諸元
ケンプファー K?MPFER |
型式番號 |
MS-18E |
所屬 |
ジオン公國軍 |
生産形態 |
試作機 |
頭頂高 |
17.7m |
本體重量 |
43.5t |
全備重量 |
78.5t |
出力 |
1,550kw |
推力 |
28,500kg×2(背部) 27,000kg×2(後腰部) 12,000kg×4(腳部) (総推力)159,000kg |
センサー 有効半徑 |
6,100m |
裝甲材質 |
チタン合金セラミック複合材 |
武裝 |
専用ショットガン×2 ジャイアントバズII×2 シュツルムファウスト×2 ビームサーベル×2 60mm頭部バルカン砲×2 チェーンマイン シールド |
搭乗者 |
ミハイル?カミンスキー ファビアン?フリシュクネヒト リリア?フローベール 他 |
その他 |
姿勢制御バーニア×16 |
機體解説
一年戦爭末期、ジオン公國軍ではMS-14 ゲルググに続くMS-16 ザメル、MS-17 ガルバルディ、MS-18 ケンプファーの3種のMS開発が検討されていた。このうちMS-18プランは新たなMSの運用法を模索して開発されたものである。
本機は初期開発型のYMS-18からスカートアーマーが廃された以外は大幅な変更は施されず、外裝の変更程度である。運用もYMS-18と同様で、型式番號は襲撃型 (Einhauen typ) または試作実験 (Experiment) の頭文字からMS-18Eとされた。なお機體名の K?MPFERとはドイツ語で「闘士」を意味する。
強襲用という目的のため、大推力のスラスターおよび姿勢制御用バーニアを全身に裝備。前傾姿勢での滑走が可能で、高速で目標に辿り著くことができる。また武器はビーム系のような機體のジェネレーター出力を割く兵裝を避け、実體弾系兵裝を裝備。これにより連続した攻撃を行っても機動用出力には支障が出ないよう意図されている。また裝備武器は、弾薬を全弾射耗した後は専用ジョイントパーツごと排除?破棄可能で、デッドウェイトにならないように設計され、裝甲も、前傾姿勢時に正面から見える部分のみに留めるなど、徹底的な軽量化が施されており、高い機動性に貢獻している(前傾姿勢は、正面投影面積を極力減らすことによる被弾率低減およびMS-09 ドム以降改善の兆しが見えていなかったMSの空力特性の改善を意図したものである)。また、特殊部隊などでの使用を想定して開発され、分解した狀態で搬送し、容易に組み立てられるように設計されている(この構造の目的はメンテナンスの円滑化にあったともいわれている[誰によって?])。
極めて優秀な機體であり、徹底した強襲戦特化により爆発的な攻撃力を持つ。その戦闘力は地球連邦軍のRXシリーズにも引けをとらない程である。一方で軽量化による高速性?高機動性追求のため前面裝甲以外は薄くなっており、スカートアーマーなど一部裝甲も廃されている。一年戦爭終戦直前の統合整備計畫から誕生したため正確な生産機數は不明だが、運用試験を経てロールアウトした機體は特殊任務を行う部隊へと配備された。隠密行動を常とする部隊で使用されたため、MS-18タイプの存在は一般にはほとんど知られていない。しかし、解體組立の容易さからか數機が出回っており、戦後にアクシズ艦隊で使用されている。
武裝
頭部に2門設置。
本機唯一のビーム兵器である。両大腿部に1基ずつ、計2基裝備する。
197mm口徑専用ショットガン(ヤクトゲヴェール、型式番號:ZUX-197)
信頼性を重視してポンプアクションによって裝填するタイプである(電動機構による自動裝填も可能)。ショットシェルから9発のルナチタニウムコーティングを施したOO(ダブルオー)バック弾を発射する。使用弾薬によって異なるが裝弾數は3?5発である。対MSはもとより、裝甲車や宇宙艇などの小型目標の攻撃も目的としており、散弾により隊列を組んだ複數の目標を一度に撃破することが可能。
