)はBETAをケツから叩けッ!俺は頭を押さえる。暴風(fēng)中隊(duì)はここに留まれ!」

崔亦菲
「了解ッ!大尉お?dú)荬蚋钉堡疲 ?br>
『誰』
「向こうはかなり基地に接近されていた。急がなければそのまま抜かれてしまう――」

篁唯依
「急ぎましょう、大尉!!それだけは絶対に防がねば!」

『誰』
「分かってる!ロケット點(diǎn)火だ!!限界までぶっ飛ばせ!!」

篁唯依
「――了解!!」



074 - エジプト?カイロ基地周辺4

OP
========
『誰』
「…BETAの進(jìn)軍速度が明らかに低下している。死骸が邪魔をして上手く動(dòng)けないでいるのか…」
「良くやってくれた…。これなら何とか食い止められるぞ!」

篁唯依
「ですが大尉…後続が迫っています。到達(dá)まであと15分!」

『誰』
「くっ…。とにかく前線を押し上げる!後続が到達(dá)する前に、目の前の奴らを殲滅するほかない!」

篁唯依
「――大尉!戦車級(jí)が一部抜けました!シャトル発射場(chǎng)に向かっていますっ!」

『誰』
「――戦車部隊(duì)に任せろ!俺達(dá)はこれ以上抜けさせない事だけ考えるんだ!うぉぉぉぉぉぉッ!!」

篁唯依
「はあああああっっっ!!!」

ED
========
『誰』
「はあ…はあ…はあ…。何とかあらかた片付けたな。これで後続を迎え撃てる」

篁唯依
「大尉、部隊(duì)の殘弾が殆ど盡きています。補(bǔ)給が必要です」

『誰』
「それは俺も同じだが、こちらに補(bǔ)給を寄越す余裕はないようだ。一端下がらなければ…」

篁唯依
「大尉が補(bǔ)給を済ます間、我が隊(duì)がBETAの進(jìn)軍を押さえます」

『誰』
「わかった。だが補(bǔ)給をするのはファング中隊(duì)からだ。殘弾の多い方が先に行うのがセオリーだ」

篁唯依
「いえ、我が隊(duì)には近接戦に長(zhǎng)けた者が多いので、それを加味すれば持ち堪えられます」

『誰』
「だがその長(zhǎng)刀が使い倒された時(shí)、この地で整備するのは困難だ。極力使わないのが望ましい」
「ここはセオリー通り中尉から補(bǔ)給してくれ。可能なら補(bǔ)給コンテナを擔(dān)いで來てくれると有難い」

篁唯依
「…了解。では早急に補(bǔ)給を済ませ、コンテナを擔(dān)いで來ます。それまで宜しくお願(yuàn)いします!」

『誰』
「ああ、心得た!」
「…畜生、ここに來てワラワラと。だが、どんな狀況でも絶対にお前等の好きにはさせないッ!!」



075 - エジプト?カイロ基地周辺5

OP
========
『誰』
「…さて、とは言ったものの、後続のBETAをどう迎え撃つべきか…」
「やはりここは、前衛(wèi)の動(dòng)きを封じ壁を作り続け、上手く迂回誘導(dǎo)する事を繰り返すべきだが…」
「果たしてそう上手くいくのか…?いや、上手くやるんだ」
「失敗すればシャトルが襲われる。そうなれば降下作戦は絶望的だ。何としても成功させなければ…」
「――全機(jī)、今から作戦を指示する!よく聞いてくれ!」
「………」

ED
========
『誰』
「…よし、いいぞ!徐々にBETAがシャトル発射場(chǎng)から遠(yuǎn)ざかっている。全員その調(diào)子だ!」

篁唯依
「――『誰』大尉!大尉、ご無事ですかッ!!」

『誰』
「篁中尉!待っていたぞ!」

篁唯依
「大尉の差配、お見事です!この調(diào)子でいけば、BETA共を発射場(chǎng)から遠(yuǎn)ざけられますね!」
「補(bǔ)給コンテナを後方に設(shè)置してあります。後は我々に任せ、早く補(bǔ)給を!」

『誰』
「了解、助かった!」
「よし、順番に補(bǔ)給を済ませろ。俺は一番最後でいい」

ゴゴゴゴゴゴゴ………!!

『誰』
「な…なんだ!?この振動(dòng)は…まさか!?」

篁唯依
「ち、地下ですッ!!大尉、そこを離れて――」

『誰』
「うわああああっっっ!!」

篁唯依
「た、大尉ぃぃぃぃッッッ!!!」



076 - エジプト?カイロ基地周辺6

OP
========
『誰』
「…………………………」
「…………?」
「お、俺は…どうなったんだ?生きているのか…?」

ウォーケン少佐
「人類防衛(wèi)機(jī)構(gòu)軍の部隊(duì)に告ぐ!早くその場(chǎng)を離れ、後退しろ!BETAは我々が食い止める!」

『誰』
「な…い、一體何だ?」

ウォーケン少佐
「こちらは米國(guó)陸軍第66戦術(shù)機(jī)甲大隊(duì)指揮官、アルフレッド?ウォーケン少佐だ!」

『誰』
「米國(guó)軍だと…?」

ウォーケン少佐
「詳しい事は後だ!早く下がって補(bǔ)給を済ませろ!このBETAを退けねば、人類の未來は無い!」

神宮司少佐
「『誰』大尉!間一髪間に合ったようだな」

『誰』
「じ、神宮司少佐!?」

神宮司少佐
「後方にも先発のBETAが殘っているぞ。戦車部隊(duì)を援護(hù)しつつ補(bǔ)給に向かってくれ!」

『誰』
「り、了解!ウォーケン少佐、神宮司少佐、篁中尉、ここは一端お任せします!」

ED
========
『誰』
「こちら『誰』、補(bǔ)給完了!これより戻ります!」

ウォーケン少佐
「いや、大尉はそのままシャトル発射場(chǎng)へ向かえ。一部の大型種が抜けた!」
「現(xiàn)在、米國(guó)海兵隊(duì)が戦闘中だ。合流して殲滅せよ!」

『誰』
「海兵隊(duì)まで來たというのか!?――了解、海兵隊(duì)と合流します。全機(jī)続けッ!!」



077 - エジプト?カイロ基地周辺7

OP
========
「――――――」

『誰』
「…あれか!F-18E!こちらは人類防衛(wèi)機(jī)構(gòu)軍所屬、『誰』大尉だ!貴隊(duì)と合流する!」

リリア
「こちらは米國(guó)海兵隊(duì)第318戦術(shù)機(jī)隊(duì)『ブラック?ナイヴス』隊(duì)長(zhǎng)、リリア?シェルベリ中尉です!」
「話は聞いています!右翼の大型種をお願(yuàn)いできますか!?」

『誰』
「了解だ!全機(jī)、吶喊するぞ!」
「この場(chǎng)所は何としても守るんだ!1匹たりとも逃すなよッ!!」

ED
========
『誰』
「よし、こちらは片付いた!そちらはどうか、シェルベリ中尉」

リリア
「こちらもほぼ片付きました!」

『誰』
「よし、次は戦車部隊(duì)の援護(hù)だ。小型種をやる!確実に仕留めてくれ!!」

リリア
「――了解!」



078 - エジプト?戦闘シミュレーション

OP
========
ウォーケン少佐
「では、改めて自己紹介といこう」
「私は米國(guó)陸軍第66戦術(shù)機(jī)甲大隊(duì)所屬、アルフレッド?ウォーケン少佐だ」
「こちらは米國(guó)海兵隊(duì)のリリア?シェルベリ中尉。我々は軌道降下作戦に同行すべく赴いた」

『誰』
「これほどの規(guī)模となれば作戦の成功確率も大幅に上がる!有難い事です、少佐」

ウォーケン少佐
「…殘念だがその期待に応える事はやや難しい」
「我が米國(guó)は、世界融合事変により、國(guó)內(nèi)各地に複數(shù)のハイヴを抱える最前線國(guó)家となった」
「通信も交通も分?jǐn)啶贰④姢螜C(jī)能…いや、國(guó)家としての機(jī)能すらも維持するのが困難な狀況だ」
「無論、物流も滯り、市民生活は元より兵器の運(yùn)用も脅かされている。これではBETAと戦えない」
「そこで政府は、現(xiàn)在衛(wèi)星軌道上に建造中の第五計(jì)畫用施設(shè)から、資材の調(diào)達(dá)を行う事を決定した」
「我々は貴官らと宇宙に発つが、その後は別行動(dòng)となる。これは香月司令も了承済みだ」
「その代わり、軌道降下に必要なシャトル等の配備には最大限の協(xié)力をするという條件だ」

