――どうしてこうなったんだろう。
あるべき何かが欠けている。
まるで私がこの場所で、生きていること――それ自體、間違いみたいで。
ーー為什麼會變成這樣呢
缺少了應有的東西
好像我在這個地方生存ーー這件事本身就像錯誤一般
――いつからこうなったんだろう。
どこから聞こえる聲なんて。
そんな簡単なものじゃない。
網膜の奧底で今も輝いているんだ。
ーー從何時開始變成這樣的呢
不知何處傳來的聲音
並不是那麼簡單的東西
至今也在網膜深處閃耀著
そんな光は知らない
いつ見たのかも知らない
けどそれを思い出すそのたびにまた――。
我才不知道那道光
也許曾經看過也不一定
但只要想起那個卻又ーー。
まるで自由落下みたいだ
何かのためにこの身虛空(そら)に投げ出してしまいたい
如同自由落體一樣
想要為了未知的東西將自身拋向虛空
闇に縋る燈火
海に頼る艀木
空に求むはるかなる輝きを
緊捉黑暗的燈火
依存海面的駁木
渴求天空那遙遠的光芒
そう、私には『光』が足りないんだ――。
是啊,對我來說『光芒』還不夠ーー
――やっぱりこうなるんだね。
私はこういうやつなんだ。
この手差し伸べるときには、きっとこの何もかもを――手放そうとしたんだ。
ーー果然變成這樣了呢
我原來是這樣的傢伙啊
當伸出這雙手的時候,必定是想將這其它的一切ーー放任自流
――いつかはこうなるんだね。
だけれど私のエゴでいい。
これが自分の命なら。
この最後まで輝いていたんだ。
ーー總有一天會變成這樣呢
但是就當成我的自私即可
如果是自己的生命的話
我想讓它綻放光芒直到最後
誰も彼もが旅人
命を燃やす旅人
ならその命のため盡くすのがいい――。
眾皆旅人
燃燒生命的旅人
那麼就為了那生命盡力即可ーー
だから自由落下なんだ
私の意志で自分の全て盡くしきれるとこまで
所以是自由落體呀
用我的意志盡力將自己的全部表現出來
甘くささやかな呪い
抱き続けた願い
空の向こうへ――もうそんなところだけしか。
甘美微小的詛咒
持續抱持的願望
朝向天空的彼方ーー已經只有在那裡才能
ああ、あの『光』の在り処、屆いたらいい――。
啊啊,那道『光』的所在之處,能到達就好了呢
そして眼を開いたとき
私はここに立っていた
記憶のどこかにあった
ずっと探してた、この場所――!
然後睜開眼睛的時候
我已經站在此處
曾在記憶中的某處
我一直在尋找的,這個地方ーー!
ねえ!
全部聞かせたよ私のこと
今度は私に教えてよ
この不思議な世界のこと
いつかであった『光』のこと
吶!
我已經全部告訴妳我的事情了
這次換妳告訴我了
這個不可思議的世界的事情
曾經遇到的『光』的事情
さあ、あなたも歌ってよ――“あなたの歌”!
來吧,妳也一同歌唱吧ーー“妳的歌”!
そうだ自由落下なんだ
私の命は私のもの誰にも渡せないから
沒錯就是自由落體
我的生命是我的東西才不會讓給任何人
私の限り
意志ある限り
只要還是我
只要還有意識
この旅路を――たとえ前に進まなくても
私を盡くすために――歩いていこう。
這趟旅途ーー即使無法向前邁進
為了貫徹我自己ーー踏出步伐吧
「私は、朔実(さくみ)、一ノ瀬朔実。――あなたは?」
「我是,朔實,一之賴朔實。ーー你呢?」