MS-09R-2 リック?ドムIIなどと同型。背部にラッチを介して2基裝備する。
パンツァーファウストに似た、使い捨てロケット砲。脛部に2基裝備する。
13基の吸著型機雷を連結したもので、敵MSや敵艦艇に絡み付き裝甲を破壊する。
劇中での活躍
- OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦爭』では、2話で一旦組み上げられた後に潛入作戦開始に向けハンガーで解體中の姿で登場し、3話で偽裝した町工場內にて再度組み立てられた。その後4話においてサイクロプス隊のミハイル?カミンスキーが搭乗し、コロニー內部で戦闘を行った。高い機動性を生かし中立部隊であるリーア軍が所有する小型MSドラケンEを破壊しつつ街中を抜け、次に迎撃に出た連邦軍のグレイファントムに所屬するスカーレット隊と交戦、この部隊を瞬く間に全滅させた。その後、標的であるガンダムNT-1に迫るが、すんでの所でパイロットのクリスチーナ?マッケンジー中尉が乗り込んで緊急発進させたために抵抗を許してしまう。この時點までで手持ちの弾薬のほとんどを消費しており、最後に殘った専用ショットガンでの一撃を加えた後はNT-1の頭部に裝備された60mmバルカン砲による攻撃を巧みに回避した後、前もってトラックに隠匿しておいた機雷型兵器チェーンマインを使用する。その破壊力を生かしてNT-1を爆破するもチョバムアーマーに阻まれ本體の破壊には至らなかった。その後、ビームサーベルでの白兵戦に持ち込もうと突入するものの、チョバムアーマーが外れて腕部內蔵の90mmガトリングガンが使用可能になったNT-1の反撃を受け、蜂の巣になって破壊された。5話では基地の敷地內に破壊された狀態で寢かされており、ズタズタになった血まみれのコクピットが取り出されるなど、解體途中であることが伺える。本編における本機は戦闘シーンよりも、運用?移動?組み立て?調整?解體といったMSが持つ兵器としての姿が細かく描寫されている。
- 漫畫『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、シャア?アズナブルらサイド3視察団に隨行するファビアン?フリシュクネヒト少尉の乗機として登場。その後イリア?パゾムが乗り継ぎ、宇宙要塞アクシズで挙兵した真ジオン公國軍との戦闘で大破している。
- 漫畫『GUNDAM LEGACY』では、宇宙世紀0084年にジオン殘黨が開発した、惑星間巡航用核パルス推進ブースター仕様「シルバー?ランス」の制御用ユニットとして當機が搭載されている。テロ組織「狼の鉄槌」によるジオン共和國に対するテロ計畫「シルバー?ランス作戦」を行うため、気化爆弾を入手したリリア?フローベールが搭乗するが、サイド3近海で民間人マット?ヒーリィらによって阻止されている。
バリエーション
プロトタイプ?ケンプファー (PROTOTYPE K?MPFER) はバンダイのプラモデル『1/144 MS-18E ケンプファー』の組立説明書に登場する架空の兵器。ジオン公國軍の試作型強襲用MS(型式番號:YMS-18)。 正規仕様のものとは頭部および胸部コクピット周りと肩部のアーマーや爪先等の形狀、腰後部にスカートアーマーの有無などの違いがある。カラーリングは緑。
漫畫『機動戦士ガンダム エコール?デュ?シエル』では、宇宙海賊マリー一味に屬するアキラが搭乗。試作型であるため予備パーツの補充が困難で、メンテナンスに苦労している。のちに大型重機関銃を裝備している。宇宙世紀0087年、ルオイーコロニーでの攻防においてマリー一味の仇であるハンク?ライアン大佐の座乗艦アレキサンドリア級ベオグラードを追い詰めるが、その最中にエリシア?ノクトンが搭乗するダーグウェによって撃墜された。
自評:在動畫中可以說是專用機,以吉翁角度來說,武裝特殊兼強襲用MS,可惜最後下場被...
我蠻喜歡它的造型與性能及武裝的...