『誰』
「そう…ですか。米國(guó)が今そんな事になっていたとは…」

ウォーケン少佐
「しかし、その謎を解き明かす為に貴官らがオリジナルハイヴに再び臨むという事も理解はしている」
「米國(guó)としても根本問題の解決こそ最優(yōu)先と位置付けているのだ。そこで――」

リリア
「我々海兵隊(duì)が、軌道降下作戦に參加します。小規(guī)模ではありますがお力にはなれるでしょう」

『誰』
「そうか、なるほど…。いや十分に心強(qiáng)い。宜しく頼む」

リリア
「早速ですが大尉、時(shí)間がありません。連攜確認(rèn)のため、シミュレーター訓(xùn)練をお願(yuàn)いします」

『誰』
「そうだな、休んでいる暇はない。15分後にシミュレータールームに集合だ」

ED
========
『誰』
「米國(guó)海兵隊(duì)…噂に違わぬ実力だ。シェルベリ中尉、素晴らしい腕前を見せて貰ったよ」

リリア
「ありがとうございます。ですが、納得出來ない部分があったので、もう1回お願(yuàn)いできませんか」

『誰』
「それは構(gòu)わないが…失禮ながら、どこか思い詰めていないか?もしよければ教えて欲しい」

リリア
「…そう見えますか。まだまだ未熟ですね。私は立派な仲間達(dá)のおかげで生き殘らせてもらったんです」
「本土にハイヴが出現(xiàn)した事で、攻略に核を使用できない米國(guó)は、ハイヴ突入作戦を決行しました」
「しかし我々にそのノウハウは不足しています。被害は拡大し続け、私の部隊(duì)も私以外全滅しました」
「私を逃がしてくれたダリル隊(duì)長(zhǎng)、そして守ってくれたコリンズ少尉、その他多くの仲間の想い――」
「私はそれを胸に生き続け、必ず仇を取りたいんです」

『誰』
「そうか…話してくれてありがとう。辛い事を思い出させてしまったようだ」

リリア
「いえ、私も想いを新たにできました。それでは、もう1度、よろしくお願(yuàn)いします!」



079 - エジプト?カイロ基地シャトル発射臺(tái)1

OP
=========
――ヴィーッ!ヴィーッ!!

『誰』
「BETAめ、狙いすましたかのように、俺達(dá)の邪魔をしてくれる。――全員出撃だ」

神宮司少佐
「待て、『誰』大尉!貴様達(dá)は待機(jī)していろ。ここは我々が出る」
「シャトル打ち上げは今日明日にも行われる。貴様達(dá)や貴様達(dá)の機(jī)體に何かあれば致命的だ」

『誰』
「神宮司少佐、それは少佐も同じでしょう。基地主力部隊(duì)が壊滅的な今、休んでいる事はできません」

神宮司少佐
「我々と貴様達(dá)は違う。大尉の部隊(duì)は作戦の主力だ。萬全の狀態(tài)で作戦に臨んで貰わねば――」

『誰』
「…少佐、データリンクの確認(rèn)を。殘念ながらそのお?dú)萸菠い蚴埭堡胗嘣¥悉胜丹饯Δ扦埂?br>
神宮司少佐
「く…何と言う數(shù)だ。済まない大尉、貴様に大きな負(fù)擔(dān)をかけてしまうことになる…」

『誰』
「お?dú)荬摔胜丹椁骸¥长长先姢怯〒膜痢⒉筷?duì)あたりの負(fù)擔(dān)を少しでも減らす方が賢明でしょう」
「今もっとも拙いのは死ぬ事、次に行動(dòng)不能に陥る事です。動(dòng)ければ次に繋げようはあります!」

神宮司少佐
「うむ。よし、全軍で出るぞ。…………大尉、くれぐれも死ぬな。危険を感じたら必ず下がれよ?」

『誰』
「――了解!!」

ED
=========
『誰』
「何とか退けられたが…この様子では、いつまた大規(guī)模侵攻が起きても不思議はないな…」

神宮司少佐
「この事態(tài)を受け、南極基地から計(jì)畫を早めるよう指示が出ているが、これでは難しそうだな…」

『誰』
「何だかんだで基地施設(shè)もかなり被害を受けましたからね…。HSSTが守られただけでも…」

神宮司少佐
「とにかく、カーゴへの搬入ギリギリまで油斷はできない。次もあるものとして考えよう」

『誰』
「了解!」



080 - エジプト?カイロ基地シャトル発射臺(tái)2

OP
=========
『誰』
「カーゴへの搬入準(zhǔn)備を進(jìn)めろ!今度BETAに襲われたら、本當(dāng)にどうする事もできなくなるぞ!」

篁唯依
「いよいよですね、大尉」

『誰』
「ああ…打ち上げ予定時(shí)刻まであと2時(shí)間。頼む…無事に過ぎてくれ…………」

――ヴィーッ!ヴィーッ!!

篁唯依
「…葉わぬ願(yuàn)いだったか」

神宮司少佐
「『誰』大尉、貴様?shù)趣悉饯韦蓼蕙`ゴに入れ。ここは我々が引き受ける」

『誰』
「…………了解っ。よろしくお願(yuàn)いします……」

CP
「――大尉!発射場(chǎng)にBETAが!ち、地下から次々と出現(xiàn)して――ああッ!シャトルがッッ!!」

『誰』
「ッッッ!!くそぉぉぉおお!!!ファング、暴風(fēng)両中隊(duì)は動(dòng)くな!俺が出るッ!!」

神宮司少佐
「『誰』大尉、やめろっ!」

『誰』
「シャトルが1機(jī)やられたんです!俺が出なきゃ更にやられる!」
「中隊(duì)全機(jī)!これ以上シャトルに手を出させるな!何としてでも守り抜けッッ!!」

ED
=========
神宮司少佐
「南極基地から指令!打ち上げ準(zhǔn)備完了次第、順次打ち上げる!『誰』大尉戻れッ!!」

『誰』
「し、しかし!今ここを離れたら…」

神宮司少佐
「貴様はよくやった!後は我々だけで何とか抑えられる。今のうちに行くんだ!」

『誰』
(噓だ…少佐達(dá)だけでは防げない。だが打ち上げが終わらねば、いつまでも少佐達(dá)は下がれない…)
「…了解。神宮司少佐、後はよろしく頼みます!」

崔亦菲
「大尉!今この場(chǎng)を離れたら、少佐達(dá)は持ち堪えられませんよッ!!私も殘ります!」

『誰』
「駄目だ!少佐が同行できない事で作戦の成功確率は低下している。これ以上は絶対に駄目だ!」
「……今は俺達(dá)が為すべき事に集中しろ」

崔亦菲
「く…………」

CP
「――――――」
「打ち上げ10秒前――9、8…」

『誰』
「少佐…間もなく通信が途絶します。必ず生きて…生きて再會(huì)しましょう!」

CP
「5、4、3――」

神宮司少佐
「そうだな。まあ、それは割合と簡(jiǎn)単に葉いそうだ。何しろ貴様はこの後に及んで――」
「私の心配をしているようだしな。オリジナルハイヴを舐めたその態(tài)度…大物だよ」

『誰』
「少佐…………」

神宮司少佐
「『誰』大尉、頼んだぞ。この世界の混亂を正してくれ!」
「桜花作戦で散っていった多くの命が無駄にならぬよう…やっと摑んだ人類の未來を――」
「絶対に取り戻すんだ!」

『誰』
「はっ――!この命に替えても、必ず!!」

CP
「2、1――」
「――ゼロ!」

『誰』
「うおおおおおお――!!!」



081 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ上空

OP
=========
――高度500km     地球周回低軌道

『誰』
(ウォーケン少佐は、無事目的地に到達(dá)できただろうか…?それを願(yuàn)うばかりだ)
(それにしても俺達(dá)は、何回地球を回ればいいのか…。狀況がさっぱりわからないな…)
(主機(jī)も落ち、最低限の機(jī)能しか生きてないからな。正直宇宙に來たという実感すら薄い)

香月夕呼
「――全員お待たせ。いよいよ再突入よ。詳細(xì)を伝えるからよく聞きなさい」

『誰』
(――來た!)

