眩しすぎる太陽にサングラスを付けても目が開けられない、浪がすらりと上がったり下がったり、それに伴って淡い海水の香りが鼻をくすぐって、今の私はパラシュートの下で上半身を曬して堪能している、會社がくれた休日を。
ようやくこの小島でリフレッシュできた。近い間に日本によって作られ、人工的に、外部の港、沖、ココナツ林から、內部の森や旅館などの設計を、ことごとくアメリカ風にした島だ。ここのサービスは完璧と言わざるを得ない、接客のハワイお姉ちゃんたちも綺麗だし、私の手の仲にある甘酸っぱくて涼しいお飲み物も実感でき、指まで冷やしてくれた氷たちもよくわかってくれる。
しかしだからこそ、この島はいささかつまらない。私、東上旅人、39歳、獨身。翻訳者として一般的な翻訳會社に勤めているが、給料はいつもながら普通なサラリーマン的な水準で、さまざまなお小遣いを稼ぐんがため自分で會社以外の個人的なケースを積極的に受けている。家族を養う金や時間などが必要ないため、私が仕事に真面目な結果はこの年だけでも結構な金を儲けて、老後の生活も心配いらないほど、こうした自分の金で小島でリフレッシュレベルの娯楽も余裕だ。
こんな私からしたら、この島はつまらない。どこまでも資本主義の匂いがプンプンする。ここの交通は電車のように便利で、食事もマクドナルドのように自動化されていて、すべての旅行プランも遊園地のように規則化されたもの。人文や歴史や風俗など、人の溫度が感じられるものは少なくとも島に入ってから今に至って何一つも感じられない。確かにこれは人類の手で作り上げたリゾート地に違いない。が、ここは特に特別なものもない。自然に人間の生活によって作られた文化でなく、ただの溫かみのないトップクラスのサービスコースだ。
つまらないなら京都とか海外の歴史的な観光地に行けばと考えたこともあるけど、そこらへんも結構行ったし、生活していた住民たちとも話せたものの、結局のけもの扱いされた感じがするね。私は所詮遊び気分で短時間にそこらで止まっただけで、それ以上それ以下でもない、本當にロマンチックな物語や心の溫まる話を體験したことはまったくないともいえる。
たかが資本主義の下で経済を回す一員として、つまらない生活から逃げたい身として、私は二十年前から世界中に旅行してきた。全部は個人旅行で、旅行會社のガイドなどに導いてくれたことは一切なし、それでもインドの一番神聖な神殿などに詣でたといっても、特にその歴史的な世界に溶け込んで享受することもできず、ただ頭にある悩みを一瞬たりとも一掃したい気持ちで世界で迷い続いていただけ、一つの現代主義の孤児として。
それでも今回はわざといつも以上つまらない島へ來た。ここに來たら、こうして砂浜で座って新鮮な空気を吸ったら、すべての悩みが自ら消えちゃって楽になりそうと願っていた。でもやはりだめだった。このような無駄な考え事が絶えず、うつ病にも疑われるほど気分が最高に悪くなった。
「ああ、車にぶつかって失血死になって異世界へ転生したい。でも死ぬ勇気がない、自殺するのもあほすぎるし」
何か生きていく理由が欲しい、といっても、今は目標がなくとも健気に生存していた、だから別に生きる要件に夢の有り無しに関係ないといってよいだろう。
私の人生はいったいなんだったのか
普通に學校で勉強してよい會社に入るために大學を受かってそして卒業した後そのまま社會人になって、最初は不慣れものの次第に仕事に慣れてきて、毎日が変わらなく感じて來た。
生活を変えたくても、勇気がない。
ああ、眠きが襲ってきた。真晝中なのに、こんな怠惰なんて。
休み中だからいいじゃない、これが私の望んだどおり。
誰にも邪魔されず、空白の世界で
無意味な旅行を、終わらせたかった。
(あなたはここに來た旅人ですか)
そう、私はこの広い世界で迷い続ける旅人だ
頼れる家族もなく、ただ赴くまま行きたい場所へ行き廻っているだけだ
今は深い海に沈んでいく
沈んでいく
沈んでいく
(だ、大丈夫ですか)
大丈夫なわけないだろ
多分ホテルから送られたウェートレスさんかな
(あのう、よかったら、水どうぞ)
水?そんな問題じゃ……
でもせっかく持ってくれたし感謝しとくか
「ああ、サンキュ……」
目を開けると、ふっと、白い花びらが舞い落ちて、癢く私の鼻先をくすぐった。それだけでなく、まるで千本桜が群がって、立春の桜雨がやさしく勢いよく降ってくる。
もともとハワイのようなところに居たのに、今の私は柔らかい土の地面で橫たわっているみたいで、春の桜道にいるようだ。季節が遡ったところが、景色がまるごと変わった。
さきほど女性の聲がした気がする。それは甘くて、人の心を溶かせるほど危険なにおいがする。水要るか要らまいかに聞かれた矢先、その聲に魅了されたかのよう、私はつい答えてしまった。
もっと上へ見やれば、肌白い女性が、私を見つめている。
なんという美しさ。これ以上儚い詩に似合うほどない美貌だ
桜の木の下で、ある旅人が此処に迷い込み
渇いたその心に、潤う水のお慈悲
大地を包むその微笑みに
男の疲れがすべて追い払われた
鶯の囁きが、心を震わせ
君はもし、私のための妖精かな
私はもしも
君に救われたかな
「え、えっと!大、大丈夫ですか?まだ痛いですか?」
「大丈夫……あれ」
思わず、暖かな涙が私の頬を
「ちょっと水、飲みませんか」
「お願いします」
