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[歌詞] 霜月はるか_蜘蛛の居る沼

宵町ウヅキ | 2012-12-15 22:04:53 | 巴幣 1008 | 人氣 3080

蜘蛛の居る沼

アルバム「虛木ノ咎人」
作詞:霜月はるか
編曲:MANYO
作詞:日山尚
歌:霜月はるか



今は昔 古き里の仇(かたき)を 追い掛けて幾千里(いくせんり)
化けた蜘蛛の主(ぬし)を殺め 毒に呪われた駆(からだ)

瓏月に痛む手腳(てあし) 見開く眼(まなこ)に闇模様(やみもよう)
吐(は)いた糸が息を止めて 倒れた命は絶える

苦しみも恨みさえ斷たれて 御空を仰のく
誰も訪れぬ此の沼 羽が迷い込みて

もしも 其の想いが 哀れな未練が 君が縛るのならば
倶(とも)に私と逝きましょうと云う
妖かしの蝶 鮮やかな袖を振る

刻は過ぎぬ 繋ぎ蝶を 憎みて追い掛けて幾千里
「何を求め 何を遺す?」問いに囚われた御魂(こころ)

朧月は今も照らす 靜寂に転がる亡骸
腐りながら骨と化せば やがては泥に変わる

現(xiàn)(うつつ)を択るがため 屆かぬ御空に刃向かう
桜の花散る 此の故郷で 獨(dú)り目醒めるなら

いつか 死を誘(いざな)う 優(yōu)しき契りが 誰の救いと信じ
羽を集めし竹籠抱える
蜘蛛の眼の蝶 白銀の罠を張る

夜に耀く蜘蛛の網(wǎng)(い)を飾る 空ろ木の名を借りて
枯れた野原も 黃昏の街に 狂おしく咲く
されど 其の想いを 哀れな未練を 嘆き続けるならば
千の祈りと燈を弔う
愛おしき蝶 艶やかな羽で舞え

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