香月夕呼
「オリジナルハイヴ近辺に光線級(jí)は確認(rèn)されていないわ。奇跡的な幸運(yùn)なのか別の理由によるものか…」

『誰』
(桜花作戦であらかた倒したしな。BETAの生成にはG元素が必要だと司令は言っていたが――)
(それも殆ど失われた筈。つまり再活性化する際、BETAは質(zhì)より量を優(yōu)先した…という事か?)
(…その物量こそBETAが脅威たるゆえんだが、今は逆にそれが幸いしたのは皮肉と言うべきか)

香月夕呼
「――とは言え油斷はできない。座標(biāo)を分散して降下後、地表で合流して頂戴」
「合流し次第、所定の座標(biāo)に向かいなさい。光線級(jí)はいないからと言って楽観はしない事ね」

『誰』
(分かってるさ。その分他のBETAで溢れかえっている筈だ。やられてたまるか!!)

香月夕呼
「――『誰』」

『誰』
「――ッ!?は、はい!」

香月夕呼
「あんた達(dá)には期待しているわよ?必ず結(jié)果を持って來なさい。――人類のためにね」

『誰』
「はっ!任せてください。必ず期待に応えて見せます!」
「――全機(jī)、再突入開始ッ!!」
「うおおおおお――」
「おおおおお――――ッ!!」
「――見えた!オリジナルハイヴ!全機(jī)地表到達(dá)までの間、銃弾の雨を降らせてやれっっ!!」

ED
=========
『誰』
「こちら『誰』、降下座標(biāo)に到達(dá)!合流地點(diǎn)に向かう!光線級(jí)は確認(rèn)出來ない!」

篁唯依
「ファング中隊(duì)降下完了!こちらも光線級(jí)は確認(rèn)できず。移動(dòng)を開始する!」

崔亦菲
「暴風(fēng)中隊(duì)同じく!それにしても、BETAの數(shù)が想定より少ないわね…」

篁唯依
「ハイヴの中で待ち構(gòu)えているのかもしれませんね」

『誰』
「地上のBETAで全部かもしれないぞ?」

崔亦菲
「そういう楽観って、大抵の場(chǎng)合葉わないんですよね~~」

『誰』
「ま、気休めにもならなかったな。とにかく油斷するな!合流地點(diǎn)で無事に落ち合おう!」

一同
「「――了解!!」」



082 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ地表1

OP
========
リリア
「――こちらナイヴス1!『誰』大尉、聞こえますか!?」

『誰』
「どうしたナイヴス1!?」

リリア
「地下から突如出現(xiàn)したBETAに足止めを喰らっています!合流地點(diǎn)への到達(dá)は少し遅れそうです」

『誰』
「了解!暴風(fēng)1、援護(hù)に回ってくれ。俺とファング中隊(duì)は合流次第先行して中の様子を探っておく」

崔亦菲
「了解。無理して奧まで突っ込んでいかないでくださいね!」

『誰』
「分かってる。俺はそこまで欲張りじゃないよ。それよりここで機(jī)體に余計(jì)な負(fù)荷はかけたくない」
「少しでも機(jī)體をまともなままでハイヴ突入を果たしたい。援護(hù)宜しく頼む!」

崔亦菲
「分かってます!それでは後ほどッ!!」

『誰』
「中隊(duì)全機(jī)、引き続き進(jìn)め!」

ED
========
篁唯依
「門まで2000!BETA反応に特段の変化は見られません!」

『誰』
「ハイヴ內(nèi)のBETAが特別多い訳ではないと思っていいのか…?最後まで油斷せずに進(jìn)もう」

篁唯依
「了解」

――ドクン!

『誰』
「――待て中尉!止まれ!嫌な予感がする…いや、予感と言うより、これは…記憶なのか?」

篁唯依
「記憶?それは他世界の自分の記憶が共有されているという、例の現(xiàn)象ですか?」

『誰』
「…ああ。だがこれを記憶と言っていいのかどうか…脳裏に浮かんだのは見た事もないBETAだ」

篁唯依
「どうしますか大尉?ここで止まっていてもタイミングを逸してしまいかねませんが…」

『誰』
「進(jìn)むさ。何が起きようとも、それ以外に我々が採(cǎi)るべき選択はないんだから」
「但し、くれぐれも慎重に行こう。センサー類には最新の注意を払ってくれ」

篁唯依
「了解…」



083 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ地表2

OP
========
――ヴィーッ!ヴィーッ!!

『誰』
「――ッ!?レーザー照射警報(bào)!?」

篁唯依
「まさか!?一體どこからッッ!?」

『誰』
「門の麓だッ!全機(jī)亂數(shù)回避ッ!」

篁唯依
「大尉ッ!レーダーを見て下さい!何でしょうか、この巨大な影は…。要塞級(jí)よりも遙かに大きい…」

『誰』
「巨大な影…?いや、そんな馬鹿な…」

篁唯依
「大尉、心當(dāng)たりがあるのですか!?」

『誰』
「とにかく今は集中しろ!奴の足元に少數(shù)ながら光線級(jí)がいる!まずはそれを叩くぞ!!」

ED
========
篁唯依
「た、大尉…あれは何ですか!?見たこともないBETAです!」

『誰』
「や、やはりあれは…俺は奴に見覚えがある。俺は…別の世界であれと戦っている!」
「桜花作戦當(dāng)時(shí)、陽動(dòng)作戦が行われたエヴェンスクハイヴに出現(xiàn)した、新種の話は知っているか?」

篁唯依
「この世界の桜花作戦ですね?はい、話には…という事は、あれがその新種…!?」

『誰』
「そうだ!光線級(jí)と要塞級(jí)を足したような…絶望的に手強(qiáng)い奴だ…」

篁唯依
「まさか、想定よりBETAの數(shù)が少なかったのは…これを生み出す為だったというのですか――?」
「だが何故だ?私達(dá)が降下中にレーザーを撃たれたら、ひとたまりもなかったのに…」

『誰』
「BETAの行動(dòng)は理解不能だが、それは確かに理に適っていない。何か理由がありそうだ」
「それを知る為にも奴を倒す必要がある。なあに俺は一度勝っている。…別世界での事だが」
「各機(jī)、奴は無數(shù)の衝角を射出して攻撃してくる。かわしながら近づき一気に叩く!」

篁唯依
「――了解!」

『誰』
「行くぞッ!!」



084 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ地表3

OP
========
『誰』
「はあ…はあ…はあ…。何とか撃破できたな…」
「…各機(jī)、狀況を報(bào)告。全員無事か…?」

篁唯依
「…全員生存しています。が、まともに動(dòng)ける機(jī)體は數(shù)えるほどしかありません」
「弾薬も半分を消費(fèi)しました…。しかし大尉の隊(duì)はさすがですね。全機(jī)健在とは」

『誰』
「…知っているぞ。ファング中隊(duì)が俺達(dá)の盾になっていた事を。そのおかげだ」

篁唯依
「大尉達(dá)は切り札です。何としても無傷で中に送り込まねば、人類に未來はありませんから」

『誰』
「感謝する。…中尉、動(dòng)ける機(jī)體で隊(duì)を再編してくれ。ハイヴに突入するぞ」

篁唯依
「了解。引き返すこと葉わぬ身なれば、全力で進(jìn)むのみです!」

『誰』
(無茶だとは言わないんだな。その潔さがありがたい…)

ED
========
篁唯依
「門の確保に成功しました!『誰』大尉、このまま突入を開始しましょう!」

崔亦菲
「待ちなさい、あなたは私の後よ」

『誰』
「――崔中尉!よくぞ追いついてくれた!」

崔亦菲
「追いついてなんかいませんよ。あんなデカブツとの戦いで何もフォローできませんでした…」

『誰』
「気にするな。それよりも部隊(duì)の狀況はどうだ?」

崔亦菲
「全機(jī)健在です。軽微な損害はありますが、問題ありません!」

『誰』
「了解。それじゃ進(jìn)むぞ。暴風(fēng)中隊(duì)に先陣を切ってもらおう」


「殿はブラックナイヴスが務(wù)めます。さあ行きましょう!」

『誰』
「よし、全機(jī)、ハイヴに突入だ!」

一同
「「「――了解!!」」」



085 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ內(nèi)部1

OP
========
崔亦菲
「ここがオリジナルハイヴ…。心なしか異様な雰囲気よね…」

リリア
「今のところ、世界融合によるハイヴの寸斷などは見當(dāng)たらないようですね」

崔亦菲
「――ちょっと!見てよこのおびただしいBETAの死骸を!一體どうなってるの!?」

『誰』
「それは…桜花作戦時(shí)のものだろう。國(guó)連橫浜基地のA-01部隊(duì)が突入した時(shí)のものだ」

崔亦菲
「…凄まじいわね。私達(dá)が地表で相手をしたのなんて、ものの數(shù)に入らないわ」

『誰』
「それにしても、BETAの姿が見當(dāng)たらない――いや、これはBETA反応だ!」

リリア
「隨分とこぢんまりとした感じね。でも容赦はしない!!」

ED
========
リリア
「主縦坑まで一気に到達(dá)できましたね。こうも楽だと、罠か何かだと疑ってしまうわ…」

崔亦菲
「確かに。BETAが罠を張るなんて事はあるはずがないのに。大尉、一気に降りますよね?」

『誰』
「もちろんだ。今そちらにA-01部隊(duì)が通ったルートマップを送った。そこを辿ろう」

リリア
「正直、ここまでは小手調(diào)べ。本番はこれからよね。この先で何が起きているのか…」

『誰』
「この世界の混亂を解く鍵はそこにあると俺は確信している。さあ…進(jìn)もう」

一同
「「「――了解!」」」



086 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ主縦杭1

OP
==========
篁唯依
「…………………………。大尉、質(zhì)問の許可を」

『誰』
「言われなくても分かっている。この…更に下へと続く主縦坑の事だろう?」

篁唯依
「こんなものはA-01部隊(duì)の進(jìn)行ルートにはありません。いえ、それだけでなく――」
「ハイヴのセオリーからしても、これほど深い主縦坑は考えられません…」