水の注ぐ音がして、水の溢れる杯が目の前に運んでくれた
「ありがとう」
さすがにこの體勢だと飲みにくいので、身を起こした。
すると、妖精のような女性が視界に入る。キラキラした髪と服、尖った耳、水色の瞳、こんな現実感のないお人形さんが小さな笑みを浮かべ、手を伸ばし、私に水をあげようとする
喉は乾いてないけど、こんな美人の話に乗った以上、飲むしかない。未だ狀況が分からないが、たぶん私の夢だろう
恐る恐る杯を取って唇へ近づかせようと、涼しい水が喉に流れ込んで、粋な甘みが口の中で広がって、はちみつのようで、山頂の新鮮な空気なようで
「ヒマラヤとか富士山とかそういう天然水より年千倍もうまい!なにこれ!この世の中にこんなおいしい水があっていいのか」
「うん?この水はハリサロヴァラ一帯の湖で汲んだものですね、よく他の旅人からおいしいって言われます。私たち妖精は毎日飲んでるですけど」
「ま毎日!?というか、本物の妖精さん……かな」
「はい、アッチャ=カウマーラと申します。この妖精村の村娘です。今はちょうど任務でここに來て、ついでに生活に使う水を取りに來て、」アッチャは膝の傍にあるでかい桶に指さし、「そこで湖に溺れてたあなたを見つけて、救ってあげたんです」
「それは……ありがたい……アッチャン」
「アッチャン!?」
「いえ、可愛いからつい読んでしまった」
「もうぉ、からかわないでください~」
顔を赤らめるアッチャン。そういえば、さっきからよくこの妖精という異種族の人と會話できたんだな
しかも日本語でしゃべってたらしいけど
「えっと、その、日本語しゃべれる?」
「はい、あなたの寢言を聞いてしまって、日本人だとわかりました。私は翻訳者なので、日本語を含め、いろんな言葉をしゃべれます」
「噓だろ!?ここにも日本がある?」
「あるって、あなたの國でしょう」まるで私の頭が大丈夫じゃないようにあきれるアッチャン。「日本は遙か東の國で、行ったことないけど実在してますよ」
「桜木だらけみたいけど、ここは日本じゃないのか。アッチャンの名前もその湖の名前も、サンスクリット語っぽいけど」
「そうですね、ここはサンスクリット語が正式言語です。ここはデヴァ=ナガラ、神之國という。神の國の一番東に、この妖精村が居座っています。東の國々と一番近い村です、なので、地理環境も似ています。それに、こんな異國言語が交わってるところで、自然に翻訳者みたいな役割が出てきますね、私みたいに」
「なる……ほど?」
話聞いた限り、この世界の地理環境は地球に似ているけど、文化や人種などがまったく違う
「やっぱ私の夢じゃないか」
「いいえ、その、ちゃんと起きていると思いますよ」
「いや、さっきまで砂浜みたいなところにいてたんだけど」
「ああ、別の世界の人……ですか」
「別の……そうかもしれない」
「じゃああなたが召喚された勇者に違いありませんね」
「は?」
勇者?ちょっとまて、これ本當に異世界転生系の小説になってるの?
「なぜ私が勇者だとわかった」
「村長さまの魔法によって、水のあるところで、召喚の門をつくることができます。そこで村長さまは先ほど魔法陣を書いて召喚儀式を行って、あなたを召喚したらしい。元の世界の砂浜から、こっちの世界のハリサロヴァラに。私はあなたを迎えに來ました」
「なるほど……じゃねぇよ!どうして私は溺れてた、きっとその儀式に何かの不具合があるじゃねぇの」
「それは私もわかりません……とにかく無事でよかったですね」
「まぁ、君の助けに感謝しなきゃな。でもまって、私はただ普通のおっさんで、なんの長所もないぞ。こんな私を呼び出してどうする」
「村長さまはあなたがいいとおっしゃいました。ロカナ=スラッガというクリスタルによって、異世界の水辺に人たちの思考を読み取ることができます。ちょうどあなたの願望を読み取って、あなたがこの任務の趣旨にあった人だと」
この妖精さんは蠱惑めいた笑顔で言う
「東上旅人、ようやくあなたを見つけたんです。私たちふたりで、一緒にこの世界で旅に出ましょう」
「えっ、ちょっと」
何がなんだがさらにわからなくなった。
異世界で旅をする?
あ、でも
これって
私にとって
最高じゃねぇか
若您碰巧路過點開了這篇日誌,
初次見面,許久不見,我是提姆奧瑟。
已經過了一年多還兩年沒有發文了吧,生活的忙碌變遷,讓我暫停了文創。原本就讀英文系,但跟我本人的志向不合,所以就轉系到別間學校的日文系。
中間雖然停擺了快一年的休學時間,但中間也做了一些事。像是學習專業方面的工作,利用時間讀書,本來想考機械系,所以也涉獵了點微積分基礎物理,現在回來念日文系了當然沒時間再念這兩本,但是為了將來工作還是有時間就慢慢補。
換學校後也是做了不少事啊,也趁學校給的機會免費去到日本研習一趟,也試過正式的日文演講,也因為上課都是日文,日文也因此進步不少。
將來的志向嗎,還沒有很確定,目前想像到的就是翻譯吧。將來要是有時間,可能會發表一些授權的翻譯漫畫或翻譯小說等等,或是寫一些書評或小說解析,也偶爾會發些繪圖,當然「偶爾」會像現在這樣發表一些短文,現在絕對承受不了連載的時間跟壓力。
話說為什麼我要把這篇日誌跟小說放在一起?而且還是日文小說,誰看得懂?
改天有心情再翻譯成中文放上來
這篇純粹是想試寫異世界轉生類的小說
一部份是對於未來的想像圖,要是現在再沒有什麼作為,將來可能會有一個枯燥無趣的職涯