『誰』
「橫穴はあるか?A-01部隊(duì)が底部に到達(dá)後進(jìn)んだ橫穴がある筈なんだが?」

崔亦菲
「いえ、見當(dāng)たりません。ちなみにこの縦穴、深さは測(cè)定不能です」

『誰』
「いくらなんでも、こんな短期間でここまでハイヴが成長(zhǎng)する筈がない…どういう事なんだ?」

篁唯依
「大尉、下からBETA反応です。いずれにしろ進(jìn)む以外に道はありません。行きましょう」

『誰』
「そうだな。この先に何があるのかが分かれば、謎の答えも見つかるかもしれない」

崔亦菲
「でもこれ…帰る事なんてできるのかしらね――って!何でもないわ」

『誰』
「弱気になるのは早い。今はとにかく全力で進(jìn)むだけだ。行くぞ!」

ED
==========
リリア
「主縦坑の底部に到達(dá)した模様です。大體想定していた倍の長(zhǎng)さを下った事になりますね」
「しかし…BETAが散発的に出て來た事を除けば、特別変わったところはなさそうですが…」

『誰』
「いや、そんな事は無いぞ。十分奇妙な現(xiàn)象が起きている」

リリア
「え…?」

篁唯依
「シェルベリ中尉、A-01部隊(duì)が進(jìn)んだマップと現(xiàn)在の地形を照合してみてください」

リリア
「それってどういう……………………あっ!」

『誰』
「そうだ。この場(chǎng)所こそ、A-01部隊(duì)が通った、主縦坑の底部だ。何故かこんな場(chǎng)所にある」

リリア
「どういう事?それじゃまるで、主縦坑の”途中”が延長(zhǎng)されたみたいじゃない!」
「ここは穴なのよ?下に延伸するならともかく、”途中”を延ばす事なんて出來る筈ないのに…」

『誰』
「2つあるんだ…」

篁唯依
「あの、大尉、今何と?」

『誰』
「オリジナルハイヴは、2つある。それが縦方向に、ズレて重なっているんだ…」

リリア
「ハイヴが縦にズレて重なっている…。だから主縦坑は深さが2倍で――」
「あたかも”途中”が伸びていたように感じられたという事ですか?」

『誰』
「もう少し調(diào)べる必要はあるが、そう考えれば辻褄は合うだろう?」

篁唯依
「マップと同様の橫穴もあります」

『誰』
「ここがどちらの世界のハイヴかはわからないが、とにかく進(jìn)んでみよう…」



087 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ主縦杭2

OP
==========
崔亦菲
「…何からなにまでマップと同じ。やっぱり大尉の仮説は正しかったって事になるのかしら?」

篁唯依
「だとすると…新種のBETAの存在を始め、色々と説明がつくのではないだろうか」
「まず”1つめ”のオリジナルハイヴ――即ちこの世界のオリジナルハイヴは…」
「桜花作戦の成果によってほぼ壊滅狀態(tài)に陥った。そして”2つめ”の別世界のオリジナルハイヴ――」
「これもまた無傷ではない。戦闘の形跡が見受けられる。別世界で桜花作戦が行われた証であろう」

『誰』
「…だがその世界では、作戦は失敗した可能性が高い…」

崔亦菲
「え…どうしてですか!?」

『誰』
「反応?duì)tを破壊できずに全滅したかもしくは撤退を余儀なくされた。だからBETAが復(fù)活したんだ」
「そして、言わば第二次桜花作戦が発動(dòng)する前にBETAは対処した。それがあの新種だ」
「あいつはエヴェンスクハイヴで、衛(wèi)星軌道上のA-02を撃ち落とす為に生まれたらしい」
「その情報(bào)がフィードバックされ、ここで生み出されるに至ったと考える事ができると思う」

崔亦菲
「そんな…。でもそれじゃあ、何故私達(dá)は撃ち落とされなかったのかしら?」

『誰』
「それは恐らく…………っと!新たなBETA反応だ。続きは奴らを殲滅してからにしよう!」

ED
==========
『誰』
「先程の話の続きだが…。新型BETAに俺達(dá)が撃ち落とされずに済んだ理由は――」
「単純に迎撃準(zhǔn)備が間に合わなかったからじゃないかと思っているんだ」

リリア
「深さ2倍のハイヴは、BETAにとっても問題がある…奴らが望んでこうなった訳じゃないから…」

篁唯依
「地球にフェイズ6以上のハイヴがないのには理由がある筈なのに、その規(guī)模を無視したら――」

『誰』
「どこかに弊害が出るに決まっている。例えばそう…俺達(dá)に気付いて表に向かった時(shí)はもう遅かった」
「…というのは一見マヌケな話だがあり得ると思う。奴らは知的生命體ではないんだから」

リリア
「それでも奴を生み出した理由は…あの並外れた戦闘能力が必要だと判斷したから…」
「そして結(jié)果として、その事が仇となり、我々の進(jìn)軍を許しているという事ですね?」

篁唯依
「私も中尉の見解に賛同します。とにかく奴の戦闘能力は並外れていましたから…」

『誰』
「せめて光線級(jí)でとどめておけばよかったものを、欲張った結(jié)果、量を稼ぐ事ができなくなった…」
「篁中尉の言う通り、奴は大きな脅威だったから、BETAの選択は理解できる。だが間違った」
「世界の融合は俺達(dá)に牙を剝いてばかりじゃない…と信じたいな」

リリア
「そうですね。けどこの橫坑、次第に戦闘の形跡が無くなってない?もしかしてこっちのハイヴは…」

『誰』
「別世界の方かもしれないな。もう少し先に進(jìn)んでみれば、確証が得られるかもしれない」
「その仮説なら、この先のどこかで別世界のA-01は全滅したか撤退した事になり――」
「その証拠に辿り著く事ができるからだ。全機(jī)その辺りを意識(shí)して進(jìn)んでくれ」



088 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ內(nèi)部2

OP
========
リリア
「『誰』大尉…確認(rèn)ですが。大尉の仮説では、このハイヴの反応?duì)tは生きてるんですよね?」

『誰』
「そうだ。2つのハイヴにある反応?duì)tのうち、この世界のものは破壊されたが――」
「本來別世界にあったもう1つのハイヴの反応?duì)tは生きている」
「さっきも言ったが、俺はBETA再活性化はそれが原因だと思っているからな」

リリア
「では、その反応?duì)tを破壊すれば、世界の融合は解消されると思いますか?」

『誰』
「…正直それはわからない。そんな単純な話ではないとも思うが…ただ可能性は十分ある」
「もっともその可能性がゼロでも、オリジナルハイヴの反応?duì)tは破壊しなければならないんだが」

リリア
「それはそうですね」

篁唯依
「――『誰』大尉!前方にBETA反応多數(shù)!」

『誰』
「確認(rèn)した。とにかく俺達(dá)は著実に進(jìn)んでいく他ないんだ。全隊(duì)、迎撃用意!」

ED
========
篁唯依
「『誰』大尉、これより先に戦闘の痕跡がありませんね。ここは別世界のハイヴだったか…」

『誰』
「この世界では、人類はここまでしか到達(dá)する事ができなかったと言う事か…」

篁唯依
「その世界の人達(dá)の無念が…ひしひしと伝わってきます。我が事のように悔しいです…」
「このハイヴが元々あった世界…そこに生きる人類は、一體どうなっているんでしょうか…」

『誰』
「悲観しても始まらない。俺達(dá)は人類の未來の為にここにいるんだ。立ち止まらずに進(jìn)もう」

篁唯依
「了解!」

『誰』
(…とは言え、あまりにも深く來すぎたな。正直怖い。A-01部隊(duì)の隊(duì)員もそうだったのか…)
(俺達(dá)と違って、全てが初めてだったんだ、當(dāng)然だろう)
(それでもやり遂げた。できずともここまで突き進(jìn)んだ。絶対に弱音など見せる訳にはいかない)
(俺の言葉を信じてくれた司令、盡力してくれた人達(dá)、そして同行してくれた仲間達(dá)――)
(その想いに応えるためにも、絶対に最深部に進(jìn)んで、やり遂げてやるっ!!)



089 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ主広間

OP
=========
リリア
「『誰』大尉!ここは…。隔壁型BETAを確認(rèn)。入り口は完全に閉まっています」

『誰』
「やはり”このハイヴ”ではここまで到達(dá)できなかったんだな。よし、開放準(zhǔn)備にかかってくれ」

リリア
「…桜花作戦では有効だったという開閉物質(zhì)…。対処されていなければいいけど…」

『誰』
「戦術(shù)機(jī)が通過できる程度まで開放され次第、俺とファング中隊(duì)が通過し、奧の第二隔壁へと進(jìn)む」
「第二隔壁はファング中隊(duì)が開放、その先の大広間には俺が入る」

崔亦菲
「その先に何があるのか、きっちり確認(rèn)して解決をお願(yuàn)いします!」

『誰』
「分かっている。桜花作戦の情報(bào)があるおかげで、重頭脳級(jí)の対処法は理解できている。任せてくれ」
「それより、隔壁をまたぐと通信に大幅な支障が出るのは知ってるな?十分留意してかかるんだ」
「あと――第一隔壁には大量のBETAが押し寄せて來る筈だ。大変だろうが…頼んだぞ」

リリア
「了解。米國(guó)海兵隊(duì)の底力を見せつけてやります」

崔亦菲
「――BETA接近!」

『誰』
「全機(jī)、暴風(fēng)中隊(duì)を守れ!崔中尉、隔壁開放を頼んだぞ!」

ED
=========
「――――――」

崔亦菲
「隔壁開放!『誰』大尉、行って下さい!」

『誰』
「了解!篁中尉、俺が先に入る。くれぐれも開閉剤の入ったタンクに傷を付けさせるな!」

篁唯依
「――了解!崔中尉、シェルベリ中尉、ここは頼んだぞ!!」

崔亦菲
「任せなさい!」

『誰』
「行くぞ…前進(jìn)だッ!!」



090 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ隔壁

OP
=========
篁唯依
「第2隔壁まで殘り300!BETAの數(shù)、およそ250!…少ないですね」

『誰』
「いや、偽裝橫坑に気をつけろ!いきなり出てくるぞ!」

篁唯依
「大尉、言っているそばから!」

『誰』
「極力相手をするな!まずは隔壁に到達(dá)する。そこから俺が戻って奴らを蹴散らす!」

篁唯依
「了解!」


「………」

篁唯依
「大尉、隔壁に到達(dá)!これより開放作業(yè)に入ります」

『誰』
「了解、俺は戻ってBETAを迎え撃つ!」
(できる限り殲滅しておかないと、俺が抜けた後、中尉の部隊(duì)では守り切れない可能性がある…)

篁唯依
「よろしくお願(yuàn)いします!」

ED
=========
『誰』
「くそ…小規(guī)模とは言え、絶え間なく湧いて出られると負(fù)擔(dān)が大きい」
(俺とした事が焦ったか…。隔壁內(nèi)はBETAの脅威が低いと高をくくっていた)
(この狀態(tài)では、第二隔壁を手負(fù)いのファング中隊(duì)だけで守るのは不可能だ)

篁唯依
「――『誰』大尉、隔壁は間もなく戦術(shù)機(jī)が通れる程度に開放されます、お戻りを!」

『誰』
「――了解!」


「………」

『誰』
「篁中尉、俺が隔壁を抜けたら、一度第一隔壁に戻れ!崔中尉達(dá)と合流するんだ」

篁唯依
「え…そんな事をしたら第二隔壁は閉まってしまいます。大尉が中に閉じ込められますよ!」

『誰』
「その方が安全だ。帰る時(shí)にまた開けてくれればいい」

篁唯依
「中の様子も不明、退路も斷たれるなど危険極まりありません!隔壁を開放するには時(shí)間がかかる――」

『誰』
「だが第二隔壁にもBETAは押し寄せてくる。中尉だけでは抑えきれない!」
「俺が任務(wù)を達(dá)成した時(shí)、中尉が全滅していたら、誰が第二隔壁を開けてくれるんだ?」
「――隔壁と中尉の機(jī)體が見えた!俺はこのまま突っ込む。議論の時(shí)間は終わりだ!」

篁唯依
「く…確かに仰る通りです。わかりました。大尉が隔壁を抜け次第、第一隔壁まで後退――」

『誰』
「――なにぃっっ!?隔壁が閉まり始めている!!篁中尉!!!」

篁唯依
「大尉!緊急回避を!そのままでは激突します!」

『誰』
「な、何が起きた!?」

篁唯依
「開閉剤注入中の機(jī)體が――背負(fù)っていたドロップタンクごと撃破されましたっ!」

『誰』
「な、何だって!?どこから――何だ、あの足元でうごめいているものはっ!?」

篁唯依
「超巨大なBETAです!な、中から…無數(shù)のBETAが!!」

『誰』
「か、隔壁は――」

篁唯依
「無理ですっ!もう…………通れません!!」

『誰』
「そんな…………何て…何て事だッッッ!!!」



091 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ隔壁2

OP
========
篁唯依
「超巨大BETAから吐き出される無數(shù)のBETA群、留まるところを知りません!」

『誰』
「く…第一隔壁まで後退し、一端隔壁を閉じて――」

篁唯依
「し、しかしそれでは、時(shí)間稼ぎはできても先に進(jìn)む希望はほぼ斷たれてしまうのでは…」

『誰』
「だが、第二隔壁を破壊するだけの時(shí)間も手段もない。ここに留まっても死を待つだけだ」
「まだ作戦が失敗したと決まった訳じゃない。生きていれば道は開ける!」

篁唯依
「わかりました…。第一隔壁まで撤退します…」

『誰』
「いいか、それも決して楽な事じゃないぞ!無駄な戦闘は極力避けて進(jìn)むんだ!」

篁唯依
「――了解!」

ED
========
崔亦菲
「――あんた!それに大尉も!?新種のBETAが出たっていうのは本當(dāng)なんですか!?」

『誰』
「本當(dāng)だ!今すぐ第一隔壁を閉鎖しろ!」

リリア
「でも、一度閉じたらもう開けられません!開閉剤にそんな余裕はないんです!」

『誰』
「それでもやってくれ!今を乗り切る事が優(yōu)先だ!別の策は必ず見つかる!――急げ!」

崔亦菲
「りょ、了解!なんなのよ…ここまで來たっていうのにッッ!!」

リリア
「崔中尉、急いでッ!隔壁の向こう、すぐそこまで第一波が迫ってる!」

崔亦菲
「もうやってるってば!」



092 - 中國(guó)?オリジナルハイヴ主広間2

OP
==========
リリア
「第一隔壁を閉じたのはいいけど、もう開ける事は出來ないし、後ろからBETAも迫ってる…」

崔亦菲
「開閉剤殘量5%を切りました!じきにコントロール不能になって開かれてしまいます」

『誰』
「…そうすれば閉じ込めた新種と大量のBETAが一気に現(xiàn)れ、挾み撃ちか…」

リリア
「そうでなくても、奴らはハイヴの地中を通ってこっちに抜けて來そうですけどね…」

崔亦菲
「私達(dá)にも地中を掘る能力があればこんなふうに足止めを喰らわずに済むんだけどね」

『誰』
「地中を掘る能力、か…。何か引っかかるな…」

崔亦菲
「あ、いえすみません!別に嫌味を言おうとした訳じゃ――」

『誰』
「いや、そういう事じゃなく――」

リリア
「『誰』大尉!後方からBETA群接近!」

『誰』
「了解、とにかく迎撃する。暴風(fēng)中隊(duì)以外は俺に続け!」

ED
==========
崔亦菲
「開閉剤殘量1%!『誰』大尉!このままじゃ本當(dāng)にヤバイですよっ!!」

『誰』
「く…やむを得ない。暴風(fēng)中隊(duì)はドロップタンクを放棄、一端後退する!別ルートを探るんだ」

崔亦菲
「別ルートったって…」

『誰』
「地中は掘れなくても、BETAの通った穴を通って直上か直下の座標(biāo)には到達(dá)出來るかもしれん」
「そこでS-11を使えば、崩落が起きて――楽観的だが何もせず黙っているよりはマシ…ん!?」

崔亦菲
「な、なに?このマップは?S-11?退避勧告!?」


「――全機(jī)聞こえるか!今からS-11を使う!そのエリアから即時(shí)退去せよ!猶予は20秒!」

『誰』
「こ、この聲は…全機(jī)退避だ!急げッ!天井が大崩落するぞ!!隔壁の陰に隠れろ!!」

『誰』
「うおおおおおっっっ!!」

崔亦菲
「て、天井に…巨大な穴が…」

神宮司少佐
「『誰』大尉無事か!遅くなってすまない!」

『誰』
「神宮司少佐ッ!!ご無事だったんですねっ!!」

神宮司少佐
「そちらこそ。ここに至りこれ程の數(shù)が健在とは…大尉の統(tǒng)率力には感服した。さあ、共に戦おう!」



093 - 中國(guó)?H-01B主広間

OP
==========
『誰』
「え…『上』の第一隔壁…?」

神宮司少佐
「そうだ。ここはオリジナルハイヴがまるまる2つ、縦に重なっているのは理解しているか?」

『誰』
「はい、主縦坑が深すぎる事からそれに気付きました」

神宮司少佐
「ふむ。では上のハイヴをA、下をBとすると、2つは単純に連なっている訳でないというのは?」

『誰』
「いえ、そこまでは」

神宮司少佐
「ハイヴBはやや傾き、また回転している。その結(jié)果ハイヴAの最深部とこの場(chǎng)所がかなり接近した」

『誰』
「確かに…深度だけなら俺達(dá)はかなり上に戻っている…」

神宮司少佐
「この事は、ハイヴAのあ號(hào)標(biāo)的ブロックから、ハイヴBの同地點(diǎn)に到達(dá)可能な事を示唆している」

『誰』
「――そうか!ハイヴAは桜花作戦で攻略済みだ。あ號(hào)標(biāo)的ブロックに入ることができる!」

神宮司少佐
「ついて來い。天井の縦坑を通って上に抜けるぞ。ちなみにこれは新種の巨大BETAの通った跡だ」
「桜花作戦當(dāng)時(shí)、第一隔壁前に『地下』から出現(xiàn)したという記録が殘されている」

『誰』
「そいつなら隔壁の向こうにいますよ!成程、それはおあつらえ向きのショートカットですね!」

神宮司少佐
「だが油斷するな。相當(dāng)數(shù)のBETAが巣くっているからな」

『誰』
「了解!!」

ED
==========
『誰』
「よし、抜けたぞッ!!『上』の第一隔壁前だ!」

篁唯依
「ここが…桜花作戦で実際に戦闘が繰り広げられた第一隔壁前…。胸を打つものがあります…」

アイヒベルガー少佐
「ツェルベルス1より『誰』大尉。久しぶりだな。また生きて會(huì)えるとは光栄だ」

『誰』
「ア、アイヒベルガー少佐!という事は…ここには…」

アイヒベルガー少佐
「そうだ。ツェルベルス大隊(duì)も集結(jié)している」
「ご苦労だった。これより先は共に戦おう。人類の勝利を摑み取れ」

『誰』
「はっ!!追いかけてきてくれたのか。これは心強(qiáng)い!」

篁唯依
「人類の底力を、今一度BETA共に見せつけてやりたいものです!」

『誰』
「ああ!!存分になっ!!」



094 - 中國(guó)?H-01A主広間

OP
==========
ファーレンホルスト中尉
「第一隔壁は既に破壊済み、現(xiàn)在第二隔壁の破壊準(zhǔn)備をしています」

『誰』
「その先にあるあ號(hào)標(biāo)的ブロックから、『下』のあ號(hào)標(biāo)的ブロックに向かおうって事ですね?」

ファーレンホルスト中尉
「そうです。しかし言う程簡(jiǎn)単な事ではありません。隔壁の固さが想定以上なのです」
「世界融合の影響で、隔壁を保護(hù)するかのように內(nèi)壁が覆っている等の障害にも見舞われています」
「その為、第一隔壁の破壊に、相當(dāng)數(shù)のS-11を使用してしまいました」
「これは第二隔壁にも當(dāng)てはまるでしょう。一方で、迂闊に爆破すれば橫坑崩落の危険があります」
「慎重にならざるを得ない狀況が続いており、なかなか目処が立ちません…」

『誰』
「崩落か…。融合したハイヴには、確かにその危険性があるからな。だが時(shí)間がかかるという事は…」

イルフリーデ
「――偽裝橫坑よりBETA出現(xiàn)!こ、この數(shù)…」

『誰』
「――むっ!?こっちにも…。第二隔壁方面からBETAが近づいて來ている!」

ファーレンホルスト中尉
「こちらは我々だけで対処可能です!貴隊(duì)には第一隔壁へと近づくBETAの対処をお願(yuàn)いします」

『誰』
「了解ッ!全機(jī)、BETAを迎え撃つ!突っ込むぞ、付いて來い!!」

ED
==========
ファーレンホルスト中尉
「全機(jī)、第一隔壁の外まで後退!これよりS-11を起爆します」

『誰』
「全機(jī)、物陰に隠れろ!BETAの死骸もシェルター代わりになる。崩落にはくれぐれも用心しろ!」


ズンッ!!!!!

『誰』
「…隔壁はどうなった!?崩落はしていないか!?」

ルナテレジア
「粉塵晴れます!…內(nèi)壁が一部崩壊しましたが致命的ではありません。第二隔壁は――」
「第二隔壁は健在!駄目です、破壊失敗ですわっ!」

ファーレンホルスト中尉
「至急原因を調(diào)査してください。隔壁の構(gòu)造再計(jì)算と橫坑の強(qiáng)度計(jì)算も急ぐのです」

ルナテレジア
「中尉…橫坑中央部に極端に強(qiáng)度の弱い箇所が…。次の爆発には耐えられませんわ」

『誰』
「…確かに。これが崩れたら、退路が斷たれるとかいうレベルの話じゃ済まないな…完全に生き埋めだ」

ファーレンホルスト中尉
「…わかりました。ですが隔壁の構(gòu)造再計(jì)算は続けます。何か手がある筈です」

『誰』
「………………」



095 - 中國(guó)?H-01A隔壁

OP
========
神宮司少佐
「殘念だが、これ以上のS-11の使用は不可能だった。別の方法を模索する他ない」

『誰』
「くそ…ここまで來て。だが、必ず方法がある筈だ。A-01中隊(duì)はこの中に入ったんだろ!?」

神宮司少佐
「…入った後に閉じられた可能性もあるがな。凄乃皇がくぐれる程の大穴は付近に見當(dāng)たらない」

篁唯依
「第一隔壁と違い、ここの脳は破壊されていません。その可能性も考えられますね…」

『誰』
「だとしても諦めるな。何か手はある筈だ…」

神宮司少佐
「『誰』大尉、後方から再びBETAが迫っている。対応にあたってくれ!」

『誰』
「了解!篁中尉、ここは俺が行く。中尉は引き続き方策を考えてくれ。頼んだぞ!」

篁唯依
「了解!」

ED
========
篁唯依
「――『誰』大尉!先に進(jìn)む方法が見つかりました!」
「第二隔壁の周辺に、以前に崩落した壁が発見されました。恐らく桜花作戦の時(shí)のものかと」

『誰』
「そうか!それは朗報(bào)だが…何故今までわからなかったんだ?」

篁唯依
「世界融合の影響です。內(nèi)壁が多層化していた為に最初の計(jì)算で判明しなかったんです」

『誰』
「成程。で、そこは通れるのか?もうS-11は使えないんだぞ?」

篁唯依
「現(xiàn)在、殘骸の除去作業(yè)中です。S-11は使わずとも、何とかなりそうです」

『誰』
「そうか…。A-01部隊(duì)の足跡…有難く利用させてもらおう。もう少しだ…」



096 - 中國(guó)?H-01Aあ號(hào)標(biāo)的ブロック

OP
========
『誰』
「ここが…あ號(hào)標(biāo)的ブロック…。凄乃皇の自爆の影響か、もうボロボロといった感じだな」

神宮司少佐
「天井に大きな穴が…。そうか、あそこから脫出艇が…」

龍浪響
「少佐、A-01部隊(duì)の戦いを…桜花作戦の成功を無にする訳にはいきませんよ、絶対に!」

神宮司少佐
「當(dāng)然だ。全機(jī)、床面の構(gòu)造分析を急げ!BETA共はまたすぐに湧いて出てくるぞ!」

龍浪響
「少佐、殘念ながら既に湧いてますよ。現(xiàn)在ツェルベルス大隊(duì)の一部が交戦中です!」

『誰』
「よし、俺達(dá)が援護(hù)に向かう」

龍浪響
「いえ、ここは自分達(dá)が!いつも『誰』大尉達(dá)に任せていては、大尉達(dá)が保ちませんよ!」

『誰』
「余計(jì)な気遣いは無用だ。それにそう思うなら一刻も早く下への道を見つけてくれ」

龍浪響
「り、了解!それじゃお任せします!よろしくお願(yuàn)いします!」

『誰』
「ああ、任された。全機(jī)行くぞッ!」

ED
========
千堂柚香
「『誰』大尉!そのまま一端部屋の外に出てください!床面をS-11で爆破します!」

『誰』
「脆い部分を見つけたんだな!?よし、全機(jī)退避だ!」


ズンッ!!!!!

『誰』
「……どうだ?」

千堂柚香
「計(jì)算上は、あと2発ほどS-11を使えば、『下』の天井に穴が開きます」

神宮司少佐
「『誰』大尉、『下』への道が開いたら、ツェルベルス大隊(duì)と共に降りてくれ」
「狀況が判明し次第こちらも動(dòng)く。作戦は、あ號(hào)標(biāo)的をS-11で爆破するというものだが――」
「相當(dāng)數(shù)の犠牲と想定以上のS-11を消費(fèi)したツェルベルス大隊(duì)はその任務(wù)を果たせない」

『誰』
「そうか…犠牲が大きければ、それだけ手持ちのS-11は少なくなる。その上使い過ぎれば…」

神宮司少佐
「我々の部隊(duì)がそれを擔(dān)當(dāng)する。その為の下地作りを頼みたい。…できるな?」

『誰』
「勿論ですよ!必ずあ號(hào)標(biāo)的を破壊してやりましょう!」

千堂柚香
「S-11設(shè)置完了!全機(jī)退避してください」


ズンッ!!!!!

『誰』
「あと1発…。アイヒベルガー少佐の號(hào)令があり次第、突入するぞ!」



097 - 中國(guó)?H-01Bあ號(hào)標(biāo)的ブロック1

OP
=========
ズンッ!!!!!

アイヒベルガー少佐
「全機(jī)突入!」

『誰』
「行くぞッッ!!」


「………」


「――――――」

ララーシュタイン大尉
「ぬぅ!?下部あ號(hào)標(biāo)的ブロック內(nèi)に大量のBETAが確認(rèn)できるのである!心せよッ!!」

アイヒベルガー少佐
「案ずるな。いつもの如くやれ。そしていつもの如く帰還せよ。世界と人類に盡くせ」

ララーシュタイン大尉
「元より!諸卿、屠殺の時(shí)間である!吾輩に続けッ!」
「『誰』大尉、あ號(hào)標(biāo)的の觸手は我等が引き受けた!卿らはBETAの殲滅を!」

『誰』
「――了解!徹底的に片付けろ!神宮司少佐達(dá)を一刻も早く呼び込むんだ!」

ED
=========
『誰』
「あれが…あ號(hào)標(biāo)的…!!こ、こいつが…こいつが人類を!こいつが地球をっ!!」
「てめぇッッ!!!いい加減に俺達(dá)の前から消え失せろぉぉぉ!!!」

神宮司少佐
「S-11の設(shè)置を開始する!全機(jī)かかれ!」


「――了解!」

篁唯依
「ファング中隊(duì)殘弾15%を切りました!少佐の援護(hù)に回りつつ予備弾薬を譲り受けます」

神宮司少佐
「――了解!急ぎ合流しろ!融通してやる!」

篁唯依
「ありがとうございます!!」

『誰』
「帝國(guó)機(jī)は87式突撃砲だからマガジンが流用できる…。助かった…」


「――うわあぁぁぁっっ!!」


「――くそぉぉぉぉぉっっ!!」


「――後は…頼んだぞッッ!!」


「――人類に勝利をぉぉぉッッ!」

『誰』
「くそぉっ!BETAめ!負(fù)けない…俺達(dá)は――絶対に負(fù)けないッッ!!」

神宮司少佐
「S-11設(shè)置完了までもう少しだ!各機(jī)、もう少し…もう少しだけ頑張ってくれ!」

『誰』
「命に替えても必ずッ!!」



098 - 中國(guó)?H-01Bあ號(hào)標(biāo)的ブロック2

OP
=========
『誰』
「BETAの數(shù)が一向に減らない!あの大口を開けている第二隔壁をどうにかしなければ!!」

崔亦菲
「その向こうにいる新種のBETA――奴がガンなんです!あれさえどうにかできれば…」

『誰』
「だが、あそこまで突っ切るだけの余力はない!天井を通って後ろに回り込むにも厳し過ぎる!」

崔亦菲
「でもこのままじゃじり貧です!私が何とか前に出て――」

???
「全員隔壁の入り口から離れろ!爆発するぞッ!!」

崔亦菲
「――ッ!?な、何ッ!?前方から所屬不明機(jī)接近!IFFは青、ですが…誰!?」

???
「これよりS-11を爆破する!新種のデカブツはそれで終わりだ!これ以上後続は來ない!」

???
「最後の波を凌ぐんだ!俺達(dá)も第二隔壁側(cè)からケツを叩く!わかったな!?」

『誰』
「り、了解だが貴官の名前を――」

崔亦菲
「所屬不明機(jī)引き返します!」


ズンッ!!!!!

『誰』
「よし!BETAを殲滅しながら前進(jìn)!第二隔壁まで進(jìn)む!」
「誰かは知らないが、『下』のルートを突き進(jìn)んで來た強(qiáng)者達(dá)だ。顔を拝んでやろうじゃないか!」

崔亦菲
「――了解!!」

ED
=========

「ユウヤ、たのしいね。ユウヤがいてクリスカがいて、わたしもいっぱいいる」


「クリスカ、たのしいね。だいすきなみんなでたたかうのはすき」

クリスカ
「そうだね、私も楽しいよ。だからあと少し頑張ろうね、イーニァ」

ユウヤ
「…しかし、気がついてみれば突然こんな世界に放り出されて、未だによく訳がわからねえ…」
「だがどんな世界だろうがオレは…クリスカが好きだった世界を、絶対に護(hù)ると決めたんだ!」

クリスカ
「…私だと?出會(huì)った時(shí)から意味不明な事を言っていたが…。この期に及んでも相変わらずだな――」
「――ユウヤ?ブリッジス。ふん…………不思議な男だ」

ユウヤ
「何も知らなくていい。そしてこの戦いが再びオレとおまえを分かつものだったとしても――」
「混じり合った世界が元に戻ってしまうものだとしても…それが世界の未來の為ならオレはやるぜ!」


「中隊(duì)全機(jī)!殘りのBETAを片付ける!奴らはあ號(hào)標(biāo)的を護(hù)る事に夢(mèng)中だ」


「一目散に走り寄る奴らのケツに、ありったけの弾を撃ち込んでやれ!1匹たりとも逃がすな!」


「ユウヤ、さっきのひとがちかづいてくるよ。すごいね、ユウヤとおなじぐらいつよいのかな?」

ユウヤ
「そうかもな。よし、こっちからも挨拶に出向いてやろうぜ。BETAを蹴散らすぞ!」

クリスカ
「イーニァ、向こうから來る味方と一緒にBETAを挾撃するよ。みんなの逃げ道を作りましょう」


「間もなく、あ號(hào)標(biāo)的へのS-11設(shè)置が終わる。急げ!脫出ルートを確保するんだ!――行けッ!」

一同
「「「――了解!」」」



099 - 中國(guó)?H-01Bあ號(hào)標(biāo)的ブロック3

OP
=========
神宮司少佐
「S-11設(shè)置完了!全機(jī)速やかに第二隔壁まで退避せよ!」
「所屬不明の味方部隊(duì)に告ぐ!最後列のBETAの動(dòng)きを止め、転進(jìn)を防いでくれ!」
「我々は最前列のBETAを行動(dòng)不能にし、あ號(hào)標(biāo)的への接近を食い止める!」
「そうやってBETAを八方塞がりにしてこのブロックに止め、S-11でもろとも爆破する!」

『誰』
「了解!少佐は先に!ここは我々にお任せください!」

神宮司少佐
「了解した!」

篁唯依
「殿は我々ファング中隊(duì)にお任せ下さい!限界までS-11を守り、タイマーを起動(dòng)して撤退します」

神宮司少佐
「180秒後にタイマーを起動(dòng)!起動(dòng)後300秒で爆発するぞ!2人ともわかったな!?」

一同
「「――了解!」」

『誰』
「いいか、全機(jī)、突撃級(jí)の足元を狙え!そうすれば後続が勝手に追突してくれる!」

ED
=========
篁唯依
「タイマー起動(dòng)まであと30秒!」

『誰』
「了解、ファング中隊(duì)がここまで到達(dá)したら、共に退避する。もう少しだ、油斷はするな!」

篁唯依
「タイマー起動(dòng)!ファング中隊(duì)全機(jī)、第二隔壁まで全速後退!!」

『誰』
「よし!暴風(fēng)中隊(duì)も後退開始!以後順次後退だ!」

崔亦菲
「了解!もう少しで…もう少しでこの戦いも終わるのね…」

『誰』
「そういう事だ!やっと終わりが見えてきたな!だが、ハイヴを抜けるまで油斷はできないぞ」

崔亦菲
「わかってますよ!そんな新兵みたいな楽観はしませんけど!少しぐらい喜んだって…」

『誰』
「水を差して悪かったな。――ファング中隊(duì)上空通過!俺達(dá)も続くぞ!」



100 - 中國(guó)?H-01Bあ號(hào)標(biāo)的ブロック4

OP
=========
神宮司少佐
「――待て!妙だぞ…」

『誰』
「少佐、どうしたんですか!?」

神宮司少佐
「妙だ…有線で遠(yuǎn)隔制御された起動(dòng)タイマーの動(dòng)きが止まった…。まさかBETAが破壊した…?」

『誰』
「え…起爆タイマーだけを狙って破壊するなんて…BETAがそんな高度な真似を…?」

神宮司少佐
「いやあり得る。そう考えれば、橫浜基地防衛(wèi)戦で、速瀬がS-11を抱えて自爆した理由も分かる」

『誰』
「そうか…リモートで爆破すればよかったのにしなかったのは…できなかったからなのか!?」

神宮司少佐
「何という事だ…。ここには、私を含め當(dāng)時(shí)の詳細(xì)を知る者がいない。それが仇になったか!」
「せめてその可能性を僅かでも疑っていれば、香月司令に問い質(zhì)す事もできたのにっっ!!」

『誰』
「世界の融合によって人類は、一度死んだ衛(wèi)士を始め、多くの精鋭を得ることが出來たが――」
「最後の最後でこんな盲點(diǎn)があったとは――!!」

篁唯依
「わ、私が戻ります!周囲のBETAを完全に殲滅しなかった私の責(zé)任です!」

『誰』
「そんな訳があるか!戻るなんて死にに行くのと同じだ」

篁唯依
「裝置を手動(dòng)で作動(dòng)させ、すぐに天井の穴に退避すれば…」

『誰』
「冷靜になれ!無理に決まっているだろう!こんな時(shí)に夢(mèng)みたいな事を言うなッ!!」

篁唯依
「お言葉ですが!我々は夢(mèng)の実現(xiàn)の為に死力を盡くして來たのです!結(jié)果を追い続けて來たのです!」
「人類の未來を摑むという途方もない夢(mèng)…それがもうすぐ葉う…。その為ならばこの身など――」
「………………」
「あっ!『誰』大尉!!」

神宮司少佐
「何をする気だ!戻れ『誰』大尉!!部隊(duì)員達(dá)も何故後に続くッ!?」

『誰』
「篁中尉の言葉はその通りだ!だがそうだとしたら、これはオレの仕事です!」
「部下にまで強(qiáng)制する気はなかったが…ついて來た以上はひと頑張りキッチリ働いてもらうぞ!!」

ED
=========
『誰』
「…やはり起爆タイマーだけが綺麗に破壊されている。BETAがやったんだな」
「部隊(duì)員に告ぐ。これよりオレが手動(dòng)で起爆裝置を起動(dòng)させる。全機(jī)、天井に退避しながら聞け」
「猶予は30秒!それ以上は待たない。急げッ!!」
「オレは起爆裝置起動(dòng)後、全速力で穴に突っ込む。衝突しないように空けておけよ!」

一同
「「――了解!」」

『誰』
(24、25、26――一瞬の勝負(fù)だ…………)
「――なにィッ!?」
「ぐあああああっっっ!!」

篁唯依
「『誰』大尉!?一體何が――」

『誰』
「………………跳躍ユニットを破壊された…」

篁唯依
「「「な――」」」
「今そちらに――」

『誰』
「來るな!少し遅れたが、起爆裝置はこのまま起動(dòng)する。巻き込まれるぞ!」

篁唯依
「そんな…………」

『誰』
「篁中尉…。オレは、後悔などしていない。人類をこの狀況から救い出す事がオレの使命だ」
「これまで幾度となく死の危険にさらされながらも生き延びてきた。そしてここまで辿り著いた」
「これほど重要な仕事を全うさせてもらえた事に、むしろ感謝しているぐらいだ」
「この先は…中尉、君が引き継いでくれ。夢(mèng)が現(xiàn)実になったかどうか、君の目で確かめて欲しい」

篁唯依
「『誰』大尉……」

『誰』
「…全員に最期の挨拶をしたいところだが、時(shí)間が許さない。殘念――いや」
「君に言葉を伝える時(shí)間を貰えただけで幸せなんだな。それじゃ、今まで世話になった」

篁唯依
「『誰』大尉ッッ!!」

『誰』
「人類を…世界を――よろしく頼むッ!!」

篁唯依
「『誰』大尉ぃぃぃぃ!!」


ズンッ!!!!!



101エンディング パートA
========
篁唯依
「…あ號(hào)標(biāo)的ブロック內(nèi)の崩落と粉塵が収まります…」
「あ號(hào)標(biāo)的の破壊を確認(rèn)。オリジナルハイヴは……陥落しました」
「生命反応…ゼロ。殘念ながら『誰』大尉は…」
――ドクン!

崔亦菲
「い、今、何か変な感じが…。あんたも感じた?篁中尉」

篁唯依
「うん…感じた。世界が…分離したのだろう」

崔亦菲
「だ…だよね!?世界をジャンプする時(shí)の感覚だったもんね!!じゃあ…作戦は…大尉は…」

篁唯依
「ああ…『誰』大尉は、任務(wù)を成し遂げた。その命を賭して――夢(mèng)を葉えたんだ」



101エンディング パートB
========
香月夕呼
「…そう、わかったわ。報(bào)告ありがとう」

神宮司まりも
「さ、作戦はどうなったの!?」

香月夕呼
「………………」

神宮司まりも
「そ、その顔…まさか――」

香月夕呼
「……成功よ」

神宮司まりも
「ホントッ!?やったわ!!もう、そうやって驚かすのは趣味が悪いわよ!!」

香月夕呼
「…………ごめんね~。私性格悪いから~。ほら、すぐに全世界に向けて通達(dá)して!」

神宮司まりも
「了解!!これで…これで人類は救われるのね~!」

香月夕呼
「…そんな単純な話じゃないんだけど」

神宮司まりも
「え?何か言った?」

香月夕呼
「いえ、何でもないわ」
「…それでも、少なくとも。人類絶滅確定のシナリオは回避できたわ」
「ありがとう…『誰』。こき使って悪かったわね。ゆっくり休んで頂戴」



101エンディング パートC
========
『誰』
「――ハッ!!」
「………………」


「次は京都、京都――」

『誰』
「オレは一體…。今までのは…夢(mèng)だったのか?」
「くそ、スマホで遊んでいるうちにいつの間にか眠っちゃったんだな。…よく落とさなかったもんだ」
「それにしても、途方もない夢(mèng)だったな…オレが――オレが――あれ?」
「オレが…何だったっけ?くそ、すっかり忘れちまったよ」
「まあいいや、夢(mèng)なんてそんなもんさ」
………
「さて…ちょっと早く來すぎたかな?」


――ドン!

『誰』
「あ、すみません」

女性
「いえ、こちらこそ」

『誰』
(…うわ、かなりの美人だな。でもどこかで會(huì)った事があるような…)

女性
「あの、何か?」

『誰』
「あ、いえ。何でもないです」
(気のせいだな…)

女性
「そうですか。では…失禮します」



The END
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